ユニクロ好きなアタクシは同じサイズの物を2着買って着回すのが日常です。色だけちょっと変えます。オシャレw


好きなアトマイザーも2つ買います。色は変えます。補修部品(パッキンとか)が二倍になりますが、同じところがダメになることは意外に少ないので、結果お気に入りのアトマイザーを長く使うことが出来ます。
意識高い感じw






既成服の始まり


昭和38年。
日本に既成服が誕生した(と言われる)年だそうです。
今では「既成服」という言葉自体が忘れられようとしています。
これ以前は今は当たり前になっている洋服のサイズ別展開が(実質)無かったので、服を買う際にはオーダーメイドが当たり前でした。


※実際はイージーオーダー


サンプルがマネキンに着せられていて、それが売り場にズラリと並び、それを見てお客さんは服を注文する訳です。
前金で納期は約一週間。
男性のスーツや、女性のワンピースなど、フォーマル寄りの服はこうして買うのが一般的だったそうです。



(* ̄∇ ̄)「じゃあカジュアルな服は?」



信じられないかもしれませんが、お母様の自作です。
当時の主婦の誇る最強のスキルは家族の服は自分で作るというもので、必須となるのが「ミシン」と「裁縫知識」です。
今で言うところの「○○服飾学校」みたいなのが猛威を奮っていたようで、それこそ若い女性は「婚活」要素を多々含むこのスキルを高めていったのだとか。


(*´∀`*)「今もあるユザ○ヤさんとかに来る60前後のお姉さま方は、この時代を経験しているからこそ生地を見ると裁縫魂が燃え上がるのかしら?」


あるかもしれませんね。
現代では一部のハンドメイド作家(モドキ含む)さんの仕事道具や、子供が居る家庭で雑巾を縫うくらいしか活躍しないミシンですが、かつては主力装備として使われていたんですね。



その後、伊勢丹がリーダーシップを取り国内の様々なメーカーやデザイナーを巻き込み(協力してもらい)、蓄積したイージーオーダーの注文データから、日本人の体型に合わせた既成服が作られるようになりました。


皆さんもスーツを買いに行くとAとかBとかABとかハンガーの首もとに付いてますよね。
あれが体型を表す記号です。
女性の場合は7号とか9号とか聞けば馴染みがあると思います。
あれがあるからこそ、どこのお店に行ってもぴったりの服が選べるんですが、あの規格を日本人の体型に合わせて、パソコンも無い時代に膨大なデータを分析して作ったって、本当にすごいことだとアタクシ思います。




サイズが決まるとデザインが生きる


こうして規格が決まったことで、完成品が売り場に並ぶようになります。


さあ、何で選びます?


デザインですよねー


これを期に日本のファッションは一気にオシャレ路線を進んでいきます。
伊勢丹は別名「ファッションの伊勢丹」と呼ばれていたこともあるそうです。そりゃそうだね、納得。




ということで何にも着たくなくなるぐらい暑い日が続きますが、服を買いに行く際は、今回の話を少し思い出しながら選んでみてはいかがでしょうか?


くれぐれも熱中症には気をつけましょうね。


ではまた。