今年は観光客がとても多かったという青森。
恐らくは涼を求めてでしょうが、食べ物も美味しいし自然も美しいし素敵なところです。行って損はありません。
アタクシも仕事で何度かお邪魔しています。
ただし真冬に行くのはややキツイです。





軍民共用の三沢空港



出来れば新幹線でのんびりしながら行きたいのですが、時間を考えるとそれもなかなか難しいです。
青森といっても弘前と八戸は別の県ぐらい離れているので、羽田から飛行機で行く際には青森空港ではなく三沢空港を使った方が早い場合もあります。


三沢空港はやや特殊な空港で、航空自衛隊とアメリカ空軍と民間の飛行場が一緒になっているため、旅客機の隣で軍用機の離着陸や待機が行われています。
かなり前ですが三沢空港を使った際に、間近でF-4EJ改を見て、その厳ついフォルムと大きさ、デカイ音に圧倒されたことがあります。時代遅れの旧式機だと聞いていたのですが実物のイメージは大違いでした。


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F-4EJ改※画像は航空自衛隊HPより



ちなみに三沢は、ゴジラにも「三沢のF」という単語が出てくるくらいで、自衛隊の中でもそうしたイメージの強い基地です。怪獣が出たら真っ先に飛べと言われそうな部隊と装備が特徴です。
そんな航空自衛隊三沢基地に国内初のステルス戦闘機(F-35AライトニングⅡ)が配備されたのが最近のこと。


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F-35A※画像は航空自衛隊HPより




(。・ω・)「F-35はあの寸詰まりのずんぐりむっくり感があんまり綺麗じゃないんだよなー」



ステルス機特有の表面がヌルっとした感じと、引っ掛かりの無いデザインが個人的には面白くありません。とは言いつつ間近で見ると全然違った印象かもしれません。
三沢空港を使う際には今後目にする機会も増えるでしょうから、その時にどう印象が変わるか楽しみにしています。









ステルスMODが好き



アトマイザーの接続部分を低くすることで、セットアップ時の全高を抑えたMODをステルスMODと呼んでいます。
ステルス=隠密。という意味合いですが、要するに手に握った際に掌にすっぽり隠れるからそう言われているらしいです。
数年前にブームが起こり、大手メーカーからも商品がリリース。一個は持ってみたいという方もいらっしゃると思います。
アタクシ、ステルス戦闘機はそうでもないのですが、ステルスMODに関してはとても好きなので、つい財布の紐が弛みます。



ステルスMODの特徴



良いところ


・普通のMODより全体の高さが低く抑えられる
・アトマイザーが隠れるので、全体の雰囲気がMODに依存され、デザインに統一感が出やすい。


悪いところ


・基本的にシングルバッテリーなので出力面での限界は低い
・高さは確かに低いが、横幅や重さなど複数の面で増加傾向にある
・本体は隠れても煙は出るので根本的に存在の隠匿に役に立たない
・メーカーもネタとしてリリースしている感


これだけ見ても実際のメリットをデメリットが上回っているのが分かります。
次は構造的なものを見てみましょう。






ステルスMODの構造



アトマイザー接続部分を下げたことで、通常のBOX型MODと比較して内部スペースに余裕が無くなったのがステルスMODです。

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こんな状態のMODに制御基板を収めなければなりません。デザイナーが良いものを挙げても、実現不可能ならば意味がありません。
各社頭を悩ませて解決策を模索しました。





①基板の搭載を諦めた


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最低限の安全回路(短絡保護など)だけ搭載して、出力調整や温度管理機能を捨てたケースです。
確かにこれなら解決。ではあるんですけどね。

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EleafのiKONNがこのタイプ。
セミメカと呼んでいるスタイルですね。




②基板をアトマイザー接続部分の下に搭載

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これをやると普通のBOX型MODより本体の背が高くなる場合が多いです。アトマイザーは下がるので気にならない、かも。
電池収納部分の上に余裕が生まれるので、ここにボタンを配置することも可能です。


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Teslaのstealth70w。
アトマイザー接続部分の下の小さなスペースにディスプレイがあるのですが、小さすぎて確認が大変。





③普通に基板を収めたら何だか横幅がデカくなった

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普通のBOX MODの横にアトマイザー接続部分を生やしたような格好なので横幅がデカく、いや、全体的にもうこれはステルスなのか?という感じ。

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Witcherはまさしくこのタイプ。
これが手のひらにすっぽり、という欧米サイズの掌をお持ちの方は居るには居るようです。
カッコいいんですけどね。






④バッテリーをLipoにして空いた隙間に基板を収納

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実はこれが一番しっくり来ます。
しかしアタクシ、このタイプを思い付きません。
出力調整や温度管理をフル装備させて、見た目はコンパクトに抑えるならば、これくらいしか無いのですが。





まとめ



一言にステルスMODと言ってもいろいろなタイプがあるのが面白いところです。



(* ゚∀゚)「なるほど、これはこんなやり方で基板とバッテリーを収めたのねー」



なんて考えながら見ていくと、ステルスMODの魅力がより理解出来るかもしれません。
普通のBOX MODでいいじゃん、という方がいるのも勿論理解していますし、そろそろ絶滅しそうなカテゴリーだということも分かっていますが、こうした機種をデメリット込みで楽しく使える人の方が、きっとVAPEを楽しむ、という意味では幸せだと思います。