今回は
『チャンバー内の容量を狭くする』
『疑似デュアルコイルをバーティカルで組む』

というテーマです。




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今日はみんな大好きHcigarのMaze V3 RDAをBFピン装着状態で使います。


Hcigarと聞くと「アトマ屋?」という方と「MOD屋?」という方に分かれるかもしれませんね。
このMazeシリーズをはじめ、アタクシ大好きなFodiもHcigar製。MODとしてはDNA搭載のVTシリーズやTowis、BFMODのAuroraなどをリリースしています。
どれもVAPERの〇〇心をくすぐる良質な商品だと思っています。


Maze V3 RDAはシングルコイル前提のデッキ構造ながら、チャンバー内が広く大きなコイルやごついクラプトンコイルを内壁との干渉無しで設置できるのが強みです。



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最も特徴的なのがコイルの正面やや下部に位置する筒型パーツから繰り出されるバリアブルベクターエアフロー。エアー吹き出し口の向きをY軸方向に無段階調整出来るこの仕組みのおかげで、コイル固定位置の高さに関係無く、意図したポイントにエアを導けます。
単純ながらもRDAとして非常に理にかなったシステムですが、他メーカーから似た製品が出て来ていない(個人的に知らないだけだと思うのですが)ので、発売から時間の経った今でも唯一無二の存在感を発揮しています。いや、そこまでじゃないかなw






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今回のビルドではワイヤーを長めに使用するので、抵抗値が高くなり過ぎないようにSS316ワイヤー(24G)を使いました。温度管理は今回は考えていません。
内径2.5mmで14~15巻くらいにしたら、コイルをバナナのようにポキリと半分に折り、写真のような感じでちょうど半分に割っていきます。




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こうして1個のコイルを2つに割ってメガネコイルにしました。
この状態を疑似デュアルと呼ぶことにします。
疑似デュアルの特徴としては、別々で作った2つのコイル(デュアルコイル)の時と比べて、コイルが熱くなるスピードに差が出ないことです。
そりゃそうです。1本のワイヤーで作ったコイルなのですから。






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で、出来たメガネコイルをデッキに縦向きに固定していきます。
デッキの底と垂直になるので、この向きで設置されたコイルをバーチカルコイルと呼んでいます。
異質に感じる方も居るかもしれませんが、基本的に現在普及しているクリアロマイザーのコイルの向きはほとんどコレです。
ただし、両者で大きく異なる点としては、RBAのバーチカルコイルはコイルの内側にコットンが挿されていますが、クリアロマイザーのコイルの場合は、コイルの外側にコットンが巻かれているということ。つまりクリアロマイザーの場合はバーチカルコイルの内側の筒型の空洞内をエアが通ることになります(RBAの場合は外側にエアーを当てるのが普通)。


今回の抵抗値は0.7ohmでした。






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次にコイルにコットンを挿していきます。
写真だと温泉が噴き出したような感じになっていますね。
コットンの先端はデッキ底にベタっとくっついて、やや広がるくらいにしておきます。







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この上に飛び出したコットンは、デッキに2本のポールの間を通って背面(コイルが設置されたのと逆側)に飛び出し、そのままデッキ下部へと垂らします。






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2個のコイルに同じようにコットンを通したらこんな具合になります。


デュアルでもシングルでも組めるアトマイザーとして発売されている機種には、シングルコイルで組んだ際に余った余剰スペースを埋めるためのリデューサー:Reducerが付属しているものがあります。
これはミストが薄まらないようにする為とか、機種により役割がいろいろあるのですが、今回狙ったのはソレ。


つまりMaze V3 RDAの組み易くて広いチャンバー内スペースを、組み終わった後に埋めてしまえばさらに美味しくなるのでは?ということです。


リキッドの供給に関して言えば画像を見れば一目瞭然です。
BFピンのリキッド吹き出し口に半ば接するようにコットンがあり、そのほんの数ミリ上にコイル。
もう、ボトルを押したリキッドをダイレクトに吸っているようなもんです。
取りこぼしたリキッドはデッキ下部に行き、背面から垂れたコットンが緩やかに吸い上げていきます。








吸ってみました



ミストが壁にぶち当たって登って来る感じがするので、気持ちエア吹き出し口を上向きにしたら、すごく自然な感じになりました。
ミスト発生個所が2か所になった分、ミストの平均的密度も揃ったような気がします。
見た目より上品な感じだなー。


少し細めのドリチにして、空気の取り込み口を1箇所にしてみた(MTL寄りにした)ところ、明らかに濃い味。おお、これこれ!これを待ってた!






ちょっと気になるところ



温度管理用のSS316で組んだせいで、少し吸うと抵抗値が1.0ohmを超えてしまいます
温度管理ワイヤーは熱くなると抵抗値が上がるので、これは仕方ないのですが吸っているうちにW数を調整しなければならなくなったのでとてもめんどうくさいです


ただ、味は良かったのでアプローチは間違って無さそう。
太目のカンタルワイヤーやNi80(Ni80ニクロム)ワイヤーなどで抵抗値を調整しつつ組めば、おそらくこんな面倒な感じにはならないでしょう。








まとめ



コイルが綺麗にくっついてないから見映えは良くないビルドかもしれませんが、だからどうしたw


どうしてバーチカルにしたのだろう、と思っていた方もこれで「ああなるほど」となって頂けたかと思います(普通に組んでも背面をコットンで埋めるのは至難の業)。
こうして手持ちのアトマイザーで遊んでいると時間を忘れてしまいますね。


VAPEって楽しいなあ。