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商品名:Wasp nano RTA(ワスプナノRTA)
メーカー:Oumier
タイプ:RTA(シングル特化変則2ポスト2ホール)
径:23mm
容量:2ml
接続:510




Oumierのシングル特化RTA、Wasp nano RTAのインプレッションです。





OumierのWasp nano RDAは、22mm径RDAの狭いデッキとビルドスペースを、変形ポストでさらにリデュースして、結果シングルコイルながらも濃厚なミストを提供してくれる名作アトマイザー。
BFピンも標準で付属するので、スコンカーブームにも上手に乗っかり、恐らくメーカーの想定以上に大人気となりました。


しかも安い


下にタンクを付けたRDTAバージョンも出ましたが、あれも美味しかった。
で、今回リリースされたのはRTA。
期待するなと言う方が無理です。












とにかく色々見て見ましょうね



アトマイザー径は23mm。

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ポジティブピンはこんな具合で、出ているとも出ていないとも言い切れない感じ。
チャンバー外側と底面にはいつもの蜂マークがあります。


関係無いのですが昆虫の分類的には、蜂というのは羽根がある蟻に近いと聞いたことがあります。
WASP:スズメバチの拡大写真などを見ると、コイツどこかで見たことあるな・・と感じることが多かったのですが、超デカイ蟻だとすると、納得の面構えです。
近年毒を持ったヒアリが話題になったことがありますが、蟻の毒はおしりの針から出るのだそうです。
羽根があると蜂、羽根が無いと蟻。
春になったので蜂も増えてきそうですね。VAPEのミストで蜂が寄ってくることがありますので注意しましょう。







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エアフローコントロールはこんな感じでボトム側に3か所開いています。


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全閉しても少し吸えて、全開にしても軽く抵抗を感じます。
画像の通り、穴の中は3か所共繋がっています。


エアフローコントロールリングは、真下からはめこまれているだけです。なのでスポンと抜けるタイプ。洗浄は楽ですが、アトマイザーをMODにしっかりねじこむと、エアフローコントロールリングが挟まれて動かなくなることが多いです。
MODに載せていない時には程よい抵抗感で開閉できます。







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外見的な特徴と言えばwasp特有のドリップチップを兼ねたトップキャップ。
もちろんリキッドはトップフィルです。キャップを外すネジはとても回しやすいです。


なんでしょうね。
蜂のイメージがあるからでしょうか、このトップキャップがはちみつ色を意識しているように思えてなりません(シルバーバージョンはクリアを採用)。



注意:RDAやRDTAバージョンではトップキャップの先端に510規格のドリップチップを挿して吸うことが出来ましたが、このRTAバージョンではトップキャップにドリップチップを付けて吸うことが出来ません。ドリチ付ける派の方は要注意です。








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恐らく片側金属、片側樹脂なので、いい感じに密着しているのだと思います。




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チャンバー裏側のテーパー部。
変な段差も無く、スムーズにミストがチムニーへと入っていく構造です。


Wasp nano RDA&RDTAでは、このチャンバー部がトップキャップ兼ドリップチップとして機能していた訳ですね。











デッキはまさにWasp!



おまちかねのデッキです。
もう見ての通り、モロにWaspです。



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参考までにRDAとRDTAバージョンをご覧ください。



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Wasp nano RTAはこれらをサイズダウンしてうまくチャンバー内に収めたというのが良く分かると思います。
エアーの吹き出し口の位置もまるで同じで、コイルの両側2か所に・・写真だと見難いですね。でもちゃんとあります。







ビルドはとても簡単




Waspシリーズの良いところはビルドが簡単で、比較的美味しく吸いやすいという点。
基本的に高難易度のビルドを要求されるRTAにおいて、この良さを表現出来るのか?


というのを発売前から気にしていましたが、見事にクリアしています


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2か所の吹き出し口の中間にコイルを設置して・・



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タンクの底を触るくらいの長さのコットンを挿して、あとはガイド(丸くえぐれた部分)に沿わせ下向きに曲げるだけ。
これは本当に簡単です。
コットンはたぶん短くても長くても、細くても太くても、というかすごくテキトーでもたぶん吸えるんじゃないでしょうかw


しかもシングルコイル特化のRTAとしては珍しくボトムエアフロー(サイドエアフローを採用)では無いので、良くある伝い漏れの心配がほぼありません。
エアフローの逆流でリキッド漏れするとしても、これだけ高い位置にエアーの吹き出し口があれば、可能性はかなり低いのではないでしょうか。



(*゚∀゚)「漏らす方が難しいんじゃないの?」




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チャンバー被せてセットアップ完了。
タンク下部にチラリとコットンが見えてますね。



前述の通り、ほぼ漏れに関しては気にしなくて良さそうですので、ビルドに応じてコットン量を調整したり、いろいろ楽しめると思います。普段は漏れが怖くて出来なかったことも、このWasp nano RTAなら受け付けてくれるかもしれません。







吸い心地に関して



ドリップチップが付けられない(前述の注意書き参照)のでトップキャップを直接咥えて吸うことになります。
当然MTL向きではありません。
ワイドボアのドリップチップに慣れた方なら口当たりなどの点でしっくりくるのではないでしょうか。
シングルコイル機ですので、爆煙をウリにしている訳では無いと思います。やや絞り気味の重めのDLあたりで、常飲リキッドを普通に吸うのに向いているRTAではないかと感じます。










Oumierは安価で面白いアトマイザーを提供してくれる良いメーカーだと思っていますが、今回も素晴らしい仕事をしてくれました。
決して高級感や複雑なギミックはありませんが、VAPE愛好家にとっての『普段使いのアトマに求めるポイント』を上手に押さえた良質のRTAだと言って良いと思います。
















インプレッション



VAPEのアトママイザーという分野は、まずどこかが先陣を切って新しいアプローチの製品をリリースし、後続が似たようなモデルを出し、さらに後続が隙間を埋めるような製品で追いかけ、最終的に隙間自体が無くなる(w)という感じで商品が世に出ていっているように思えます。


このWasp nano RTAはリリース前の情報を見ても、何かに似ているとか、後追いというイメージがしませんでした。もちろんWaspという名で出る訳ですから以前のモデルを意識していない訳では無いでしょうが、何か『面白いものを出そうとしている』という感じがしたのです。
正直リリースがとても待ち遠しかったですね。







RTAの割にかなり大きなコイルが置ける



普通はこのサイズ(23mm)のRTAでは、結構ビルド可能スペースが小さくなる傾向にあります。


※今流行りのトップから空気を取り込み下に下げてボトムから上に導くタイプのRTAでは、その機構の為にスペースを割かねばなりません。結果的に割を食うのがビルドスペース(狭くなる)やアトマイザー径(太くなる。25mm以上になる)だったりします。


ただこのWasp nano RTAはデッキがRDA譲りで、シングルコイルながら内径3mmくらいのコイルも使用することが可能です。


コイルサイズの自由度がある=ワイヤーの素材、種類、抵抗値の自由度が高い


ということ。
23mm径ながらRBAの面白さを犠牲にしていないところが素晴らしいです。
もちろんコットンもモリモリ詰められます。
DL寄りですからエアーはどんどん吸い込まれますが、その分リキッドもばんばん気化させられます。


個人的な感覚としてはミストの量での吸い応えは


デュアルコイルの大径RTA>Wasp nano RTA>汎用シングルRTA>MTL特化シングルRTA


なイメージです。
濃いミストが相当出ますね。









ビルド時間がすごく短い



コイル固定には細いマイナスドライバーが必要です。
いつものWaspと変わりません。
ビルドに要する時間もRDAやRDTAバージョンの時とほとんど変わらないのですが、ここでポイントとなるのが


RTAのビルド時間としては極端に短いということ。


アタクシが下手なのもありますが、RTAのビルドは『漏らさない』ことと『美味しくさせる』ことを両立させる為に小手先でちょいちょい行う工程がいくつかあったりします。それが意外に時間を食うのです。


Wasp nano RTAは構造的にかなり漏れにくいので、注意を『美味しくさせる』ことだけに向けられます。なのでフィニッシュまでが早い!
これは普段使いの面で本当にメリットを感じます。











気になるところ




①キミはみんなの知ってるWaspじゃない


これはアタクシの私的な感想なので、広く一般的なものとして当てはまらないかもしれませんが、しばらく使ってみた感想としては


『デッキ以外にWaspを感じる部分が何も無い』


ということw


購入前はきっとWaspみたいな味がするんだろうなあ・・なんて思っていましたが、実際に使っているとデッキがそっくりなのに何故こんなに味が違うのか不思議に思えてきました。


チャンバーの形状やチムニーの有無、口までの距離など様々な要素が複雑にかみ合っているのでしょう。だとするならば、デッキに定評のあるRDAなんかをそのままダウンサイジングしてRTAのデッキとして採用した場合、今回のように別物になる可能性が高いということになります。


不思議だなあ。Waspっていうより〇erpentみたいだもんなあw


気になるとは言っても不満やマイナス要素ではありませんのでご注意ください。






②ウルテムじゃない、何テムだ?


RDAやRDTAバージョンのトップキャップがウルテムかどうかも不明(色的にはウルテムっぽいよね、色だけね)なのですが、今回のRTAバージョンは見た目やその他明らかに違う素材です。
硬い。これはPP?PET?ものすごくペットボトル感があるけど冗談だよな?


もう別に素材は何だろうと構わないのですが、唇に触れた際の感じが柔らかくもないしマットな感じでもないのは、なんだか寂しい。お前、本当にWaspか?養子に来たんだろ?もしかして〇otofoじゃないのか?え?〇〇〇⁉



(*゚∀゚)「やめろwww」












オススメ出来そう?



分かりやすい例えを考えていたのですけれど、このWasp nano RTAは履きやすいウォーキングシューズのようなものです。本格的にスポーツしたり、スーツを着て面接に行く場合には使えませんが、普段の生活で少し走ったり歩き回るには最適、という感じです。


爆煙以外で吸いたくない、またはMTLこそ至高、という凝り固まった考えの無い普通のVAPERは、きっと使ってみて悪い印象は持たないのではないでしょうか。


ビルドも簡単、価格も安い。


万人にオススメ出来る非常に使い勝手の良いRTAです。














まとめ



RTAでありながら漏れない。しかもトップインテーク構造を採らなかったという点で、個人的にポイント高いです。


何度か素材や内径、抵抗値を変えてビルドして楽しんでいるのですが、RDAと同じ感覚で組めるのはちょっと新感覚ですね。普段漏れと闘っているのはいったい何なのか、という気もしてきました。
こいつが楽すぎて戻れなくなる恐怖も少しw


コイルの自由度については書いていますが、ビルドの自由度と書いていないのは、デッキの構造が


『コイルはここに、こう置いてね』


という感じでほぼ決められているからです。
病的に突き詰めてビルドが出来ない分、毎回平均して美味しくしやすいデッキなのかな、という印象です。


そういえば


下線部を良く考えてみると、Waspシリーズに一貫して存在しているコンセプトはコレですね。
だとすれば、このWasp nano RTAは間違いなく『Spirit of Wasp:ワスプの精神』を貫いた上で作られていると思います。


これは


もう一個買わねばならないヤツですねw




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Oumierのシングル特化RTA、Wasp nano RTAのインプレッションでしたー