手軽で便利なクリアロマイザー。
アタクシは



( ・∀・)「お金が山ほどあるならクリアロマイザーと交換用コイルでVAPEライフを送りたい」



というズボラ人間。


そういえば最近は海外通販と国内通販の〆後の価格(送料やポイントなどの差し引き後)がたいして変わらなくなってきていますね。
国内ショップの品揃えも非常に豊富になって、海外でしか買えないというものも少なくなったように感じます。


アタクシの場合、海外通販の利用はデッドストックと消耗品の購入に偏りつつあります。
特にコイルなどの消耗品の価格はかなり安い場合があり、種類も豊富なので便利。
コイルに燗してはどうしても国内だと店舗在庫が安定しない傾向にありますね。








意外にバラつきがあるコイルの品質



購入したことがある方はご存知でしょうが、クリアロマイザーの交換用コイルというのはだいたい5個セットです。


メーカーがどうやって検品しているのかは分かりません(MOD通電は出来ないからテスターなのかな?)し、運送中の振動や衝撃のせいなのかもしれないのですが、体感的には不良品とまでいかないけれど、やたら焦げやすかったり、通電したりしなかったりする製品の割合が数%はあると感じます。
10個に1つは言い過ぎだけど、15個に1つはある、みたいな感じ。あくまでもアタクシの個人的なケース。
工業製品として1%以上の不良率というのが、いかに高いものなのかはモノ作りに関わる方ならば良く分かると思います。


この『ちょっとおかしい』コイルの症状としては通電が怪しいという事例よりも、何だか焦げやすいというケースの方が格段に多いです。


工場で大量に作っている(Joyetechとか)らしいこのコイル。
本来ならば品質のバラつきは出にくい筈なのですが、どうしてこうした現象が起こるのでしょうか。









焼いてない?



ここからはアタクシの想像が多分に含まれます。



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上からそれぞれ


・Eleaf
・Joyetech
・Aspire


のコイルです。
大きさは様々ですが、全てボトムバーチカルタイプ。
つまりコイルが縦に設置されていて、上から見ると筒のような感じになってるタイプです。
この筒の中をエアが通り抜け、コイルの外側にコットンが巻かれています。


新品のコイルをこの筒の内側から覗いて見ると、ワイヤーの種類や巻き方(パラレルだったり単線だったり)が分かるのです。
新品コイルだとガンクも無いので艶々と光沢のあるカンタルワイヤーの一本一本まで読み取ることが出来ます。



(  ̄ー ̄)「ん?ツヤツヤ?」



カンタルワイヤーが一度でも赤熱化すれば表面に酸化アルミニウムの被膜が形成されます。
この被膜がワイヤーを保護する役割を持っていて耐久性もアップするのだそうです(実感は無い)。





話は戻って、この交換用コイルの中のワイヤーが『光沢のあるツヤツヤ状態』だということは、RBAで言うところの『焼き入れ(ドライバーン)』を行っていないということになります。


もちろんドライバーンはコイル形成過程で絶対に必要な工程ではありません。
ただしそれはコイルに余分な付着物が無く、コイル状に巻いたワイヤーの全体が熱ムラ無く同時に温まる状態が出来ていることが前提となります。


衛生面やワイヤー素材の品質の安全性についてはメーカーを信用する(以外にはない)として、細く細かく敷き詰めるように巻いたワイヤーが、ムラ無く同時に温まる保証はどこにも無いようにアタクシは感じます。













コイル品質のバラつきの原因



もしも前述のハズレコイルにおける『何だか焦げやすい』というものの原因が、この焼き入れしていない(と思われる)生のワイヤーのせいだとするならば、考えられることは一つ。


コイルを始めて使用する際に、ワイヤーの一部に熱ムラが起きている


ということ。
RBAにおいてはホットスポットが出来ている状態と言えると思います。



(*゚∀゚)「まずいんじゃないのそれ?」



ただ



いくつかのクリアロマイザー用コイルの中を良く見てみると、みっちりと間隔を詰めて巻かれたタイプよりも、微妙にワイヤー同士の間隔を空けて巻かれたタイプが多いように感じます。
これが意図してこうなったものなのか、焼き入れを行っていないが故にくっついていないだけなのかは不明です。



(☆゚∀゚)「熱ムラ(ホットスポット)って、みっちり巻いたマイクロコイルよりも間隔の空いたスペースドコイルの方が起きにくいよね」



つまり、クリアロマイザー用のコイルというのは焼き入れをしていなくても、ホットスポットが出来にくい、ややスペースド寄りのコイルを多く採用しているということですね。




(*゚∀゚)「ということは熱ムラが起こるコイルっていうのは?」




これは完全に推測の域を出ませんが、たまに『ワイヤー同士の間隔が狭い部分』の存在するコイルをいうのがあって、その部分に熱ムラが起こっているのかもしれません。
ですが、恐らく複数回通電させて吸っているうちに被膜(か汚れ)が形成されるか何かして、そうした熱ムラは解消されていくのではないでしょうか。











ハズレコイルを出さない為にユーザー側で出来ることはあるのか?



熱ムラ(ホットスポット)のある状態で、リキッドを気化させる温度まで完全に加熱してしまえば、コットンの一部は炭化するほど焦げてしまいます
こうなると、前述のように『以降は熱ムラが無くなり普通に吸えるようになった』としても、焦げ部分は残ったままになり、リキッドの味を変質させ、コイル寿命を短くしてしまうことでしょう。


ならばこちらで出来ることは、アトマイザーに新品のコイルを付けて初めて吸う時には



リキッドをコットンに浸透させた状態で、低めの出力で小刻みに複数回ファイヤボタンを押して、コイル部のワイヤーに薄く被膜(もう別に汚れって言っちゃってもいいんじゃないかな)を付けてあげること



が有効なのではないかと思います。
こうしてコイルに準備運動をさせてやることで『普通に吸えたかもしれないコイル』をハズレコイル(ゴミ)にしなくて済むわけです。




要注意


ただし、使用中にコイル抵抗値が小数点第一位の桁で上がったり下がったりするようなコイルは完全に不良品ですので使用を中止してください。コイルのワイヤー固定部が外れかかっている場合があります。ショートの可能性のある危険な状態です。







要注意2


(この先はVAPEに詳しい方は読まなくても大丈夫です)

クリアロマイザーの運用はテクニカルMODで、というのは、こうしたコイル周りの事情による不具合にメカニカルMOD単体では対処出来ないことも理由として挙げられます。
ポジピンが出てる出て無い、ハイブリッド接続か否か、電池の正しい扱い方や電気的知識があれば安全だ、というのと同じ次元では無いのです。
不良品のコイルをピックアップしてメカニカルでのクリアロマイザー使用を認めないのはおかしい、という方はパラシュートの不具合事例をピックアップしてスカイダイビングのことを危険だと言うのはおかしい、と言っているのと同じように見えます。
今回の件に限りませんが、ベテランのVAPE愛好家の中には、VAPEを始めたばかりの方からの『可能か?不可能か?』という質問に対して、わざと『(基本的には安全とは言えないし推奨はしないが条件を満たせば原理的には)可能ですよ』という回答をする方が一定数以上確実に存在しています。
本人に自覚が無かったとしても、結果的に悪意に満ちた最悪の回答です。
答えてもらった側はベテランが言うことなのだから、と信用するでしょうし、感謝もすると思います。
悪意に満ちた回答を信じさせ感謝させるというのは人間の尊厳を踏み躙る行為です。
だからといって誰も信用するな、とか自分で考えろ、なんて世の中は殺伐とし過ぎていて悲しいものがありますが、VAPEに関する質問をする時には複数の方に同様のことを訊いた上で、総合的な判断は自分の意志で行うことが大切だと思います。











まとめ



VAPEに慣れてくるとRBA一辺倒になってしまう方も多いのですが、アタクシは『たまにはクリアロで吸ってみるとVAPEがもっと面白くなりますよ』とよく書いています。見飽きました?
始めたばかりの頃というのは、コイル抵抗値に合った出力もエアの取り込み方も分からないままで使用していたりする(アタクシのことです)ので、リキッドの味も薄かったり、コイルを焦がしまくったりしていました。
いろいろ分かってきた頃に一度クリアロマイザーに戻ってみると、RBAで得た知識や経験をもとにかなりドンピシャのセッティングが出来たりします。
当然そうした条件で吸えば、VAPEを始めたばかりで吸ったあの味と比べて、格段に美味しいミストが味わえる・・筈です。


ここ最近にリリースされたクリアロマイザーはコイルの質も良くて、それが味に直結している感じがします。ごく一部に美味しく吸わせる気がまるで無いのかな?というコイルもありますが、ほとんどのコイルと、それを使用するクリアロイマイザーの味は半年から一年刻みでグングン進化して美味しくなっている感じです。
テクニカルMODでは出力カーブモードを装備する機種が増えてきましたが、クリアロマイザーとカーブモードの相性はとても良いと思います。クリアロは温度管理よりもカーブモードの方がしっくり来るかもしれません。


進化したMODとクリアロで、コイルをばんばん交換しながら贅沢に数種類のリキッドを楽しむというのはVAPEのひとつの究極形だと思います。