このブログをいつも読んで下さる方々は本当に人間の出来た方が多く、礼儀正しく物事をわきまえた方ばかりです。
いつか書こうと思いつつ忘れっぽいので、年の瀬にバタバタしないうちにお礼を言ってしまいます。



( ・∀・)ノ「ありがとうなんだなっ!」



お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、アタクシ文章のあちこちで無数の予防線を張っております。
伝えたいことがあっても、最後にそれをぼやかす。
断定せずに可能性だけ示す。


こうした書き方をせざるを得ないのは、理由を改めてご説明するまでも無いと思います。
不特定多数の方の目に触れるもの故、不本意ながらも記事を読んで不愉快になる方は必ず居る筈なのです。
そうした方が引き金に掛けた指を、最終的に引かないようにする為に、やむを得ずこのような形を採っております。
万一、引き金を引かせてしまった場合は一切の責任はアタクシにあります。
そして、そうした方に対しての謝罪の義務もアタクシにあります。


面倒な世の中だと思いますが、このようなブログに時間を割いて下さる方々へはいつも感謝しかありません。









謝罪行脚



さすがに最近はありませんが、過去2年連続で年の瀬の迫る頃、タイミング悪く取引先に迷惑を掛けてしまう事態が起こり、年末の挨拶と謝罪を同時に行わねばならなくなった、なんてことがありました。
まだ若い頃で元気はありましたが


地獄でした。


1年目は向こうも少し同情してくれたのか



(  ̄ー ̄)「まあアンタが悪い訳じゃないし、こんな時期に大変だったな。もうこんなことが無けりゃもういいわ、お疲れさん」



と許して頂けたのですが、恐ろしいことに次の年に別の件でやらかしてしまい‥‥



。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。「テメエこの野郎!どの面さげて来やがった!2年連続だぞ!どうしてくれるんだゴルァッ!!」



となりました。
そりゃそうだ、アタクシも信じられなかったし。








どうやって謝ったのか?



門前払い。
顔すら合わせてもらえません。
このままだと翌年は取引ゼロです。


困った。


ということで電話します。今目の前にある会社にです。
受付の方に取りつぎを頼みますが、忙しいのでお繋ぎ出来ません、とのこと。
しばらくして改めて電話。しばらくその繰り返しです。



( ・-・)「あの、株式会社○○のmi-yanさんですよね?常務から『もう帰りなさい』との伝言です」



受付の方が教えてくれましたが



( ・ω・)「そういう訳には絶対にいきません、とお伝えください」
( ・-・)「いや、実は『mi-yanさんが悪い訳ではないのは分かっているし、もう怒っているわけじゃないから今日は帰って欲しい』とのことです」
( ・ω・)「1分で良いので繋いで下さいお願いします」



ここまで3時間。


その直後電話で直接話せたのですが



(# ̄З ̄)「今からそこに行くから待ってろ」



ぶん殴られるかと思いましたが、普通に出てきて



(# ̄З ̄)「俺が一服する間だけだぞ」



アタクシ、そこで相手側が被った迷惑に対しての謝罪と、こちらで考えた補填の方法を説明しました。



( ・ω・)「お怒りが収まらないのはご理解しております。申し開きはございません、言い訳もしません、ただ、弊社には他にも従業員がおります。御社との取引は生命線です。なくなれば会社は傾きます」
(# ̄З ̄)「うちだって損害被って下手したら危ないぞ。同じだ!」
( ・ω・)「もちろんです。ですがここで終わったら今後うちの会社との取引で御社が得る利益もゼロになります。勝手なことを申し上げているのは重々承知しています。ここには居ない何人もの従業員の為にも、お許しを頂きたい。そして来年もお付き合いを継続していただきたいのです」
(# ̄З ̄)「じゃあテメエの会社は何も損もしないじゃないか!そんなんで納得出来るか!」
( ・ω・)「いいえ、自分はこのまま会社に残るつもりはありません。他の従業員が路頭に迷うことが無いなら、自分は喜んで今回の責任を取らせてもらいます」
(# ̄З ̄)「アンタがしでかした失敗じゃないだろ?」
( ・ω・)「では謝るのも貴方1人に対してでは無くなります。御社の全社員に同じように謝罪させて下さい」
(# ̄З ̄)「負けたよ、分かった、今まで通り取引は続けよう」
( ・ω・)「本当ですか!?ありがとうございましす、いや、申し訳ありませんでした」
(# ̄З ̄)「ただ、アンタは辞めるなよ、居なくなると上手く仕事が回らなくかるからな(ニヤリ」



約四時間といったところです。
アタクシの次のセリフは



( ・ω・)「ところで誠に申し訳ないのですが」
(# ̄З ̄)「今度はなんだよ?」
( ・ω・)「お手洗いをお借りしたいのです」
(# ̄З ̄)「早く行けっ!」



その後電話で何度も話した受付の女性にお茶を頂き、冷えきった身体を暖めて、他の方にも



( ・ω・)「お騒がせしました」



とお礼とお詫びを言い失礼してきました。







殺されることは、たぶん無い



とにかく社会人はいろんな場面で謝ることが多いと思います。謝る際に大事なことは


『恐らく最悪の事態になっても殺されることは無い』


と思っておくこと。
命さえ無事ならクビになろうと別の職を探せば良いだけ。


もうひとつは


『相手側の迷惑や損害を埋め合わせする為に何が出来るか考える』


ということ。
思い付かなくても、一生懸命考えることが大事です。


逆にこれをやったら水の泡、という行為は


『責任転嫁』


です。
自分は悪くない、又は、失敗した者に強く言っておく、などという言動はお前は何様だ?としか聞こえません。
また、上司や後輩を連れて行くというのはかなり悪印象です。社長以外の上司の同行は例え向こうからの申し出があっても断る方が良いです。
はっきり言って足手まといになりますし、悪い方に転んだ際に皺寄せは自分に来ます。
何も良いことはありません。







まとめ



誰かに迷惑をかけて、相手を納得させるまで謝るということは、想像以上に難しい行為です。
だからこそ、そうした状態にしないように神経を尖らせる必要があるのです。


何事も無いということが、いかに有難いことなのか年末を迎える度に思います。


あの方がここを読むことは無いと思いますが可能性はゼロではないので社名等は伏せさせて頂きました。役職は仮のものです。
アタクシ、元気にやってますよ!