福袋シーズン。
到来‥‥の筈なのですが、来春の新春分あたりから目立って売れなくなることが予想出来ます。
『何だか色々入っててとてもお買い得』
よりも
『欲しいものだけ多少お買い得』
の方に魅力を感じる方が増えたのだと思います。
この傾向は比較的若い方に強くあるようです。
そういえば、こんなことがあったそう。
福袋を作成する側は、ボリュームを増す為に中身の点数を増やそうとします。
5品入って5000円より6品入って5000円の方がどう考えてもお得だと思うからです。
そして『入れないより入れた方が良いだろう』と、あまり人気の無さそうなものを原価など無視して追加しました。
現在の福袋というのは、中身の見本を見せて売るのが主流です。
その6品入って5000円の福袋も見本を出して売りました。
すると最後に追加した『いかにも売れなさそうなもの』が入っているのが見えます。
するとお客様は
(  ̄ー ̄)「あんなものを入れたことで値段が上がった。つまりあの商品が入っている分だけ損だ。あれが入らなきゃきっと4000円になってたかもしれない」
と思ってしまうのです。
結果その福袋は全く売れませんでした。
物は試しと、追加した例の商品を抜いたところ5000円のままで一気に売り切れたとのこと。
こうしたことが小売り店の店頭では無数に起こっているのです。
この前、3足千円で有名な靴下メーカーの方とお話したのですが、最近あがってくるお客様からの要望は決まって『一足で売ってくれ』とのこと。
その為にわざわざ一足用パッケージを作成したりして大変そうでした。
( ・∀・)「3つも履かない!」
履くだろw
福袋もバラ売り要望があるのだそうですが、福袋に詰める為に中の商品のバーコードを潰したり商品マスター自体を消去したりもする(場合もある)ので、なかなか簡単ではないのです。
( ≧∀≦)ノ「じゃあ福袋自体をやめようぜ」
今まさにそんな動きが出ています。
アタクシは基本的に賛成です。
百貨店や量販店で新年早々に売れるのはこうした特価品ばかり。
これらは売上こそありますが利益の無い商品です。
だから福袋+何でも良いから別の商品、という感じで販売したいのです。
この僅かな利益は何処に行くのかと言えば、ほぼ正月返上で働くパートさんや社員への人件費で消えます。いや、下手したらマイナス。
福袋や特価しか売れないのに、その販売数が減少しているのが昨今の事情。
つまり開店しているだけで赤字。
だったら止めちまえ!
そうした発想は間違いでは無いと思います。
むしろ社員もパートさんもお正月はきっちり休んだ方が良い。
お客様が困る?
困りませんよ。
だってそもそも買わないですから。
下手に店を開けるからこそ、福袋をバラで売れ、みたいな要望を聞いてでも販売しなければならなくなるのです。
店を閉めれば照明やエスカレーター、エレベーター、空調などの電気代も不要。
従業員もリフレッシュ。
良いことばかりです。
そういえば来年は陛下の生前退位に伴い十連休になると聞いています。
酷く身勝手なことを敢えて言ってみますが、これ、みんなで休まないと意味が無いことだと思います。
公共交通機関は運行本数を思いきって減らすなどして、国民は基本的に『自宅で式典を観る』としても良いくらいです。
※もちろん例外はありますが
それをしないなら2連休程度で十分。
お祝いセール!などと謳って式典の時間にそれが観れない人が大勢、なんてことは少しおかしいと思います。
いや、何がおかしいのか分からない方の方が今はまだ多いのかもしれませんね。
ただ
そろそろ平成も終わります。
色々なことの考え方を改めるちょうど良い機会ではないのでしょうか?
少なくともアタクシはそう考えています。
注意:あくまで個人的な見解です。
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