のんびり離陸していきます。


芸能人の逮捕のニュースが入り我が家では



( ・`д・´)「アナ雪観れなくなっちゃうらしいよ」



と娘が騒いでいました。
自宅にあるDVDの存在を忘れているようです。












仇討ち



かつて日本には『仇討ち』と呼ばれる私刑制度が存在した時代があります。
武士の時代。
三百年続いた武家社会の中でのことです。


そもそも侍には『切り捨て御免』というルールがありました。武士の誇りを著しく傷つけられたりした場合や、自衛、人助けなどの場合も含まれます。
基本的に裁判不要でその場で相手を斬り殺しても良いというものです。
ただし、実際にそれを行うと



( ・ω・)「本当に殺す程のことだったのか?」



と厳しく審議され、場合によっては切腹のリスクもありました。
乱用するなどもっての他です。


ただ個人的な恨み辛みで刃傷沙汰となるケースもありました。
そうしたケースでは加害者側が詮議を回避しようと逃げてしまうこともあります。
仮にAさんとBさんが居て、AさんがBさんを斬り殺してそのまま姿を消してしまった場合など、Bさんの家族には父親やご主人の仇討ちの機会が認められることがありました。


これが『仇討ち』です。


法で裁き刑を下すのではなく、被害者の身内による私刑を認めた訳です。
認めただけでなく奨励されていたという話もあります。
当時の日本は武家社会。
武士にとって大切なものとされた義や忠という価値観と仇討ちは通じるものがあると考えられていたようです。



( ・`д・´)「見つけたぞ!父上の仇だ!」



時代劇で白い着物を着た母と息子が浪人に斬りかかる場面がまさにこれです。
仇討ちは奨励されていた訳ですから、その場に無関係の侍などが居た際には



(  ̄ー ̄)「ふむ、事情は分からぬが(!?)拙者、助太刀するでござる」



とサポートに入ることもアリでした。
筋骨粒々の浪人に女子供が太刀打ち出来る筈がありません。サポーターがザクザクブスブスとやった後で



(  ̄ー ̄)「さあ、今でござる!」



と母親や息子にトドメを刺させるのです。
司法制度が未熟だった時代の話です。










法治国家



近代化した日本では、まず法を整備しました。
そしてそれを守らなかった場合に、犯罪者にその罪に見あった罰を与えることを決めました。
罪の内容を明らかにして、この場合はどんな刑になるのかを決めるのが裁判です。


ここで決めた内容に納得出来ない時には、申請を行い、認められると再び裁判が可能です。最終的には最高裁まで持ち込むことが出来ます。


何度もやり直したいと考える理由は


『ここで決まった刑を越える罰は与えられないから』


です。


ここで大事なのは、○○したら罪になる、と決まっていないものは違反しても罪に出来ないということ。
分かりやすくいえば、銃刀法違反というのは刃物の場合、細かく規定がありますが、ライトセイバーのようなものに関する規定はありません。
実際にライトセイバーを所持していたらナイフの数倍も危険ですが、規定が無いので罪になりません。


ライトセイバーを振り回して誰かが怪我した場合、被害者は銃刀法違反では加害者を起訴出来ません(他なら何とかなりそうだけど)。
これを被害者が不服に思って個人的に加害者に罰を与えようとしたら、捕まるのは被害者の方です。


日本では『私刑は法律で禁じられている』からです。



( ・`д・´)「おかしい!」



いや、仇討ちの成功率は結構低かったし、日本の警察はとても優秀。
私刑を認めるよりも余程文化的です。
私刑が禁止されているかどうかは、その国の文化、文明レベルの目安ともなっています。









私刑は認められていない



誰かが罪を犯し、逮捕&起訴され、罪に見あった刑が裁判で確定したならば、それ以上の償いをさせようとしたり、私刑を行おうとしてはいけないことになります。


近年はネットでの書き込みが問題視されることが多くなりました。
これは書き込んだ相手先の名誉を傷つけたり、社会的地位を下げたりする等の被害が生じるから。
例え相手が罪を犯したとしても、これらの行為は『私刑』として扱われたりします。
あまりよろしい行為ではありません。



( ・`д・´)「でも言いたいんだ!」



もしも罪を犯した相手に恨みがあるのだとしたら、逆にあまり書き込んだりしない方が良いと思います。



( ・`д・´)「なんでよ」



判決の際に『被告人は社会的制裁を既に受けており‥』という理由で、実際の刑が軽くなることは以外とあります。
騒げば騒ぐほどに刑が軽くなる。


わかりますか?


どっちに転んでも『私刑』と取られるような書き込みは良くないのです。










まとめ



日常的に見られる『とりあえず罰は後で決めるから、ちゃんと約束守れ』というのがいかに非文明的なことかは以前にも書いた(か忘れている)と思います。


ただね


そうした例を取り上げて批判するより先に、大前提として守るべきことは守らないといけないよね、と感じます。


バイトを休み時はとにかく連絡だけはしようw