RDAの場合はリキッドを貯めるタンクがありません。
代わりに多くのRDAにはジュースウェルと呼ばれる凹みがあります。
ジュースウェル不要論
RDAのデッキ下部にタンクを備えたものがRDTAです。
タンク容量に関わり無く、リキッドの残量が目視確認出来るというところが大きなメリットです。
残量確認出来れば、リキッドチャージのタイミングが分かりますし、ドライヒットも防止出来るのです。
RDAにおけるジュースウェルの存在は、リキッド残量の目視確認が出来ないRDTAのタンクみたいなものです。
※登場順序はRDTAの方が後です
BF対応のMOD(スコンカー)が普及したことで、大量のリキッドを保持し、それを任意でアトマイザーに供給出来るようになり
( ・-・)「ぶっちゃけ供給タイミングさえ覚えておけば、アトマイザー内部のリキッド残量はあまり気にしない」
という運用が一般的になりつつあります。
( ・ω・)「アトマイザーのジュースウェルって要らないよね」
という声も聞かれます。
ジュースウェルの存在意義とは
以前はジュースウェルの無いRDAがありました。
そうした概念が無かったのです。
その時はコットン足を長めにして、そこにリキッドを大量に含ませることでタンク代わりにしていました。
そうなるとコットンのリキッド運搬速度がかなり重要になる訳です。
古いRDAを使ったビルド画像をネットで見る機会があれば注目して欲しいのですが、ジュースウェルの無いRDAでデッキ内にコットンがとぐろを巻くようなビルドをしているケースがあります。
( ・ω・)「コットン足を太く長くすれば沢山リキッドを保持できるけど、そのコットンがエアフローにも影響を与えてしまったりして難しいのねー」
そこで必然的に生まれたのがジュースウェル。
デッキ下部に凹みを作り、取り入れたエアーの影響を受けない箇所を予め作ることを思い付いた訳です。
そこにリキッドを貯めれば、太いコットン足を長大に用意する必要も無くなります。適当な長さのコットンをジュースウェルに垂らしておくだけで良い訳ですから、RDAのビルドは格段に簡単になりました。
ジュースウェルがあることで、RDAは簡単に美味しく吸えるアトマイザーとして確固たる地位を手にしたのです。
ジュースウェルはリキッド保持の為にのみ存在する訳では無く、ビルドを容易にすると共に思い描いた味を出しやすくする為にも存在しているということです。
まとめ
一般的なRDAのジュースウェルに貯められるリキッドは、せいぜい2mlです。
VAPEを吸う際に一度にどれくらいのリキッドを消費するかは人それぞれでしょう。
ウェルに貯められるリキッドが少ないからスコンカーを使う、というのも良いと思います。
ただ、たまにはBF運用を休憩して、ジュースウェルの容量を意識した吸い方をしてみるのも楽しいと思います。
例えばVAPEを吸う時間が平均10分だったとしたら、ジュースウェルの容量2mlをその時間内でピッタリ吸い切れるようなビルドを、1パフでのリキッド気化量などから逆算してやってみる、などなど。
様々なコイルとコットンワークのバリエーションが楽しめるRDAならではのテクニカルな遊びに挑戦してみるのも、またVAPEの醍醐味と言えるのではないでしょうか。
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