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商品名:SX mini Mi class Pod system(エスエックスミニMiクラスポッドシステム)
メーカー:Yihi Electric
タイプ:POD
バッテリー:内蔵400mAh
接続:専用2極接点




Yihi electronicのPOD型デバイス、SX mini Mi classのインプレッションです。





VAPE用高性能制御基板SX chipとハイエンドマスプロのSXシリーズで有名なYihi(イーハイ)がリリースしたPOD型VAPEデバイスがこのSX mini Mi class Pod system(以降Mi class)です。



現在POD型のデバイスは製品としての認知度が上がったことで、様々な価格帯で個性的な製品を目にするようになってきました。
これらに総じて言えることは、既存の18650バッテリーや、510接続のアトマイザーを使用しないことで、機構やデザイン面での自由度が上がり、それを製品に分かりやすく反映させている、ということです。
マーケットの成熟の度合いと共に『どの商品も(良い意味で)似たり寄ったり』になってしまうのは仕方ないことですが、そうした傾向を吹き飛ばすかのように各メーカーがリリースラッシュを行っているジャンルがPOD型デバイスです。







基本的性能


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・内蔵バッテリー容量400mAh
・出力調整不可で7~13Wを自動出力(最大出力電圧は4V)
Yihi SX290 chipset搭載
・1ボタン操作
・底部USBにて充電(どこにも書いてないので恐らく1A以下での充電推奨)
・POD内リキッド容量1.8ml
・POD内蔵コイルは抵抗値1.0ohmのセラミックコイル
・ファームウェアアップグレードは今のところ未対応



YihiのSX chipと言えば、外部機器との連携や細かな設定、ジュールを用いた独特な温度管理機能などで有名です。
SX290 chipset内蔵とあるので個人的に「もしかしたら・・」を期待していましたが、機能は至ってシンプルなもの。Bluetoothもジュールも全て忘れて下さい。


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400mAhの内蔵バッテリーはかなり控え目な容量ですが、これは本体サイズの小型化と軽量化を突き詰めた結果ではないでしょうか。
バッテリーを大容量化すれば必ず重くなってしまいます。
PODというとプラスチック製のタイプが一般的ですが、Mi classは要所要所にステンレス素材を使用して強度と高級感を両立しようという意図が見えます、しかし重量は驚くほどに軽く抑えられています。








基本操作



電源オンオフ:無し
操作ロック&アンロック:ファイヤボタン3連打
ディプレイ輝度調整:ファイヤボタン5連打でメニュー呼び出し後、ファイヤボタンで切り替え



ロック!
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アンロック!
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オートパフ(吸い込むことで電源が入る)機能はありません。
吸う時にはボタンを押して吸います。
個人的にオートパフは(吸い込むエアの勢いと長さを普段と変えなければいけないので)あまり好みではないのですが、同じ意見の方は結構居るようです。



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輝度は5段階です。








電源を落とす機能はありません
なので多用するのは3連打のロック機能。持ち運びの際にはクセにしておきましょう。
輝度調整は購入時に一度やっておけば以降は触ることも無さそうです。






外見的特徴


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POD型なのにディスプレイがあるというのは異質なのかもしれません、が、やはり格段に利便性があがります
特に電池残量はバー表示で常に確認できますので、インジケータータイプのように色で判断するよりも分かりやすく感じます。
右端の数字はパフカウンター。充電するとリセットされます。


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スリーブ部分には、ペイズリー柄が描かれています。
何故わざわざざこのモチーフを選んだのかは考えてもしょうがないのですが、この模様により謎の高級感が演出されています。
不思議と嫌味は感じません。
たぶん握ると見えないせいもあると思います。






カートリッジ部について



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最近話題の使い捨てのクリアロマイザーに酷似したルックスです。
16mm径のクリアロマイザーにしか見えません。



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接点が510規格ではないだけで、構造はほぼクリアロマイザーそのものです。
底部には2つの接点と空気取り入れ口(底部中央4つの縦長の穴)があります。
エアフロー調整はありません。


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リキッドの容量は最大1.8ml。
チャージは上部の蓋を回し空けて、そこから行います。
というか、これもクリアロのトップキャップと同じ機構ですね。


ただしドリップチップの交換は出来ません。トップキャップ部の開け閉めの際のグリップとしても機能しているので、外れると困ります。
欲を言えば交換したかったですが、内径は細めで咥えた感じも不快では無いです。
関係無いんですがJoyetechのeGo AIOのドリップチップを咥えた時とそっくりな感触です。


吸い口側から覗いてみたのですがコイルの様子は確認出来ませんでした。
真下の取り入れ口からエアを吸い込んで、コイル中心を抜けて極細のチムニーへ・・という流れだと思われます。
ちなみにセラミック製コイルは一般的には長寿命コイルとして知られています。
クリアロマイザー用のプリメイドコイルより値段の高いPOD用カートリッジですが、セラミックならば交換の頻度もそれほどではないと思いますし、値段が高くても自分の中で納得できます。







味と吸い心地について



1.0ohmのコイルですから、高出力で炊き上げることで本領を発揮するリキッドを選ぶようなことはしない方がいいと思います。

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このカートリッジ、本体に取り付けていない状態で吸ってみると典型的なMTLタイプの重めのドローを感じるのですが、本体にセットして吸うとそこからさらにドローが重くなります
それもその筈で、本体側にはエアホールがありません。

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カートリッジの底面は本体に密着するわけですから、その僅かな隙間が空気の通り道になる訳です。
徹底したMTLスタイルということです。


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縁の内側にパッキンがあるのが分かりますか?
ここでカートリッジを固定させます。



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本体側のでっぱりと、カートリッジ側のへこみを合わせて・・



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ヌルリと押し込みます。






味については『味音痴』の自覚のあるアタクシからは何も申し上げられませんが、セラミックコイルの高抵抗コイルをセットしたMTL特化のクリアロで吸っている感じ、とだけご説明しておきます。






PODに求められるもの+α



YihiがLOSTVAPEのOrionを意識したのかどうかは分かりませんが、高級感のあるPODとしては同じカテゴリに見られがちです。



『安価で手軽、簡単でコンパクト』


PODのに求められるものを高水準で実現し、そこにSX chipによる安定した制御と見た目の高級感が加わったのがMi class。
ただし価格に関してMi classは無印Orionの約6割程度に抑えられています。
Mi classは本来の意味でのPODの決定版と言えるのではないでしょうか。
つまりハイエンドPODとして機能と質感に全力を尽くしたOrionとは、競合関係では無く共存関係にあるのではないかと感じています。


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カートリッジについていたキャップは、本体にセットしても使えます。ホコリの侵入防止になります。






PODにそんなにお金を掛けたくない、という方も多いと思います。
PODじゃ所有欲を満たせない、という方も居るでしょう。
一度Mi classに触れてみて下さい。
これなら使ってみようかな、という気にさせるデバイスですよ。












インプレッション



先に個人的な見解として正直に申し上げておきます。
アタクシ、POD型デバイスの何が良いのか分かりません。


・安価で軽量で簡単操作
・ちゃんと煙も出る


それは良く分かるのですが、PODでなければならない必然性を感じないのです。
既存のAIOじゃダメなの?極小MODとRBAじゃダメなの?
いくらでも選択肢があるのに、敢えてPODを選ぶという思考がアタクシにはありません。


味が凄く良い、とか特化した何かがあるなら別ですけれど、聞く限りでは『味もたいしたことはない』のがPODです。
味音痴の自分が言うのは間違っているでしょうが、少なくとも美味しいと感じたPODは一つもありませんでした。
それでも見た目が凄くそそる、というのなら欲しくなるのですが、少なくともそうした気持ちにさせるものは見つけられませんでした。


気に入ったものの記事しか書かないのがこのブログのインプレッションですので、当然POD型デバイスの記事はありません。カテゴリすら設定していませんでした。










Orionは美味しかったし見た目も良かった



最近、この記事にも名前が出ているLOSTVAPEのOrionを吸う機会がありました。



(*゚∀゚)「見た目、いいよね」



これなら味関係無く、一個持っててもいいかな!なんて思いながら試飲させてもらったのですが



(*゚∀゚)「え?味も悪くないじゃん!!」



正直びっくり。
PODでもここまでやれるんだ、すごいなVAPEの進化って!





Orionを買おうとしていたらSX mini Mi classの話が入ってきて、見た目もなかなか好み。


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(*゚∀゚)「もういいや、どっちも買うわ!」



という感じです。








結局お前の舌ではどうだったんだよ?



上でははっきり書いて無かったんですけど、Mi class。
あの構造で不味い訳ないじゃん!!


Orionと違うのは、あっちはドローがやや軽いこと(調整可)とコイル抵抗値の関係もあって、美味しいと感じる為に必要なミスト量を確保してくれている感じです。例えるならリキッド味のわたあめをピンポン玉くらいの大きさで口に入れられたような感覚。
Mi classはパチンコ玉くらいのわたあめだけど、直接舌の上に置かれた感じ。
味の濃さ(感じ方)は似たようなものかも。


伝わるかな?伝わらないなーたぶん。だからリキッドのインプレは出来ないんですよねw






ボタンの押し心地



ボタンのサイズに比して適度な押し代と反発です。
ガタも無し。
とても良いと思います。





基板に対して



出力調整不可で7~13Wを自動出力(最大出力電圧は4V)というのは電池のパワーが落ちたら出力ダウンです。
まさかのセミメカ。
SX chipなんだからもう少し何か無かったのか?と価格度外視で一度言わせて。
もう言わないから。


あと何だか説明書が見にくい。
スペック見ても良く分からなかったのですが、過充電保護と低電圧保護、それとショートサーキットプロテクションは付いてるみたい。








やや気になるところ



色々あるのでまとめてみました。



輝度1と2が違いすぎるwww


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5段階あるのですが、1と2の間に2つくらいすっ飛ばしているようなイメージ。
これ、1じゃなく『エコ』みたいな表記の方がしっくりきます。




カートリッジの個体差でドローが変わる


カートリッジはプラスチックなのですが、底部分と筒部分(タンク)の接合部に必ずコンマ何ミリの段差のようなものが出来ます。
こんなの誤差の範囲なのですが、Mi classは構造的にMTLバカなのでこんな僅かな隙間すらドローに影響を与えます。


まあMTLに変わりは無く『クソ重い』が『クッソ重い』になったり『結構重い』が『異様に重い』になったりするだけなのですが、確実に変わりのは確か。






シャブいと漏れる


チェーンしまくるとコイルの熱でリキッドがサラッサラになるのはVAPEを吸う方ならご存知だと思います。
その状態だとカートリッジ下からリキッドが滲むことがあります。


ただ、ボトムエアフローのクリアロなのだから『漏れないことはあり得ない』のですけどね。






NO ATOMIZER表示


吸っているうちに、又は持ち運びした後ではカートリッジの接合部がやや浮くことがあります
接続不良の際には表題のような表示が出ます。
出来ればパッキン固定じゃなく、ロックされる仕様が良かった。





電池もちがやっぱり悪い



400mAhだから当たり前ですね。
カウンターがあるので数えてみると、満充電状態から平均で約200回吸えます


仕事でパソコン作業する方は、休憩が終わったらその都度充電しておくと良いかと思います。










カスタマイズ編



折を見てスリーブの所に革を貼ろうかと思ってます。


カートリッジに被せるキャップは便利なのですが、横の負荷を掛けるとコロンと外れてしまいます。


なので


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市販のアトマイザーキャップの先端をカットしてカートリッジのキャップにはめてみました。


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安っぽくなったとか言わないで。
これをやっておくと胸ポケットに入れておいても甘い匂いがしないメリットもあります。
無臭。







オススメ出来るのか?



ペン形状なので、取り回ししやすいです。同じ形状のペンタイプAIOが好きな方や、そうした機種ですらバッテリーが余る方、また同じ路線で軽量な機種を探している方には最適です。


これからPOD型デバイスを買おうと検討中の方は選択肢の上位にいれてみてはどうでしょう。









まとめ



当ブログ初のPOD型のインプレッションです。
カテゴリーもちゃんと作りました。


少々長くなりましたが、今回は割と情報多めにしてありますのでご参考になれば幸いです。


後半畳み掛けるように悪い面を並べましたが、トレードオフした結果がプラスならば良い製品じゃないでしょうか。その辺りはご理解いただければと思います。


PODも悪くないねw



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Yihi electronicのPOD型デバイス、SX mini Mi classのインプレッションでした。