二十歳くらいの頃、夏休みに友人4人で黒いダイヤ「オオクワガタ」と獲りに出かけたことがありました。
男子の馬鹿指数が生涯最高値をマークするのがこの年頃です。
一匹10000円で売れると聞いた我々は



(=゚ω゚)「俺はオオクワガタを20匹捕まえて一人暮らしを始める!」
(*・ω・)「オレは単車買う、いや、少し我慢してハーレーの頭金にする!」
(*^・ェ・)「俺はギター。フルオーダーの俺モデルを作ってもらう!」
(*゚∀゚)「僕は〇ープ何回も行く!」



夢がモリモリ、もりがユメユメです!



夜のトラックターミナルで爆睡していたら朝になり、強い日差しで車内はすぐに蒸し焼き状態。全員もれなく熱中症になり、近くの海水浴場で海に飛び込み体温を下げ、なんとか生還、その後は急に賢者化して



(=゚ω゚)「帰ろう・・・・」
(*・ω・)「ああ・・」



と帰路につきました。
オオクワガタ?コクワガタのメスが駐車場で仰向けに転がってるのを見ただけだよw






夏休みの終わりはメスだらけ



夏も終わりに差し掛かると、カブトムシやクワガタは(どうも他の昆虫もそうらしい)何処を探してもメスばかりになります。
子供電話相談室ではありませんが、一度詳しい方(昆虫を扱う業者さん)に質問してみたことがありました。



(。・ω・)「さなぎから成虫になって地上に出てくるのはオスの方がメスより早いのです」
(*゚∀゚)「夏の始めはオスばっかりなの?なんで?」
(。・ω・)「色々と説はあるんですが一般的に強い子孫を残す為だと言われます」



まずオラオラ系のオス達が地上に現れ、龍が如くのような闘争を繰り広げます。
その結果、体格、戦闘技量、基礎体力、知能レベル、勇敢さ、幸運、に優れたオスが「エサが豊富で危険の少ない快適な土地」に自分のシマを築きます。
弱いオスは棲み処を追われてしまうのです。
闘いがほとんど終幕に近づくと・・



(*´Д`*)「今年はなんだか暑いわぁ~」



ようやくメスが羽化してきます。
彼女達の目の前には「漢の中の漢」しか居ません。
つまり恋愛経験が未熟な彼女達でも、見かけ倒しの腰抜け野郎や、女を食い物にするゲスに引っ掛かる心配が無いのです。


これが結果的に強い子孫を残すことに繋がるとされ、カブトムシもクワガタも夏の始めはオスばかり、夏の終わりはメスばかり、という減少が起こる原因なんだそうです。



(*゚∀゚)「その漢の中の漢たちはどこに行ったの?」
(。・ω・)「死にます。夏の始めに飛ばしすぎてますからね、弱ったところをタヌキなんかに食べられてるんじゃないでしょうか」
(*゚∀゚)「そうなのか・・・・」



そもそもオスは角がデカいのが災いしてあまり遠くに移動出来ない(飛ぶのが下手)のだそうで、その結果エサをお腹いっぱい食べられなかったり、割と短命なのだとか。
その点メスは飛行能力が高く、エサを探して長距離移動することもあるそうです。卵産まないといけませんからね、栄養たくさん必要なんだと思います。



(*゚∀゚)「兵どもが夢の跡・・か」



なんというか、オスの生き様を見ていると同じ男として胸に何かこみ上げてくるものがあります。え、こみ上げてこない?