ここ1~2年くらいでVAPEを始めた方ならば、一個くらいは持っているであろう(推測)機種が


( ≧∀≦)「Joyetech eGo AIO!!」



です。
もちろん我が家にも(使用不可能だけど)一個あります。
ペンタイプの割に煙の量も多く、そこそこに味が出てコンパクト。しかもかなり安価。さらに立てて置いておく限りリキッド漏れはほとんど無い!
大ヒット機種なので今でもそこそこ売れているのかもしれませんが、皆さんもご存知の通りeGo AIO最大の欠点はしばらく吸うと



( ・∀・)「何が起きてるのーw」



というくらいジュルジュルし始めるというところ。
共通コイルを使用するCubisシリーズでも同様の現象が起こるので原因はeGo AIOではなくて、その使用コイルだということでほぼ特定されています。


抵抗値により『じゅるりん具合』は異なるようで一番酷いのがss316(0.5ohm)とも言われます。


このタイプのJoyetech BFコイルには


Notch coil(0.25Ω)
BF SS316 (0.5、0.6、1.0Ω)
QCSコイル
LVC Clapton(1.5Ω)


こんなバリエーションがありますが、基本的には全部じゅるり。僅かに0.6はじゅるりん具合が改善されているという話も聞きます。



ということで『じゅるりんコイル』は使用されることなく貯まっていった訳ですが‥



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貯まり過ぎだろおいwww


(これ一部。まだまだある)


もうこの際、取っておいたところで何のメリットも無いので、Cubisその他を駆使してこいつらを使い倒して何とか消費することにしました。
使わないより使った方がいいもんね。









出でよCubis!!



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MODもJoyetech(Espion solo)なのでさぞやお互い満足でしょう。
コイルは悪名高い0.5ohm。
ほら、お前ら同郷の仲間と再開させてやったぞ。



じゃあ吸おうね。


ぶしゅーーー!



( ≧∀≦)「くわーーっ、コットン臭ーーw」



というか


5パフ目から既にじゅるりんモード。
出力は30w。
決して見当違いな設定では無い筈。


そして


鬼のスピットバック!!



( ≧∀≦)「まるで口の中で線香花火を焚いてるようだな(懐かしい)」



想像以上のじゅるりん具合。
もうリキッドを飲んでるかのようです。
味、結構出るな!というのはリキッドが舌に直接飛んでくるから、なのかも。


いや、クリアロはさ、カレーと同じで翌日がピークだし。


ということで一晩じっくり寝かせることに致します。期待してるぞ。










翌日



目が覚めるようなスピットバックw


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やはりあの螺旋ドリップチップじゃないとダメなのかしら。すでに口内粘膜がザラザラ。これは間違いなく火傷です。



(  ̄ー ̄)「むう‥‥」



JoyetechにはCubisの1世代前にeGo oneというモデルがあり(どちらもクリアロマイザー)、こちらはコイルのパッキンを弄らないと漏れるというあからさまな欠点があったものの味はかなり美味しかったのです。
余程『漏れ』に対するクレームが殺到したのか、後継機種で漏れ対策に全振りしたのが、今回のコレ
色々なものを犠牲にしたんだな、と思わざるを得ないです。


確かにリリース当時はこれでも百歩譲って漏れにくく味が出るコイルだったかもしれませんが、今は類似構造の他社クリアロマイザーと比べて、かなり差を付けられたなあという印象。
先駆者としての功績は認めるんですけどね。


あと、このコイルはやっぱりセミメカで吸うようなもんじゃ無いと思います。最初はいいのよ。
ただ、しばらくすると出力低下によりコイルのコットンに染み込んだリキッドが全然気化されなくなってきます。
テクニカルMODで最後まできっちり30w付近で熱してやらないと、内圧変化に伴い細いエアフローを熱されたリキッドが逆流し、空気取り入れ口までやって来てしまいます。


たぶん正しい吸い方としては、がっちり熱を通して炊き上げながら、コンマ数秒置いて、中開度のエアフローで強めに長く吸い込む感じになると思います。
なので基本的にDL吸い。


リキッドの味については、ミスト自体は濃くないので、スピットバックを舌で受け止めて味わいましょう。要冷水。










温度管理で吸ってみよう!



コイル材質がSS316なので温度管理対応の筈。
ただし『まともに動かないので工夫が必要』というのが海外のマニアの談。
その理由としては、コイル本体はSS316だけど、コイル足がニッケルだから、というもの。
ニッケルのTCRはSS316よりもかなり高いので、それはプリセットでまともに動く筈が無いですね。


ただし


コイル分解した訳じゃないので、いったいどのタイプの、どの抵抗値のコイルがそれに該当するのかは分かりません。
まあいいや、動かなかったらTCRを弄ればいいんだし。


とにかく吸ってみよう。



(*゚∀゚)「まずはSS316のプリセットに合わせて温度は440℉くらいでいこうか」



ジュルジュルジュシャーーー・・シャ・・シャ・・シャッ・・(プロテクション表示出現)



(*゚∀゚)「おっ・・」



ちゃんと動いてるじゃん!!


どうやら0.5ohmコイルの場合はMODのプリセットモードで十分にTCが機能するようです。
コイル種類によりニッケル:Ni200足が影響するようなら(海外のイカレポンチ共の話を鵜呑みにするなら)マニュアルTCRモードに切り替えてTCR値を変更すると良いと思います。
通常SS316をマニュアルTCRで動かすならば0095程度でいいのです。
Ni200のTCRはSS316の約6倍近くあります(約0600)ので、0095という数値を少し増やしてやればいいのです。
ニッケル製のコイル足の長さが不明ですので何とも言えませんが、感覚的には0150付近を上げ下げしてやれば良さそうな気がしますね。













超長い余談



今回の記事の本体と言えるのがこちらですw
いつかどこかで(こっそり)書きたかった。


JoyetechのマニュアルにはHow to TCRのような項目があり、SS316のTCRについても記載があります。そこに記載されている数値は『0080~0200』です。
実はこの数値『異常値』です。


TCR値というのは金属の材料特性のデータとして非常に重要なものであり、きちんとした研究機関で行われた測定により求められています(それでも測定毎にバラつきが出たりする)。
アタクシが参考にしているTCRリストの元となったデータはアメリカのCINDAS LLCが発表したものだとされています。アメリカ国防総省向けに情報分析センターを運営していたところです。


レポートによるとSS316のTCRは、170℉では約0100、440℉では0091、620℉では0087、といったように条件別に値が出ています。VAPEでの常用温度帯として考えるとアタクシ達が注目すべきは440℉でのTCR値である『0091』です。


もちろんSS316だからといってもコイルにする際にワイヤーの精度や不純物の影響が出てきます。アタクシはよくSS316のTCRは0090くらいでいいんじゃない?と書いてますが決してデタラメ言ってるわけじゃないんですw


で、先程のJoyetech TCRの話に戻りますが、ステンレスの材質にムラがあったとしても上側『0200』なんて数値はどうやっても導きだせない筈の異常値です。Joyetechの研究所が「すっとこどっこい」だから、ということもあり得ないでしょう(あそこは・・ちゃんとしてます)。
だとすればわざとこの値にしたということ以外は考えられません。


例のJoyetechTCRリストが公開されたのは、確かCubisが出る少し前。eVic VTCが発売されるくらいだったと思います。これ以前にはTCモードにおいてSS316のプリセットが搭載されることはほとんど無かったと記憶しています。
つまりSS316のプリセット登録記念のリスト公開・・じゃないとは思いますが時期的にはそんな感じでした。
で、恐らくその頃Joyetechの社内では件のじゅるりんコイルの開発が行われリリース寸前だったのではないかと思われます。


・SS316マテリアルの新型コイル。
・SS316プリセットを搭載したTCMODのリリース。


後日スターターキットとして発売されたeVic VTC miniはまさにこの組み合わせでした。バンドルアトマイザーはCubis。漏れない新設計のクリアロマイザーです。


さて当然ながら社内テストの段階で、この新型コイルをSS316モードで使用した筈です。
ここからは完全に推測ですが、コイルの種類によってSS316モードが正常に作動しなかったのかもしれません。原因はコイル足の一部に使用したニッケル。
幸いにもMODにはマニュアルTCRが搭載されていた為、手動でTCを作動させることが出来ました。ただしその時の数値はおよそSS316の一般的なTCR値とはかけ離れたものとなっていたのかもしれません。


もし該当コイルを使用してSS316モードを利用すれば『鳴り物入り』でリリースした新型機種にケチが付く可能性も捨てきれません。あのメーカーのTCは使えない、と。
だからこそ、あのタイミングでわざわざ異常値を記載したTCRリストを公開する必要があったのかもしれません。


もしもうまくTCが働かなかった場合は『リストを参考にマニュアルTCRモードを使って対応』する。
本来単一マテリアルのコイルでは使用する機会がほぼ無い筈のモードを、Joyetechはリストの公開と関連付けてユーザーに印象付けたのではないでしょうか。


せっかく作った新型コイルを市場に定着させる為にも、Joyetechはこれ以降に発売するMOD(セミメカは除外)にもれなくマニュアルTCRを搭載させることになりました。
ちなみにTCモード中の出力調整とマニュアルTCRは、精度の高い温度管理を求めるには必須の機能です。
これがあると無いとでは大違いです。
そしてこの流れは協力関係にあるEleafやWismecから発売される製品にも影響を与え、中華マスプロ大手の製品の機能性&汎用性が一気に増すきっかけとなったのでした。


ただ、それだけ擁護していたコイルが『お察し』だったので結果的には・・まあ世の中うまくいかないもんですねwww














まとめ



今、ちょっとガンクが付きやすいリキッドで吸っています。
え、コイルの寿命?



(*゚∀゚)「美味しく吸えるなら別にいいんだもんねー(悪」


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0.5ohmコイルはやっぱりマニュアルTCRでの調整は要らない気がします。30Wで470℉付近。
エアフロー全開にすると口の中お祭りになるので、やっぱり半分閉じたくらいで良さそうです。


しかしこれでも味はちょっと物足りないですね。


ああ、なんかMelo3吸いたいなあw