( ・∀・)「mi-yanさんは安い時計をさらっと着けますね」


と最近言われました。
褒められているわけでも無く、そもそもROLEXやOMEGAを持っていないので高い時計を着けようが無いのですが(笑)


カシオスタンダードFAN


こんなページ(今は更新終了)を持っていたくらい「時計に求めるものが他の人と少し違う」のは自覚しています。


 

時計を着ける意味


時間(日付)ぐらいはスマホで分かるご時世です。
何の為に時計を身に付けるかも、これまでとは意味合いが変わってきたのだとは思います。


①アクセサリー(宝飾品)としての時計
②道具としての時計


時計の存在意義はこんなところでしょうか。


かつて時刻というものは「鐘を鳴らす」などして、行政が民衆にお知らせするものでした。
それが時計の誕生により「個人が把握」できるものに変わりました。もちろん簡単に購入出来るような代物ではありません。
お金持ちのお屋敷に大きな時計が置かれているのは富の象徴だったのです。
さらに小型化がなされ、懐中時計~腕時計にまで進化しましたが「時刻を知ることが出来るものを携帯する」ことは無茶苦茶贅沢だったのです。


( ≧∀≦)「持ってたら自慢できるね!」


だからこそ高級な時計は宝石などで飾られることが自然の流れでした。
そして時計=宝飾品という方程式が生まれた訳です。


ただ実際、機械工学の最先端でもあり、加工や製造、メンテナンスも凄く大変な時計は、何も装飾が無かったとしても、安くはならなかったんです。


日本人がやらかすまでは。




SEIKOのクォーツ


機械的な仕組みで一定のリズムを刻むこれまでの時計と違い、水晶の特性(よくわからん)で超正確なリズムを確保できるクォーツ時計の発明で時計の常識は変わりました。
やったのはご存知SEIKO。
時計の機構は簡略化され、大規模なコストダウンと共に「ほとんど狂わない」という驚異の技術が広まりました。


世界中の時計メーカーがSEIKOの野郎ぶん殴ってやる!と思ったことでしょう。
安い、でも狂わない。
時計は一部のお金持ちの持ち物ではなくなり、庶民が買える便利な道具としての側面がここで生まれました。


海外の時計メーカーは、SEIKOのような時計を作るか、今まで同様の宝飾品としての高級時計を作るか決断しなければならなくなったのです。





さて


話は戻ります。


①アクセサリー(宝飾品)としての時計
②道具としての時計


このどちらの見方も出来ることは分かりました。
そして現代。


・宝飾品としての超高級時計
・素材やデザインに拘った高級時計
・見た目に拘ったデザイン時計
・カラフルでカジュアルなファッション時計

・機能や性能に特化した時計
・正確さに拘った時計
・耐久性に拘った時計
・シンプルさを追及した時計


こんな感じに時計はユーザーの要望に合わせて細分化されていきました。
ここで大事なのは「現代においては、ほぼ全ての時計は正確に時を刻む」ということ。
すぐに進んだり遅れたりする時計は不良品でも無い限り無くなりました。



では貴方は、どんな基準でどんな時計を選びますか?






男性用アクセサリーとして


男性は女性と比べれば(平均的に)一度に身に付けるアクセサリーの数が少ないです。
女性が普通に身に付けるピアス、ネックレス、ブレスレット、指輪、ヘアアクセの類いは、着けたとしても1~2個。1つも着けない方が一番多そうです。
これらはオシャレアイテムですので、着けなくても仕事や生活に困ることはほとんどありません。


でも着けた方が何となく嬉しい。


男性の腕時計は、これらのアクセサリーを統合したアイテムなのです。


時間を知りたいだけならスマホがある。なので絶対必要なアイテムではありません。
時刻も知ることが出来るアクセサリーとしての時計を身に付ける。現代ならではのスタイルだと思います。




純粋なツールとして


時刻を知る、という目的において最適化されたツールは時計です。スマホはその点において時計に勝てません。
時刻を知りたいと思ったら「1秒」もかからない。しかも普段は邪魔にならない。
これはやはり便利です。


職場によってはスマホの持ち込みが不可能な場所もあります。機密保持や安全の為に仕方の無いことです。医療の現場でもそうした話は聞きます。このような場所で重要性を増してくるのは、やはり腕時計。
純粋なツールとしての時計の需要は無くなりません。



※零下40℃の冷凍室で作業する友達は「G-Shock以外は壊れるから」という分かりやすい理由でCASIO大好き。






自分に合った時計を選ぶ為に大事なこと



やっと本題です。


(*・ω・)「うーん(別に要らないけど買うとしたら多少は高価なものを着けないとなんだか格好悪いよなあ・・)」



おっしゃることは分かりますが、ひと昔前をは違い、時計というものは「大人の男の必須ツール」「年齢に見合ったもので自分を飾ろう」みたいな要素はほとんど無くなってきました。
何度も言いますが、ぶっちゃけ必要無いものですので。



それに「時計は良いものを1個所有していれば良い」と決めてしまっているから変なことになるのです。



例えば有名芸能人やモデルさんが「ブランド物の高級アクセサリー」しか持っていない訳ではありません。その日に着ている洋服や、シチュエーションに合ったものを価格に関係なく着けているわけです(たまたま高価なことは多いですけれど)。
だからこそ、そのチョイスのセンスが参考になるわけで、服や靴、アクセサリーや髪形など、全てをトータルでコーディネートしていくことが大事だと誰もが言うことでしょう。
要するにバランス、な訳ですが、そのあたりオシャレさんは「敢えて」少しバランスを崩すことで、特定のアイテムを際立たせたり、個性を演出したりが出来るわけです。





時計に話を戻しますが、要するに普段の自分に合った時計」を価格に関係なく選ぶことが出来れば、普段それを着けている姿を誰が見たとしても、決して変ではありません。
仮に1000円の時計を着けていても、それを見た人が「この人は1000円の時計しか買えないんだ」とは思いません。むしろ1000円のTシャツを着ている時に1000円の時計はジャストフィットな気もします。


これは個人的な感想ですが、仮にビジネスにおいて


・トムフォードやD&Gのスーツを着て時計を着けない
・格安スーツを着て時計はロレックスのデイトジャスト


というトリッキーな方よりも


・7万円くらいのセミオーダースーツを着てSEIKOのブライツを着けている


人の方が一緒に仕事をしていく上では信頼できます。
バランス感覚というのはその方の内面を現していることが多いです。アタクシはそう思います。



具体的に「どんな時計を選べば良いのか?」という質問に対してはまず「自分が周囲からどんな風に見えるか」という客観的な視点を持った上で、その「自分」に合うと思うものを選べば良いのです。

・仕事をしている自分
・遊びに出かける自分

という2つがイメージできるならば、その自分に合う時計は「2個」要りますね。
服も靴も1個しか持っていない方は少ないと思います。時計も同じです。



もうお分かりいただけたと思いますが、貴方に「似合う」時計は貴方自身のライフスタイルの変化に伴い、どんどん変わっていきます。
もっと気軽に、例えばその日に履く靴下を選ぶくらいの感覚で、時計を身に着けるようになれば良いのではないかとアタクシは思います。






注意:時計の固有名詞やブランドを実名で出しておりますが、本文を読めばお分かりいただけるように、特定の製品や使用者を称賛したり非難したりする意図は全くございません。




※ここから先は蛇足かもしれませんが、VAPEブログとしての追記となります。



VAPEのアトマイザーやMODは、時計と同じようなものだと思います。
自分に「似合う」ものを使っていれば、周囲から見て「変」ではありません
ご自身のライフスタイルの変化にともない「似合う」ものが変化していくこともあると思います。


時計は「時刻を知る」という機能
VAPEは「煙(蒸気)を吸う」という機能


価格が違っても基本となる機能に差はありません。
時計をVAPEMODに置き換えて見てみましょう。


・宝飾品としての超高級MOD
・素材やデザインに拘った高級MOD
・見た目に拘ったデザインMOD
・カラフルでカジュアルなファッションMOD

・機能や性能に特化したMOD
・正確さに拘ったMOD
・耐久性に拘ったMOD
・シンプルさを追及したMOD


何となく、しっくりくる感じです。
我ながら驚いております。


どんな機材を使おうと、貴方の自由です。
自分が働いたお金で購入したものなら、時には自慢したって良いでしょう。
それが貴方に「似合っている」のならば、誰も文句は言いませんし、言われたとしても的外れです。


もしも、文句の声が予想外に多かった場合。


・・・たぶん、それ、あなたに似合ってないんだと思いますよ