昔、大晦日の遊びとして「役目を終えた12月のカレンダー」の日付の下の余白部分31か所に様々な言葉を書き入れて、何個記憶出来るか?というのをやったことがあります。


1日 シベリアンハスキー
2日 味噌ラーメン
3日 知床
4日 ガニメデ
・・・・


という感じに脈絡なく書き入れていき、終わったら裏返して



(*゚∀゚)「1日は・・なんだっけ?」



とやるのです。
人間の記憶というものがどんな条件で発揮され、何故覚えていたのか、または何故忘れたのか、ということを意識出来るお金の掛からない遊びです。
覚えることが31個もあるので、工夫して記憶しないといけません。



覚え方の例


1日 シベリアンハスキー
1=わん
ハスキー=わんわん


2日 味噌ラーメン
2日→ににち→にか
にか→ニカ→カニ→蟹→蟹味噌


みたいな。


こうして頭の中で何かのイメージと重ねて記憶すると、覚えやすくなり引き出しやすくなることがわかりました。
実体験していなくても(していても良い)、自分に起こった出来事のようにある事柄同士を結び付けて記憶することを


エピソード記憶


と呼びます。










エピソード記憶



エピソード記憶の面白い特徴というのは


AとBを結び付けて同時に記憶している


という仕組みから


Aを見ると(その場では関連が無くとも)Bを思い出す


といった現象が起こることです。


このAとBは別に実在する物質や出来事である必要は無く『音楽』や『香り』でも同じことが起こるとされています。



(*゚∀゚)「あーわかる、SepulturaのARISEを聴くと浦安で自転車パンクさせたこと思い出すもん」



昔は音楽聴きながら自転車に乗っても違反ではありませんでしたからね。すっごいスネア響くなあと思ったらパンクしたタイヤからの突き上げだった、なんてこともあるかもしれませんが音楽については今回は横に置いておきます。



(*゚∀゚)「Boooooo!!」



VAPEブログらしく、ここは『香り』に着目していきたいと思います。











嗅覚受容体



人間には香りを感知出来るレセプターである『嗅覚受容体』の遺伝子が400近く存在するとされています。これは単純に400種類近い匂いを区別出来るという意味ではなく、数種類から数十種類が複合的に働くことで、無数の匂いを区別して認識することが可能、という意味です。


香りのエピソード記憶、という考え方をすれば


人間は香りと結びつけることで無数の記憶可能領域を持っている


と言っても良いでしょう。


これを意識的に使いこなすことが出来れば、テストに役立つだけではなく、仕事や人間関係もスムーズになる、のではないでしょうか?



(*゚∀゚)「でもさ、覚えておきたいことはあっても、それに対して同じだけの『対応する香りの元』が無いといけないわけじゃん。そんなのどうやって用意するのよ?」



あるじゃないですか。
無数にある香りの元が、ほら、すぐそこに・・



(*゚∀゚)「リキッドかっ!!」



その通り。











VAPEのリキッドを使った記憶術



まず用意するのは


『記憶したい事柄を記したメモや資料など』
『吸ったことの無いリキッド』


仮にここでは


記憶したい事柄:604年に制定された冠位十二階のついて
リキッド:キャラメルポップコーン


として話を進めます。


RDAよりもクリアロマイザーやRTAの方がリキッド残量を気にせず、うっかりドライヒットなんてことも無いので良いかと思います。
それではのんびりと吸い始めましょう。


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冠位十二階というのは、603年、推古天皇の時代に制定された身分制度です。
推古天皇というのは聖徳太子の叔母さんです。
ということで数少ない女帝の一人です。とても元気で長生きしました。


よく、どうして聖徳太子は有能だったのに天皇になれなかったのか?なんて謎っぽく言われますが、推古天皇がむちゃくちゃ長生きしたので聖徳太子の方が先に亡くなってしまったんですよね。
昔は策を巡らせて若くて有能な聖徳太子を中央政権から遠ざけようとしたりした叔母さんですが、いろいろあって甥と仲直りし、割と頼りにしていた感じです。


これまでは天皇に仕える臣下の上下は、生まれ、つまり名前である姓によってだいたい決まっていた訳です。ガチガチの世襲ですね。
でも、それだと『親父から息子、息子から孫』という感じに姓が同じ一族が、例えば全然使えない奴だったとしても、その位に居続けることになってしまいます。
天皇の臣下が、無能で使えない奴ばかりになる可能性はゼロでは無いわけですし、仮に位は下だけど抜群に優秀な人材を発見したとしても、登用し辛い状況でもあるんですよね。


ということで摂政であり次期天皇(皇太子)でもある厩戸皇子:聖徳太子と、当時の大臣で聖徳太子と仲良しだった蘇我馬子が色々考えた結果、冠を臣下に授けるという形で身分を分ける制度を作ったというわけです。冠位を授けるのは推古天皇なのですけど、誰にどれを、というのは聖徳太子と馬子で考えて決めたようです。
この冠が12種類あり、色で身分の上下がわかるようにしたので『冠位十二階』という呼び名になったんです。
冠位は個人に与えるものなので、世襲が出来ない、というのがポイントです。
門閥を打破して能力・実績重視の政治をしましょう、という考えに基づいて作られた日本で最初の身分制度といわれています。


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どうです?
のんびりVAPEを吸いながら、飛鳥時代の情景を思い浮かべてみましたか?
603個のキャラメルポップコーン。その入れ物が12個あって、それぞれ色違いの冠になってて、推古天皇と聖徳太子と蘇我馬子が4つずつ抱えて食べている情景ですよ。


(*゚∀゚)「そなたは身分は低いけどデキる奴だから、これ食べて良いぞ」


わかりやすくすると、こんな制度です。


参考書をただ読むよりも、割と記憶に刻まれる方だと思います。
おいしいしね。
今後キャラメルポップコーンのリキッドを吸う度に冠位十二階が頭に浮かぶようになるでしょう。


このような感じで「覚えておきたいこと」と「対応するリキッド」を組み合わせることで、様々なことを記憶し、それを呼び出しやすくすることが出来る筈です。








問題は・・


思い出す為にはそれぞれに対応するリキッドを吸わねばならないということです。
覚えることが多くなり、引き出す必要がある記憶が多くなればなる程、荷物が増えていきます。


それから大事なのは、リキッドに結び付いた「記憶」をきちんと何かにまとめて管理しなければいけないということ。冠位十二階のことを思い出したいのに、間違えてバニラカスタードを吸ってしまうと、場合によってはイギリス産業革命の記憶が出て来てしまうこともあるでしょう。


60mlで持ち歩く必要はありませんが、せめて5mlくらいは欲しいところです。目薬くらいですね。
それを、そうですね、だいたい100個以上は必要なのではないでしょうか。



(*゚∀゚)「あ・・・・」



そういえば今気づいたのですが、試験会場でVAPE吸えません。


その辺りの事情さえ解決できれば、かなり広範囲で活用できそうな記憶術であるだけに、少々残念ですね。
なんか、申し訳ありませんでした。












まとめ



記憶術として使えなくても、特定の香りと共に思い出を記憶として刻む、なんてフレーズからして素敵じゃありませんか?


皆さんが今までVAPEを心から楽しんできたのなら、無意識のうちにあなたの心のアルバムに、思い出が綴られている筈です。


香りの栞と共に