RBAでコイルを巻いた時



(*゚∀゚)「うん、隙間無くピッチリ巻けたぞ」



となっても、デッキに固定する時に


・コイルの足を曲げてワイヤー固定部の幅に合わせなければならない
・イモネジを締め込んだらコイルの形が崩れた



なんてことはありますよね。


作るコイルの全長と、そのデッキのワイヤー固定部同士の距離があまりにズレていると、こうしたことは起きやすいです。


出来ることならば、巻いたコイルの足を曲げたりすることなく、そのままデッキに固定したいところです。







巻いたコイルをそのまんま固定して吸いたい!という欲求を叶えよう



ビルドあるあるとして、コイルをしっかり固定しようとしてネジを締め込んだら、マイクロコイルがスペースドコイルになってしまった、なんてケースはあります。
これも固定部の間隔とコイルの全長に差があると頻発する現象かもしれません。



(*゚∀゚)「巻いたらスポって差し込んでキュっと締めてすぐ吸いたいのよね」



それを叶えるには、いろいろと準備が必要です。







デッキのワイヤー固定部とその間隔



よくある形状のベロシティデッキの簡易モデルです。


colong1


ワイヤー固定部同士の距離というのは、図のA(矢印部分)のことです。
ベロシティなので右上と左下、のように斜めにコイルを固定する場合にはAはその2点(右上と左下)を結ぶ距離となります。


このAの距離はアトマイザーによって変わります。
ちなみに手持ちのRDTA、Avocado genesis(22mm)では約7mmとなっていました。


このAの距離とコイルの全長をピタリと同じにしてしまえば、コイルの崩れの原因も最小に抑えられるし、何より楽ちんになる筈です。



ただし



RBAで実際にコイルを巻く際に形や抵抗値を気にして巻いている人は多いですが、コイル全長を意識して巻いている人はほとんど居ません。


まずは自分の巻いているコイルがどのくらいの長さになっているのかを意識するところから始めなければなりません









いつも巻いているコイルはどのくらいの全長だったのか知ろう




今までの文章を踏まえた上で以下の図をご覧ください。



colong2


これは、あるアトマイザーのデッキのワイヤー固定部の距離にピタリと合うコイルが出来た!という想定のもとに作られた画像です。
コイルの巻き数は10.5巻きとなっています。


ピタリと合う=コイルの足の間隔がAと等しい


ということ。
この時のコイルの全長は(10.5巻きなので)ワイヤーの直径の約11個分に相当します。


ただし、デッキのワイヤー固定部の間隔であるAとは若干差が出ます。
Aを求めるには図にあるようにワイヤー
の直径に0.5巻き-1.5巻きした数をかければ出てきます。


さて


・カンタルワイヤー
・内径2.5mm



という現在最もスタンダードと考えられるコイルを想定して


使用するゲージ』『巻き数』『Aの長さ


をまとめて表にしてみました。
数値はシングルコイルの場合です。




colong4




続けて同条件における抵抗値の値の表です。
コイル足の合計は4mmで計算しており、数値はやや丸めてあるのでご了承ください。




colong3




注目しておきたいポイントは1箇所。
巻き易さと入手の容易さで多くの方が常用しているであろう24~28Gのカンタルワイヤー。
恐らく抵抗値的には0.4~1.0ohmぐらいでビルドしている方がほとんどだと思います。
このラインを常用帯として改めて表を見てみるとコイルの全長は全部5mm以下になっています。


辛うじて24Gを11巻き以上すればそこへ近付きますが、先程例として載せたAvocado genesisの7mmに至ってはピタリと合うコイルが全然ありません。


つまり普段我々が巻いているコイルでは



(*゚∀゚)「巻いたらスポって差し込んでキュっと締めてすぐ吸いたいのよね」



なんて欲求は満たせないということです。
残念でしたね。








他の方法を探そう



(*゚∀゚)「イヤじゃイヤじゃ!ポン付けして吸いたいんじゃーっ!」



よっぽどコイル足を曲げるのが嫌いなのか、あるいは途方も無く面倒くさがりな方には別の方法も無い訳ではありません。




対策1


SS316ワイヤーを使おう


SS316の抵抗値はざっくり同じ太さのカンタルワイヤーの約半分です。
抵抗値はそのままで倍近い巻き数が稼げるということは、コイル全長も約2倍になります。
これなら巻いてそのまま差し込んでGO!
Ni80なども抵抗値は低めですので巻き数は稼げます。



対策2


コイルの内径を細くする


今回は2.5mmを採用していましたが、内径を細くするとコイルの全長は一気に長くなります。
ただし誰でも理解できることですが、コットンが少量しか挿入できないので美味しく吸う&ドライヒットさせない為には相当の工夫が必要になるでしょう。
そもそも細すぎるとコットンを入れられない可能性もあります。



対策3


スペースドコイルにしよう


マイクロコイルにしようとするから無理が出てくるのです。
スペースドコイルにして長さが足りない分はびよーんと伸ばしてしまえば全て解決です。
もうこれでいいじゃん!



(*゚∀゚)「よっしゃー!なんかうまくまとまったぞ!」









まとめ



ワイヤー固定部の間隔に合わせてビルドする、というのは結構面白い考え方だと思います。


本文中ではあまり理想的な結果にはなりませんでしたが、こうした考え方自体は頭の片隅に残しておくと、狭いRTAのデッキなど『限られたスペースで希望通りの抵抗値を出す』場面で役に立つのかもしれません。


こうやってコイルの全長だけで記事が書けるのですから、VAPEって奥が深いなあとつくづく感じます。