今回は

ワイヤーが逃げやすいデッキでのビルド

というテーマです。


ワイヤーをデッキに固定する際に、イモネジを締め込んでもワイヤーが「カクン!」と横に外れてしまうことがあります。
これをワイヤーが逃げると言います。
ワイヤー固定用の穴の大きさとイモネジのサイズが合わない時に良く起こる現象です。




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Waspと並んで『安くて美味しい』アトマイザーの代表格、wismecのTobhino BF RDAですが、とにかく巷の評判で良く聞くのが



( TДT)「ワイヤーが逃げまくる」



というもの。


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デッキを見れば一目瞭然。
ワイヤー固定用の穴は見ての通りかなりの横長
イモネジ脇にちょうどワイヤー1本分の隙間が出来ています。


恐らくは平べったいクラプトンワイヤーの固定がしやすいかも、というメーカーの意図があったのでしょうが、ユーザーがそんなものを常用する訳は無く、正直なところいい迷惑と感じる方が多いです。



ただし



このTobhino BF RDA、ちゃんとビルドすると少々広めのデッキ内がうまい具合にコットンで占拠され、コイル脇から吹き込む癖の無いサイドエアフローと、屋根の低さが相まった『通称ハイエンド殺し』のフレーバーRDAに化けることが知られています。


ビルドの面倒くさい、良くあるBF対応RDAとして敬遠されるには惜しい逸品です。


こうした少々癖の強い安価なアトマイザーを使いこなしてこそ、我々は変態的な満足感に浸れるのです(断言)。






異ゲージ同素材パラレルスペースド



こうして書くといかにも変態ですが、要するに太さの違う同じ素材のワイヤーで隙間の空いたパラレルコイルを作ろうという魂胆です。


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用意したのは24Gと28Gのカンタルワイヤー。
これをネジらずに内径2.5mmのドライバーに巻き付けていきます。
焦らずにゆっくりでいいのよ。




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巻き終えたら、両端のワイヤーをネジって部分的に『ツイストワイヤー』にします。
グリングリンにねじる必要は無くて、ねじり合わせて太くするイメージです。


要は


太くしておくことで、あの逃げやすいデッキに固定しやすくするんです。


ちなみにしっかりねじっておくと、ワイヤー同士が密着して抵抗値のブレを防いだり、熱を入れた後に弛み難くなったりします。




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束ねたワイヤーは太さも増すので、あの細長い穴でも比較的楽に固定可能です。
それでもやっぱり逃げない訳じゃないですね。
面倒くさいねー


束ねたワイヤーには弾力があり、ボルトのナットで言えば間にバネワッシャーを挟んだのと同じ効果が出ます。



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異ゲージパラレルなので抵抗値は完全に予測するのは難しいです。
0.5ohmあたりを意識してましたが、実際は0.6近い感じ。



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吸ってみよう!

異ゲージパラレルなので、細い28Gが先に熱くなり疑似プリヒート効果(コイルが早く熱せられる)が出る‥‥のかもしれませんが


正直美味しけりゃ何でもいいのw






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かなりコイル長があるので、ミスト発生源は多いことになりますが、マイクロコイルとは違って瞬間的な「ぶわっ!」はありません。
スペースドらしい「しょわわー」という優しいミスト。


カンタルなので温度管理は不可能ですが、こうした背の低いBF RDAは初代ピコンカーやメカスコなどで使うと見た目もハマると思います。







まとめ



実はこの癖の強いTobhino BF RDA、万人にオススメこそしませんが、アタクシ個人的に結構気に入っていて2つも持って使っています。


ビルドが面倒とは言っても、一度決まればしばらくドライバーンだけで使い回しますから、実際の運用でそこまで手間はかかりません。


いやむしろ


ビルドが面倒くさいけど美味しいアトマイザーというのは、VAPERにとってはwelcomeなのでは?


なんて思っていたりしますw


お気付きの方も居るかもしれませんが、二個買うとトップキャップのパーツの組み換えも可能で、これがまた楽しいです。


アトマイザーの欠点はビルドで楽しくカバーして、ご褒美に美味しいミストを味わおう‥‥なんて、割と粋なことじゃありません?