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商品名:Galaxies mtl squonk rdta(ギャラクシーズMTLスコンクRDTA)
メーカー:vapefly
タイプ:RDTA(変形2ポスト2ホール)
容量:2ml
径:22.2mm
接続:510(BFピン付属)





vapeflyのBF対応RDTA、Galaxies mtl squonk rdtaのインプレッションです。




RDTAファン垂涎のアトマイザーがついに(少し前に)発売されました。
約22mm径でMTL特化!
MTL祭りでRDAやRTAが盛り上がっていたのを傍目から羨ましく見ていましたが、ようやくやっとRDTAにもMTLの波が届きました。
遅いよ!
いや、忘れられてないだけ良かった。


※今回の記事に掲載の画像は実際に使用中に撮られたものです。ややお見苦しい点も御座いますが、リラルだ、という風に感じていただければ幸いです。綺麗な画像は諸先輩方のブログなどでご覧ください。




セールスポイント!


・径は22.2mm
・シングルコイルビルドに特化したデッキ
・MTL吸いに適した構造
・タンク容量は2ml
BFピン付属
・3Dエアフロー構造
・トップキャップがストッパー付きで空回りしない構造(タンク分解、MODへの取り外しが地味に楽)
・リキッドチャージ穴に弁がある



外見上の特徴


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吊り鐘型のフォルムで、上部はドリップチップに向かって絞られたデザインです。
ヒートシンクっぽいスリットが特徴的です。
側面には星座を模した模様があり、星の部分に空気取り入れ口を配したオシャレな設計。
星座モチーフですよ!星座!
野郎クサイVAPEの世界には似合わないんじゃないでしょうか?
これはSSなので白銀聖闘士ですね。
カラーバリエーションは黄金、白銀、暗黒、あとはレインボーの4種。


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ドリップチップは二種付属していて、長さと内径を好みで選べます。もう一個のやつは黒く長いです。


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トップキャップ裏は段階的に空気を絞るような構造を採用しています。
リキッドの結露がかなり付くので、ミストの収束効果もあるんじゃないでしょうか。



RBAデッキ


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写真見にくくてすいません。

vapeflyはGalaxiesシリーズ(RTAとRDA)で一世風靡したメーカーです。
やや飽和状態のアトマイザー部門に殴り込みをかけ、なおかつ風穴をあけた実力は本物でした。
このRDTA版ギャラクシーは、じゃんけんなら完全に後だし。
今までの他社のRDTAの良いところを掬い上げ、悪い部分をカットしながらギヤラクシー魂を埋め込んでいます。



このギャラクシーのデッキは、一見極細穴を1つ使ったボトムエアフローなのですが、実はコイル両側に位置するネジを緩めると、そこからエアーが吹き出す構造。
これはAugvapeのmerlin MTL RTAにも似た機構が使われています。
これによりGeekvapeのAmmitシリーズのような3方向からの3Dエアフローと同じ効果を得られます。


リキッドチャージ穴は独立しており、筒状のパーツにユニコーンボトルを差し入れてチャージします。
この筒はバネが仕込まれており、押し込むとタンクに繋がる穴が開き、離すと戻って閉めるという弁になっています。
チャージ穴やコットンホールの位置などHcigarのFodi F2を彷彿とさせますが、栓でリキッド穴を塞ぐFodiと比べると、青銅聖闘士から黄金聖闘士になったぐらいの格段の進化です。


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秀逸なのがワイヤー固定部分よりはみ出した分のカットがしやすい&多少残っても曲げて収めることが可能なこと。
ショートの危険を減らせるのはとても良いこと。
固定部には溝が出来ていて、ワイヤーも逃げないように工夫されています。


左利きでも組みやすいし、しかも早く楽に組めて失敗もし難い。本当に至れり尽くせりアトマイザー。





スコンカーで使えるぞ!


2018年はRDTAもBF対応が必須!と言わんばかりの仕様。
サイズ(径)がサイズなのでだいたいのスコンカーに載せられます。
アトマイザー内のリキッド残量も一目瞭然で、とっても親切です。


スコンカー運用前提ではなく、通常運用もしやすい(リキッドチャージにしやすさ)点も高評価。






味の出方は高得点


先輩達の良いところは盗んで学んで、さらに自社アトマイザーのノウハウまで盛り込んだ訳ですから、これで不味い筈がありません。
DLで爆煙したい方はそもそも買わないでしょうが、MTL特化型としては、エアフロー調整など非常に良く考えられており、期待通りの味が思い通りに出しやすいと思います。







vapeflyの名をさらに上げたアトマイザー、Galaxies mtl squonk rdtaは少年の心を忘れかけた大人たちを明日の勇者にしてくれるRDTAなのです。










インプレッション





Gaia RDTAやNixon RDTAなど、今までBF対応RDTAが無かったわけじゃありません。


ただ


22mm径の普通のシルバー(SS)が無かったのです。
これであのMODやこのMODにも合わせられるよ!




最初に漏れの話から



いきなりでアレですが、購入時に既に



(*・ω・)「漏れるという噂がありますがどうなさいます?」



なんてお店で言われてしまったもんですから、ドキドキしながら使っていました。
ガラス接合部から?まさかパーツの合間から?エアフロー逆流?でも、上から漏れるなんてのはデフォルトですし。



(☆゚∀゚)「ど、どこからでも来なさいっ!」



いや、実はアタクシの個体は漏れないんですよ。
たぶん日頃の行いが良いのか、あるいはメーカーがこっそり対策したのか、またはいつも通りに使用前にバラして各部をしっかり締め込んでいるからか、それは分かりません。
漏れて無いのですから原因も対策もアタクシには分かりません






どうやってもキツめのドロー。だがそれでいい!



残念ながら商品名にMTLと書いてあるのに、ドローが重くて吸いにくい、とか、はたまた低抵抗コイルを組んだ上で高ワッテージで吸って、熱くて吸えない、なんていう感想をネットに垂れ流す方が、ごく稀にいらっしゃるようですが、例えばセダンで荒地を走って走破性はSUVには及ばない、なんてレビューが雑誌に載っていたら・・


( ゚∀゚)「(何言ってんだこいつ・・)」


となりますよね。
MTLなので重くて当然、しかもエアフローコントロールは片側を閉じられる設計。ただ重いだけでなく、微妙な調整が可能な重さです。ここなんですよ個人的に大事なのは!







メインの空気吹き出し口の高さと位置と大きさが素晴らしい




たまにあるのですが、空気の取り入れ口側は「針の穴」のように細く調整出来るのに、肝心の吹き出し口側が・・



(。・〇・)ノ あんぐり・・



という仕様のアトマイザーは基本的にMTLに向いていません。
小さな取り入れ口から入ってきた僅かな空気を、漏斗のように絞って出すことで速度と圧力を稼ぎ出し、コイルにレーザーのように当てることで冷却とミスト発生を促すのがMTLのスタイルです。


ということで、MTLをウリにしているアトマイザーは基本的に最小の空気取り入れ口の大きさよりも、吹き出し口の大きさが小さくなければ成立しないのです!


という点で見てみれば、このギャラクシーは理想に近い構造をしていることが分かります。


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(*・ω・)「でもさ、取り入れ口を2個使う場合は、あまりに吹き出し口との大きさの差があり過ぎない?」



そうなんです。
でもそれに対応したのがGalaxies節とも言える「ネジ開放式のサブ吹き出し口」です。
これにより取り入れ穴の選択バリエーションに合わせて、全条件において


取り入れ口のサイズ≧吹き出し口のサイズ



が完璧に行えます。たぶん。



(=゚ω゚)「すごいねギャラクシー!」







ドリップチップ取り付け部分の思いやり




RBAにおいてコイルを上に上げ過ぎてドリチを焦がした、あるいはミストで火傷した、はたまた金属ドリチがコイルが触れてホットスポットが同時多発しコットン即死、果てにはドリチそのものがヒーター化・・


コイルを上に上げ過ぎて起こるトラブルは、なかなかハードなもの揃いです。
RDA、特に背の低いタイプでよく見られます
笑っている場合じゃないのが、ショートの危険性があるということ。意外に盲点なので要注意です


この件に関して言えばアタクシは昔グランドスラムを達成していますので、何でも聞いて下さい。危機回避は経験者に訊くのが一番早いと思います。



( ・∀・)「油断しないこと(経験者談)」



なんで急にこの話なのかと言えば、このギャラクシーもコイルの位置がドリップチップ底部と近いのです。



※デッキにはコイルジグ用の溝があり、それに合わせて2.5mmコアぐらいのコイルを設置すれば、ほぼメーカー想定の位置と重なり、チャンバーの天井には触れることは無いでしょう。



(*・ω・)「天井に触れなくても、ドリチの差し込み部分が長いと触れちゃうことがあるんだよね」




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ギャラクシーはドリップチップを外すと窪みがあり、その中央に穴が空いているような構造です。
穴の下にコイルが見えます。
実はこの窪みが存在することで、差し込み部分が長いドリップチップの底部がコイルに接触しないように、物理的に遮断しているのです。


まあ、ここにリキッドが溜まって汚くはなるのですが、安全性はとても高くなっています



(=゚ω゚)「じゃあお気に入りのドリチをとっかえひっかえ楽しめるね!」
(。・ω・)「純正もギャラクシーっぽくていいんだけど、せっかくだから手持ちの中でカスタマイズもしてみたいよ」



そう思いますよね。
当然そう来ます。


ここまで死角の無かったGalaxies mtl squonk rdtaに思いもよらぬ落とし穴が待ち受けていたのです。







ドリップチップを交換すると恥ずかしくなる




(*゚∀゚)「・・・・え?」



タイトルでこの先の内容お分かりになった方は、すでにこのアトマイザーを購入された方だと思いますが、しばしこのままお付き合い下さい。





交換してみた





①よくあるタイプのカラフルな奴に変えてみたよ。

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(*・ω・)「トップキャップのフォルムとあんまり合ってないんだよなあ」





②外径だけ太くなったなんちゃってワイドボアに変えてみたよ

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(。・ω・)ノ゙「ないわ、これはないわ」





③MTLっぽい細長ドリチに変えてみたよ

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(☆゚∀゚)「んー、これはなんかアリだな!キュッと味が濃くなってるイメージもあるしね」





④弾丸フォルムのドリップチップに変えてみたよ

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(≡ω≡.)「なんだろう、これを吸うのはちょっと恥ずかしい・・」





⑤Merlin MTL RTAのドリチに変えてみたよ

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(((( ;゚д゚)))「oh・・・・」

これはwwwwww





⑥さらにいろいろ変えてみたよ。

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(☆゚∀゚)「なんともいえねえー」





ここまで合わせ難いとはwww
ドーム屋根ってこんなところで苦労するんですね。

いや、⑤は雰囲気は完全に合ってはいるんだけど理性が邪魔をします
この組み合わせを屋外で吸ってはいけない・・
そう心の小宇宙が伝えてきます。


やはり純正メインに使うのが良いのかもしれませんね!










おすすめ度合い

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MTL向けではありますが、全開使用すると普通のシングル用RTA並みのドローとなります。この調整幅の大きさこそが、幅広いユーザーへおすすめ出来る証となります。

逆におすすめできないという方は、DL&爆煙を望んでいる方。
それ以外の方には普通におすすめできる機種です。
漏れについては分かりませんので、販売店へとご相談下さい。





まとめ



よほどVAPE好きなヘビーユーザーの方が開発に関わっているのかな?
と思うほど、細かな部分でもビルドする側の立場になって作られている感じがするRDTAです。
これが5000円前後で買えてしまうのですから、ありがたい話です。


このギャラクシーにどハマりした方は、ぜひ完売前にもう一個買っておくことをオススメします。
別にメーカーの回し者ではありませんが、これだけ良く出来たアトマイザーを消耗品(パッキンなど)の破損だけで使えなくしてしまうのはもったいないです。2個あれば破損個所が同じで無い限り、予備部品を融通し合うことが可能となり、結果かなり寿命を延ばすことが出来ます。


RDTA大好きなアタクシの個人的な意見とはなりますが、今後RDTAを発売する予定のメーカーは、一度Galaxies mtl squonk rdtaを見てからにして欲しいと思います。


2018年を代表するRDTAはどこから出てくるんだろう・・wotofoかな?Geekvapeかな?Bandyかな?なんて思っていましたが、まさかのVapeflyが予選最高得点を叩きだしました。
願わくばこのギャラクシーの人気を糧にして、また数年前のようにRDTAにも再びスポットが当たり、ファンが増えてくれればいいなと思っています。


最後になりますが、美味しい不味いは個人差があるので何とも言えません。ですが敢えてアタクシ個人がどう感じるか言わせていただけば☆5ランクのバカうまRDTA、でございました。


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VapeflyのBF対応RDTA、Galaxies mtl squonk rdtaのインプレッションでした。