VAPEのRBA(リビルダブルアトマイザー)の種類の中ではまだ歴史の浅いRDTA。

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リキッドタンクを備えたRDAというスタイルは一部の物臭VAPER達に歓迎されました。
今でも定期的に新商品がリリースされていることからも分かる通り、業界では確率されたジャンルとして捉えられているようです。


ただ、比較的歴史の長いRDAやRTAは、ビルドについても考察や実践が進んでいるのですが、歴史の浅い分RDTAはそこまで定番化されたビルドのスタイル』が確立されているとは言えないのが現状です。


そうした中で良く言われるのが


『タンク部へコットンをどれだけ垂らすのが正解なのか分からない』


ということ。







RDTAでのコットンの処理についての考察



RDTAでのコットンワーク(ウィッキング)について言及するには、まずRDTAの特徴やメリット&デメリットを理解する必要があるように思えます。



RDTAのメリット


①コットン交換がRDA並みに簡単でスピーディーに行える
②デッキの広さがRDAと変わらないのでRTAよりビルドが楽
③立てて置く限りリキッド漏れは起こらない


ジュースウェルが容量アップしてガラス張りになった、と考えるとRDTAはリキッド残量が分かるRDAとも言えます。
ビルド面から見ればデッキが広くなり自由度が増したRTAと捉えることも出来ます。



RDTAのデメリット


①RDAより構造が複雑で背が高くなりがち
②RTAと違い横にしたり逆さにするとリキッドが漏れる
③ビルドの自由度がRDAとRTAの中間でどっち付かず



メリットは人によって感じ方は違うのでしょうが、デメリットの下線部、つまり横や逆さにした場合のリキッド漏れについては皆さんほぼ共通の認識のようです。
それからこのRDTAをリキッド残量が分かるRDAと思っているのか、またデッキが広くなり自由度が増したRTAと捉えているのかは、実はコットンワーク(ウィッキング)という面ではかなり重要となってきます。



(* ̄∇ ̄)「重要?」



コットンワーク(ウィッキング)についてですが、RDAとRTAでは優先するものが違います。



RTAのコットンワーク

漏らさない>焦がさない(供給)≧美味しい


RDAのコットンワーク

美味しい>焦がさない(供給)



個人差はあると思いますが、一般的にはだいたいこんな感じかと思います。
RDAは焦げても良いのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、吸う前にリキッドを直接コットンにぶっかけられるRDAで焦がしてしまうというのは、もはや根本的に何かおかしいです(過剰な出力、コイルのホットスポットの除去など)。
RTAで美味しくさせることの優先度が低いのが納得出来ないという方も居るとは思いますが、そもそもRTAのコットンワークは難易度が高いものです。全体的に高い難易度の中での優先順位ですから、美味しくさせることを軽視していないことはご理解頂ける筈。


話は戻ります。


コットンワーク(ウィッキング)にあたって、RDTAをRTAのように扱った場合や、RDAだと思って作業した場合には、それぞれ優先するものが違うが為に、意図していない結果となる可能性が高くなるのです。








RDTAに適したコットンワークとは



RDTAのデメリットの欄に出てきた


『横にしたり逆さにすると漏れる』


というものを解決したいところですが、構造的にはなかなか難しいというのが正直なところ。
ただし、一瞬横にしただけで漏れるような事態はコットンワークである程度防止出来ます。
要するにデッキにあるコットンホールをコットンで塞いでしまえば良いのですから。



(* ̄∇ ̄)「でもあんまり太いコットンをギュウギュウに詰めたらリキッドの供給が良くないんじゃないの?」



かもしれませんね。
ということで、コットンホールは塞ぎつつもタンクからのリキッド吸い上げを妨げにくいコットンワークを目指していきましょう。



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コイルに通したコットン。
コイル脇に近い部分は太くしておきます。
それ以外の箇所はなるべく細くしておきます。
コットン長はタンクの底に着くくらいの長さに予めカットしておきます。




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コットンホールを通してタンク内にコットンを差し込みます。
コットンホールの大きさにもよりますが、差し込んでいくと、コットンの太い部分できつくなり、栓がされるような感じにします。





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タンクにリキッドを入れます。
コットンがリキッドを吸い上げていくのを確認したら、今度はデッキ側に残ったコットンにリキッドを含ませます。
この時点でアトマイザーを数秒間横倒しにしても、(コットンホールが濡れたコットンにより塞がっていれば)リキッド漏れはほとんど起こらない筈です。


完全密閉されている訳ではありませんが、醤油の小瓶の空気穴を塞いだまま傾けても中身が出ない理屈と同じです。







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リキッドがタンクに満たされるた状態のコットンはこんな感じに見えます。
これが何となく美しくなくて嫌だ、という方も居ます。
他人の美的感覚をとやかく言うつもりはありません。
ただ、この程度のものを『美しくない』と言ってしまえる方というのは、それはそれは美形でオシャレな方なのでしょうね。


恐らくはこの型がRDTAのコットンワークの基本型となるのではないかと思います。
濡れたコットンでコットンホールを塞ぐ。あとは個人でいろいろ工夫しながら基本型を崩していく、というのがRDTAにおけるコットンワークの熟成への道‥‥なのかもしれません。










まとめ



以前にGeekvapeからmedusaというRDTAがリリースされました。大きな特徴はタンクが金属製で、見た目がRDAみたいにスッキリしているというもの。
ぶっちゃけジュースウェルがやたら深いRDAなのですが、あまり人気は出ませんでした。
やはりタンク部は透明じゃなきゃ意味は無いのかもしれません。


BF対応RDAは見方によってはリキッドタンクが超大型のRDTAにも見えます。用途が被るから必要無いという意見もありそうですが、チャージの手間があり機構が大きなスコンカーと、自動供給で機構が小さなRDTAはやはり別物。


スコンカーを使ってもボトルのリキッドを使いきることはあまり無いという方や、機材はコンパクトに抑えたい方は、RDTAという選択肢を考えても良いのではないでしょうか?


歴史の浅い機材だからこそ、掘り下げていく人は必要ですし、そうした役割を担うのはアタクシ達のようなVAPEを始めて日が浅いユーザーが最適なのではないかと思います。