度々話題になる喫煙マナー。
電子タバコも例外ではありません。



(*゚∀゚)「そもそもマナーとルールは何が違うのかね?」







マナーとルールは何が違うの?モラルって?



ルール:文章によって定められ誰もがそれを確認できる規則
マナー:礼儀や社会的な気遣い。原則として規定はないので確認が困難な場合もある


ルールは破ると場合によっては違法行為となり罰則。マナーは破っても捕まりませんが、(注意はされるかもしれません)無礼で気遣いの出来ない人だと周囲に思われます。



(*゚∀゚)「モラルとは何が違うの?」



モラルとは


モラル:個人の持っている道徳感や人間的資質


とされています。
分かりやすく言えば、モラルの高い低いによってルールやマナーを守れるかどうかに
差が生まれてくる
、というような感じです。モラル違反とかモラルを破る、という風には使わないと思います。


都内は路上禁煙の場所がほとんど。
なので定められた喫煙所以外の公共の場でタバコを吸えばほぼ間違いなくルール違反になります。
定められ喫煙所内で吸っていても、灰皿以外の場所に灰を落としたままにすればマナー違反です。


各種電子タバコ(加熱式・VAPEなど)についてのルールはまだはっきりと決まっていないところが多いようですが、ショップやメーカーなどの取り組みにより、紙巻きタバコに準ずる吸い方のマナーをユーザーに広めていっているのが現状です。











マナーからルールへ


マナーの中には『ちゃんと守ってもらわないと危険』というものも実際に存在します。
電車への乗車マナーの代表格として知られるのは・・



( ´_ゝ`)「駆け込み乗車は危険ですのでお止め下さい」



これは危ないし迷惑です。
こうしたマナーを守らない人が増えてきた場合、往々にして行われるのがルール化です。
ルールとして規定し破ったら罰則が適応されるようにすることで、周囲のちゃんとしている人達の安全を守るのです。
そして一度ルール化されたマナーは、罰則が厳しくなることはあっても軽くなることは、まずありません。



( ̄∠  ̄ )「マナー違反って言っても法律で決まってるわけじゃないじゃん!別に捕まる訳じゃないんだし文句言うな!」



こういう人が増えたり、マナー違反の回数が重なり周囲への迷惑指数が一定を超える
と、新しいルールが増える場合が多いのです。
ただし、きちんとマナーを守っていた方へ対しての過剰な制約とならないように、比較的ゆるいルールから決められ、様子見となることはあります。
この段階で状況が改善すれば良いのですが、そうならないと厳しい罰則と共に適応エリアの拡大などが待っています。


『世界のルールは最下層のモラルに合わせて作られている』


誰が言い出したか知りませんが、何とも皮肉な表現ですね。
悲しいことに反論が出来ません。




 







ルールとマナーを守らせる方法



ルール決めが行くところまでいかないうちに、何とか多くの方にマナーを守ってもらおう、という動きは様々なジャンルで起こっています。



(*゚∀゚)「いっそのこと全部ルール化して超厳しい罰則を作ろう!」



中学生の発想ですか?


ただ実際にマナー違反に対処する為の時間やお金が必要無くなるならば、税金ももっと有効に使えそうではあります。
とにかく自発的にマナーを守ってもらうしかありません
ですがその為にお金はあまり掛けられない。



そこで活用されているのが


『社会的証明の原理』『同調現象』


という2つの心理効果です。









よく見るアレ



人の流れに従って・・という表現がありますが、無意識に他人の行動につられて
しまう現象が社会的証明の原理
そして他人と同じ行動をしている時に感じる安心感を同調現象と呼びます。


この2つを利用した身近なものに、トイレの貼り紙があります。


いつも綺麗にお使いいただきありがとうございます


よく見るアレです。
非常に人間心理をうまく利用しています。




貼り紙を見た人の心理


・他の人は綺麗に使っているんだろうな・・自分も綺麗に使おう、と思う。

・自分も他人と同じように綺麗に使ったという事実に安心する。




もちろん全ての人が綺麗に使ってくれる訳ではありません。
でも最初から綺麗に使っている人+貼り紙を見て綺麗に使おうとした人の総数が増えれば、トイレは汚れ難くなり掃除の時間と手間、使い人の迷惑は確実に減少します。
紙一枚でこれだけの効果が出たなら大成功です。



ポイントとなるのは


①自分以外の大多数の行動
②具体的に何をするのか


この2つが明記されていれば、貼り紙1枚で多くの方に自発的に行動を起こさせることが可能です。













電子タバコのマナーについてはどうなの?



電子タバコについては、条例の有無、害の多い少ないに関わらず公共の場での使用については喫煙所・喫煙席で吸うことがマナー(場合によってはルール)とされています。
これを守ってもらう為に貼り紙、もしくは情報として広める為にはどんな文面が良いのでしょう。



(☆゚∀゚)「電子タバコは喫煙所で。※現在多くの方に協力していただいております」
(*´∇`*)「ここは禁煙席です。電子タバコをご利用の皆様は喫煙ブースをご利用されています」



いいんじゃないでしょうか。
心ある方ならば



(*゚∀゚)「ああそうなんだ」



と理解ある行動をしてくれそうな気がします。









まとめ



どうしてもマナーを守ってくれない人というのは


モラルが低い


ということになりますが、道徳的、人間の資質的なものを他人が簡単にどうにか出来るものではありません。ここをどうにかしようとすると膨大なお金と労力が掛かりますので、考えるのは止めましょう。


ただ


モラルの低い人と自己顕示欲の強い人には共通項が多いともいいます。
これを利用して『褒め殺し的な謝辞』を使う誘導の方法もあると思います。


そう考えてみるとトイレのアレは最後に『ありがとうございます』で結ばれており、偶然かもしれませんが良く考えられているなあと思います。
こんなことを書いていて何ですが、アタクシも自分は大丈夫なんて考えずに、常に意識して行動できるようにしたいですね。
知らず知らずのうちに何かやらかしているというのは自宅に居る時には日常茶飯事ですので、外出した際には特に気を付けなきゃと感じます。