15


商品名:iStick Pico S(アイスティックピコS)
メーカー:Eleaf
タイプ:テクニカル
バッテリー:21700シングル(アダプター使用で18650)
接続:510







EleafのテクニカルMOD、iStick Pico Sのインプレッションです。



IStick Picoの進化形としてPico21700に間を開けずにリリースされたのがこのPico Sです。
カラーバリエーション豊富で『見た目に全パラメーターを振った』感じの機種のように思えますよね?


その通りですw


このSSカラーはシルバーベースにレッドとブラックというカラーリングです。
何となくこのSSが一番カッコよく見えたんですが、後で気付いたらこれウルトラマンですよね。
日本男子のDNAに刻まれた幼い頃のヒーローへの憧れが、数十年経っても行動に影響を及ぼしていると考えると、子供向けのアニメや特撮というのは丁寧に作らなければいけないのかもしれないな、と思ったりします。
あ、いや、そんなこともないかな。


そういえば聞いた話によるとBABYMETALの衣装もシルバー&レッド&ブラックなのだそうです。
理由は知りませんがシルバー&ブラックだけだとJudas Priestになってしまうから、そこにレッドを加えてエレガントさを出したのかなと思いました。








基本的性能


52


・21700もしくは18650バッテリーのシングル駆動
・最大出力100w
・プリヒート機能搭載
・ワッテージモード、バイパスモードの他、Ni、Ti、SS316の温度管理モード搭載、TCR対応(m1~m3)
・ファームウェアアップデート対応
・対応アトマイザーはたぶん25mmまで
・2A急速充電対応(USBは台形タイプ)



基本操作



電源オンオフ:ファイヤボタン5連打
モード変更:ファイヤボタン3連打→「+」か「-」ボタン
温度管理モード中の出力変更:ファイヤボタン4連打→「+」か「-」ボタン

設定モード移行:ファイヤボタン&「+」同時長押し
設定モード時は「+」「-」で項目と値の変更、ファイヤボタンで決定



24
3連打すると↓のようになるので


57
「+」「-」で選んでファイヤボタンで決定。


28
こんな感じ。モードの送りは「+」「-」でサクサク出来ますのでストレスはありません。






Pico SもPico 21700も中身はほとんど同じです。
唯一違うところは、ファイヤボタンを押した時に光るLEDの設定項目の有無くらいでしょうか。



ファイヤボタンと「+」の長押しで以下の画面に移行します。

03


36
LEDの色はこんな風に決めます。







外見的特徴


Pico21700と大きく異なるのが外見。
大きさ、デザイン、質感、重さ、全てがPico 21700とは違います。

39


まず21700より背が高い(21700の本体を挟むように位置するトップパーツ一枚分高い)です。
アトマイザー接続部の高さも高いので、単純に下駄を履かせたイメージです。

04


デザインはEleafというよりSMOK。
MAGの隣が似合うような平成フューチャーな面構えです。


26


さらに金属パーツを多用したことで本体重量が増加。
バッテリーキャップを天面に配置するスタイルを止め、代わりにバッテリーキャップをそのまま長くしたようなバッテリーチューブ式に変更。

15


よくある底から挿入する方式じゃなく、チューブに収めたバッテリーを本体にねじ込んでセットします。


53


品質は問題無し。
ファームウェアアップグレード対応で長く使える。
しかもパワフルな21700対応。
基本的に何の不満もありません。


Picoは使いやすいけど見た目はあまり好みじゃないという方や、逆に熱烈なPicoファンへ向けた、ちょっと毛色の違ったEleafのテクニカルMOD。
それがiStick Pico Sです。









インプレッション



過去、日産のフェアレディZやスカイラインがモデルチェンジを経て復活した際に



(  ̄ー ̄)「そうじゃない」



とかなり多くの人が思いました。
焼き芋買ってきたよ、と言われて頭の中に黄色のホクホクを想像していたらジャガバターだった、みたいな感じ。
ジャガバターは嫌いじゃないけど、アタクシは焼き芋が欲しかった。


芋は芋なんだけど。


でPico S。
どう見てもPicoではないですね。
恐らく影絵にしたら辛うじてPico感出るかな?といったところ。







名前で損した



リリースされた当初は『こんなのPicoじゃねえ』という声の嵐。
そりゃそうです。
アタクシPico大好き人間ですが、センサーに反応が無いんです。



( ・ω・)「言ってみろ、お前、Picoじゃあないんだろ?」



ただ時間が経って改めて見ていると、Picoどころか何者にも似ていないオリジナリティの高いデザインに気付きます。


アルファベットの『K』の文字のような特徴的なメインフレーム。
そこを貫くバッテリーチューブ。
ギラついてはいるがオラついてはいないカラーリング。
何となくウルトラマン的なデザインコンセプトを感じます。


50


33

10




もしもこの機種がPicoの名を冠さずにリリースされていたのならば、もっと評価されていたに違いありません。






アタクシがちゃんと評価してあげます



まずはボタン類の押しやすさ。
特にファイヤボタンのカッチリとした感覚は好印象です。
全ボタンを前面配置したこともあり、その操作性はこれまでEleafのリリースしたMODの中でも最高ランク‥‥かもしれない。


さらに、やや重さはあるものの、金属を多様した本体の堅牢さは中世の騎士の甲冑を連想させます。

バッテリーチューブと本体の間にある隙間はデザインの要となっており、その場所を強調するように光を放つLEDと相まって良いアクセントとなっています。


こんなMOD、ちょっと普通の感覚じゃ作れないんじゃないでしょうか?
Pico Sをデザインした時のEleafのスタッフは神憑っていたのかもしれません。



( ・∀・)「ずいぶん誉めるなあ‥‥」



ただし


見た目の振り切れ具合に比べて、中身(機能面)にこれといった面白さがまるで無い。
コンセプトカーのような外観でもエンジンが大衆車だった、というのが評価が割れた最大の原因なのかもしれません。


と落とすw


言い方変えれば、銀髪モヒカンでメタリック素材の全身タイツの兄ちゃんが



(* ̄∇ ̄)ノ「公務員です」



みたいな感じ。






やや気になる所



アタクシが買ったものはシルバーなのですが、メッキのギラギラなので、一般的なヘアライン加工のシルバーアトマイザーと合わないという‥‥


たぶん他の色なら大丈夫です。


無難な筈のカラーが何故か一番フィッティングが難しいとは思いませんよね。

12

なかなか合うMODが見つからなかったGeekvapeのKarma RDTA。
いきなり横から現れたPico Sが「それは俺の相棒だ」とばかりに乗っけて違和感ゼロ。
こんな日が来ようとは・・







オススメ?



個性的なルックスだけど中身は堅実という二面性に惚れた方にオススメ。
あとは派手なMODが好きな方にもはまりそう。
ショップに聞いたところ不具合はほとんど無いそうです。








まとめ



レッドとシルバーではありませんが、アタクシが一番好きなウルトラマンは『ウルトラマンコスモス』です。
出来ることなら怪獣を殺さずに解決したい、というスタイルについては当初



( ̄∠  ̄ )「は?ナニ綺麗事を並べてんだコイツは、はよ必殺技ぶちかませ!」



と思いましたがw、回を重ねるごとに命懸けで綺麗事を実践しているコスモスに心を動かされました。
一度そう感じるとOPやEDの歌詞のフレーズが胸に響いてきます。


 一部抜粋


 正義って何なんだ
 力で勝つだけじゃ何かが足りない
 闘いの場所は心の中だ

 いつだって君を心は見ている

 何故だろう?
 誰かを救えるはずの力で誰もがまた争う
 本当は一つの宇宙に生まれてきたと分かり合えているのに

 広がる宇宙一つの世界
 僕たちはきっと繋がっている

 本当は敵なんか居ない


ウルトラマンコスモスという作品の映像としての評価は知りません。
ただ、世界中で起きている紛争やテロ、主義主張の違いから生まれる衝突等への痛烈な批判。
人間の強さというものは、力の強さではなく心の強さであり、心の強さが勇気なのだということ。
そして勇気は優しさから生まれるものなのだということ・・


これらを明確にメッセージとして伝えてきたという意味で、個人的にウルトラマンコスモスはウルトラマンシリーズの最高傑作だと思っています。



(*゚∀゚)「・・・・・・」



いい加減怒られそうなのでPico Sの話題に戻します



発売直後はその良さが広まらず、しばらく経ってから再評価される商品。
Eleaf製品(特にMOD)はその傾向がかなりあります。


そういえば最近光るセミメカチューブが人気だったようです。
このPico SもそうですがEleafは少し前にやたらとピカピカ光るMODをリリースしていましたね。
具体例を挙げるとキリがないのですがそういうところですよEleafさん。


チューブ取り外し可能なKフレームという、非常に斬新なデザインは一周回るとたまらなく魅力的です。どの角度から見てもいいんですよ。しかも新しい。負けた感じがします。


ただ


もしもこのMODがボタンも含めオーソドックスな全面ヘアライン仕上げのステンレスで作られていたら、フレームの形状が強調され、最初からバカ売れしていたかもしれません。


そのあたりEleafらしい『惜しい』感じがして、少し微笑ましいw


それを差し引いても、持っていたい、という気持ちにさせるMODがPico Sじゃないかと思います。



52



EleafのテクニカルMOD、iStick Pico Sのインプレッションでした。