商品名:PAL AIO(パル AIO)
メーカー:Artery
タイプ:AIO(オールインワン)
バッテリー:内蔵型(1200mAh)
接続:アトマイザー内蔵
Arteryの小型オールインワン、PAL AIOのインプレッションです。
( ̄ー ̄)「今更?」
何か言いました?
アタクシのBilletBox熱とPod欲しい熱を華麗に冷ました名機の凱旋ですよー
基本性能
内蔵バッテリー(1200mAh)
リキッド容量3ml
短絡保護、過充電保護などの安全回路搭載
出力調整不可(コイル抵抗値によって変化)
Aspireのノーチラス用BVC(ボトムバーチカルコイル)コイルが使用可能ということで、幅広い抵抗値で吸い比べが出来ます。
PAL付属のコイルは0.7ohm。
これがPAL AIO最大のウリでもあります。
基本操作
電源オンオフ:ファイヤボタン5連打
オートパフ(息を吸い込むとコイルに通電する)では無いので、吸う時にはボディサイドのボタンを押しながらです。
外見的特徴
本体の裏表にはそれぞれマグネットで貼り付いている二枚のカバーがあります。
本体の厚みはカバー付き状態で19.4mm。
実物はもっと薄く感じます。
ファイヤボタンはこの丸い部分。
こっちのカバーを外しても中には何もありません。
反対側を外すと独特な箱型のタンクとコイルが現れます。こちらのカバー裏には凹みがあり、これはコイル下部の空気取り入れ経路として機能しています。
箱型タンクのガラスはスライドさせて開く構造で、隙間からリキッドを注入する仕組みです。
ドリップチップ(510規格)を外して出てきた溝にコインなどを合わせて回し、そのまま引っこ抜くとロックが解除され下のタンクが外れるようになります。
怒られなかったのかな
このPAL AIOは、一部のマニアに支持されるBilletBoxというシステムMODにそっくりなのですが、本家よりサイズ自体はややコンパクトにまとまっています。
ただし本家はテクニカルMOD、こちらはセミメカニカルということで、その内容は大きく異なっています。
が、控えめに見てもかなり似てますね。
スマートなVAPEに魅力を感じる意識高いビジネスマンに最適。
Podタイプでは所有欲を満たせないワガママなお洒落VAPERに刺さるコンパクトなAIO機。
それがPALなのです!
インプレッション
AspireはノーチラスAIOというその名の通りノーチラスコイルを使用したAIOをリリースしています、が!
(* ̄∇ ̄)「こっちの方が何か良くない?」
もちろんリキッドチャージの手間などを考えたら一長一短なのでしょうが、こいつのせいでノーチラスAIOが予想より売れなかったと考える人は居ると思います。
それくらいPALの質感は素晴らしく、全体のバランスもパクっただけあって非常に良いです。
ボタンの押し心地については最高ランク。
押し代としての深さ、大きさ、文句無しです。
リキッドチャージが悶える程に面倒くさい
PALの唯一の弱点と言えるのがリキッドチャージの面倒くささ。
パネルを外すまでは良いのですが、箱型タンクの前面ガラス(蓋として機能)をずらして外すのが大変。
漏れないようにパッキンでそれなりの密閉度があるだけに、なかなかズレてくれません。
逆にここがすんなりズレるならば漏れに繋がる訳ですから悩みどころ。
リキッドによってはパッキン溶ける
樹脂への攻撃性が高いリキッドを吸うと、このパッキンがダメージを受け、溶けたような感じになります。
こうなると確実に漏れます。
フルーツ系は要注意です。
何だか初っ端に褒めていた割に問題が目立つ展開・・
良い部分はもっと目立つ
このPALに心が躍るのは、この構造。
表裏の2枚のパネルが自作魂を燃え上がらせてくるのです!
表側と裏側で構造が違うのですが、片方はスイッチ部が丸くくり抜かれているのがソソるし、逆側は裏がエアフローとして機能する分凹みがあるのがまた悩ましくもやる気が出る。
これ、簡単な板状に成型しても本体側を見ると、はめ込み部分がやや外周より小さくなっているんですよ。
だから、パネルもその分削らないといけないんです。
た、たまらんっ!(?
変な汗が出るくらい自作魂が煮えてきています。いやこれは意外に難易度高いぞ(笑顔
おすすめ度合い
恐らく、今だからこそ光る機種じゃないかと思っています。
VAPEを始めたばかりの方にはオススメはしません。
ある程度の期間VAPEを嗜んだ方が、TPOを弁えたVAPINGや、洒落や予備としてPODタイプの購入を検討した際に、最もピタリと来る機種なのではないかと思います。
あとはノーチラスシリーズのファンの方。
ニコチン摂取に使用するのにも最適ですが、本体の箱型タンクを弄った後は結構手がリキッドで汚れたりしますので、手洗いは忘れずに。
まとめ
後継機種もリリースされましたが、そちらにはノーチラスコイルが使えないということで、あまり評判はよろしく無いとのこと。
アタクシもそれを知った瞬間に興味が無くなりました。ユーザーは正直ですね。
PODでは味わえない質感と、様々な抵抗値のノーチラス用コイルが選べる拡張性。
そして忘れてはならない通好みのカスタマイズ性。
これがPALの魅力です。
新商品ではありませんが、再び注目するに値する機種ではないかとアタクシは思います。
Arteryの小型オールインワン、PAL AIOのインプレッションでした。
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