最近VAPEショップの閉店の話や噂をよく耳にするようになりました。
どんな業態でも「失敗」からの閉店というのは悲しい気持ちになります。


そういえば


元同僚が独立してお店をやっていたのですが、そのお店のブログが1年半も全く更新されていなかったので、アタクシ勝手に・・



(*・ω・)「うむ、人生はいろいろあるよねー」



と思っていたのですが(冷たい)この度めでたく更新され、生存確認が出来ました。



(*・ω・)「無事ならマメに更新しろよなー」



自営業になってから、会社員の気楽さが分かったなどと言っていた彼ですが、ぶっちゃけまあそういう意見も分かります。


ひとつの会社に長く居るメリットとしては


①昇給がある
②仕事に慣れる
③同僚とのコミュニケーションがしやすい
④ローンの審査が通りやすい


などいろいろありますが、経営状態が健全な会社ばかりではなく、突然職を失うことも充分にあり得るのが怖いところです。
再就職の際に前職を辞めた理由を聞かれるかもしれませんが、その理由が「会社が倒産した為」というものである場合、アタクシの聞く限りでは採用担当者に特に悪い印象を与えません。


※倒産の直接的原因を作った当事者である場合は除きます


そういうわけですので、胸を張って再就職先を探しましょう。
ただし問題なのは年齢。
30代前半までは比較的仕事は見つかるかもしれませんが、40歳を過ぎるとほぼ絶望的であることは、知っておいた方が良いでしょう。
不安を掻き立てる文章が続きますが、年齢的に近い方は心して読んで下さい。







40歳を過ぎて職探しなど狂気の沙汰



45歳。
仮に男性とします。
前の会社では勤続20年。知識も経験も度胸も人望もそれなりにあったとします。
なので仕事もそれなりにノウハウがあり、そこそこの給料も貰っていたとします。
奥さんや子供も居たとします。
クルマや自宅のローンも残ってるでしょう。



(。・ω・)「俺は自分で言うのも何だが、そこそこ優秀な人間だと思う」



企業の募集要項を見ると『年齢不問』というのが結構あります。そうしたところを狙い撃ちにして面接に行ったとしてこうした人が採用される確率は、ほぼゼロに近いです。



(。・ω・)「年齢不問って書いてあったから、他に問題があるのか?」



いや、年齢です。
年齢を指定して募集するというのは10年ぐらい前に厚生労働省からダメ出しが出ていますので、タテマエとしてそう書かれているだけです。



(。・ω・)「でもそれはおかしい!前の会社では凄かったんだぞ俺は!」



勤続20年。20年式のクルマに例えてみます。
つまりあなたの元居た会社は、20年前に新車であなたを購入したとします。
当時は今とは違いスポーツカーの全盛期でした。
その中でもトヨタのスープラ(JZA80)なんかは花形だったと思います。
あなたをこの名車に例えてみましょう。


直列6気筒シーケンシャルツインターボ
前後ダブルウィッシュボーン
ゲドラグと共同開発した6速MT


まさにトヨタのフラッグシップスポーツに相応しい性能ですね。



(。・ω・)「うむ」



さぞ速かったことでしょう。
素晴らしい成績も収めたことでしょう。


ですが走り続けて20年経った今、オーナーの変わったあなたを「欲しい」と言う方はよほどのマニアしか居ません。


今は平成30年。
ほどほどに荷物も詰めて、楽に乗り降り出来る、静かで居住空間の広いクルマ。
しかも誰でも運転しやすく、自動ブレーキなどの安全装備もどんどん普及しています。
燃費が良いのは必須条件。
そうしたクルマが求められています。



(。・ω・)「そ、それは・・」



自動車税・重量税は新車の約1.6倍。
狭い車内と限られた積載スペース。
熟練を要する6速MTと出力過剰なツインターボとその騒音。
故障の際には部品取り寄せに時間が掛かり、気付けば何かが漏れている。


それが20年経過した貴方なのです。


前の会社に20年掛けて「乗り潰されたクルマ」が貴方なのですよ。
いったいどこの会社が進んで採用するでしょうか?
余裕こいて職探しなどアタクシから言わせれば狂気の沙汰としか思えません。



。゚(゚´Д`゚)゜。「わあーん悪かったよう!薄々感じてたけど考えたくなかったんだよう!」







40歳を過ぎたら仕事は自分で作れ



反感を持たれるのを承知の上で過去の名車を名指しで登場させてしまいましたが、こうしたクルマが光るのは、仲間同士で集った時です。
往年の名車がズラリと並んだ姿は胸が熱くなります。


これは人にも言えることです。


知識と経験と度胸と人望があるオッサン達が集まります。もう、既に何か成し遂げそうじゃありませんか?
もうどこかの会社に雇ってもらうことなど考えず、自ら会社を立ち上げ、仕事自体を生み出せば良いのです。

何せ経験豊富な人々の集まりです。
それぞれ資金集めが得意だったり、企画が得意だったり、営業が得意だったりするんですから、なんとかなるものです。


ほら、面白くなってきたでしょう?


不安を希望に変えることは、それほど難しいものでは無いのです。