イチロー選手が引退されました。
一歳違いのお兄さんの引き際に関しては、ただただお疲れ様です、という気持ちです。




そもそも野球に詳しく無いアタクシですが、イチロー選手のインタビューでのスタイルが印象的で、勉強になったなあと思っています。


そのスタイルというものは


『レベルの低い馬鹿げた質問に対してそっけない』


というもの。


インタビューというものは限られた時間の中で皆が訊きたいことを記者が代表し、質問形式で聞き出すものです。
重要度が明らかに低い質問は、その答えについても皆が知りたいと思わないことが多いのです。


ほとんどの記者は自分の持ち時間の中で出来るだけ簡潔に答えやすい質問を用意し、短時間かつ少ない言葉で答えさせるように頭を使っています。
ただ時々勉強不足だったり思慮の浅い記者が混ざり、どうでも良い質問で時間を浪費しようとすることがあります。


そうした質問に対してイチロー選手はかなりそっけない態度を取っていたりします。
逆に簡潔かつポイントを突いた質問に関しては笑みを見せつつ『良い質問ですね』と記者を誉めたりすることもありました。


そっけない態度を取られた記者は気分を害されるかもしれませんが、そうした記者の存在は、その場に居る他の記者から見ても『インタビューを邪魔する者』でしかないのです。


つまり、イチロー選手のインタビューでは『プロ意識をきちんと持った記者じゃなければ仕事にならない』ということです。


恐らく最初は違ったのかもしれませんが、機会を重ねるごとにそうした、やることをちゃんとやってきた者が優遇される空気が形成されてきたのではないかと思います。
だからこそ、よりプロフェッショナルであろうと記者も努力をしてきたわけです。


後輩や次世代を担う子供達の育成、指導についても熱心なイチロー選手ですが、畑違いのマスコミの記者の育成にまで影響力を持っていたと考えると、この人の社会への貢献度は計り知れないものがあるようにアタクシは思います。