最近、愚痴を言える相手が限られてきて、少し寂しく感じています。
ある程度年齢が上がると、ところ構わず言いたいことをそのまま口にしてはいけないし、言われた方の受け取り方も気にしないといけないですよね。
そろそろ仲の良い友達同士集まるお花見(たぶん桜は散ったあと)なのですが、そこで発散・・し過ぎないように気を付けなきゃ、と思っています。




注意:この先には一部の方から見れば『偏見と誤解に満ちた文章』が載っているかもしれません。良く読んでいただければ、決して特定の団体や個人に対して否定的なことを申し上げている訳ではない、とご理解頂けると思いますが、本文を良く読む為の時間も無い、かつ無駄に感受性が豊か過ぎる方は閲覧をご遠慮下さい。




日本〇〇協会、といった名称の団体は、この国に腐る程ありますので一度は目にしたことがあると思います。



(*・ω・)「何をやってるところなの?」



そうですね。
誤解を恐れず簡単に言えば協会員からお金を集めて、年に何回か宴会を開くのが主な活動内容です。



(=゚ω゚)「うわー、イラネー」



企業として加盟していると、この宴会には会社のかなり偉い人が参加することが多いです。基本は社長クラスですね。


この〇〇協会的なモノ。
体よく金を集めてロクに仕事もしていないように思われることが多いのですが、実は(協会自体が認識しているかは定かではない)とても重要な役目を持っています。















社長は孤独



ある会社があったとします。


従業員が会社や上司に対する不満や文句を、飲み会などの場で同僚に愚痴ることはよくあることです。
年齢や役職に多少の差があったとしても、そこは広い視野でみればみんな同じ雇われ社員です。
お互いに愚痴を言い合って、スッキリしたり親睦を深めたり、というのは愚痴を言われる側の人間からしても許容範囲内であり、その程度で腹を立てるようでは情けないと思います。


ぶっちゃけ愚痴られる側の(会社では結構偉い)人間も、少人数でこっそり飲みに行って社長クラスの愚痴をこぼしていたりするんですよね。


ただし


社長だけは別です。



社長というものは会社の最高責任者であり、普段の言動や行動は『書面になっていない非正式なもの』でこそあれ、全てが社内に大きな影響を与えています。


軽い気持ちで「あのプロジェクト、うまくいかなそうだな」なんて呟いたのを誰かに聞かれたら、それはそのプロジェクトの責任者や担当者にとっては死刑宣告を同等。
実は今期はうまくいかなくても、改善しつつ継続することに意義があり、社長をしては中止する意思が無かったとしても、プロジェクトの中の人のやる気は一瞬でゼロになります。
社長の言葉は独り歩きするもの。
迂闊な発言は社内の人間にとっては甚だ迷惑なのです。


もちろん愚痴なんて言語道断。
会社の最高責任者から、例え冗談だったとしても「あいつはダメだ」なんて言葉が出た場合、会社によっては大きな問題に発展する可能性も充分にあります。


不満があっても社内では一切愚痴ることが出来ない。


それが社長なのです。
















でも愚痴りたいもん!



ですよねw


人間ですから。


ただし社内では厳禁。
社外だとしても、愚痴る相手が同じ会社の人間であってはいけません。
もちろんどこぞの高級クラブなどに行くとしても、お金も掛かりますし、頻繁に行けば社内からの批判も大きくなっていきます。


そこで大切な役目を果たすのが〇〇協会の存在。


定期的に開かれる会合という名の宴会が重要になってくるのです。


参加者は他社の社長。
つまり同列横並び。
しかもほぼ同業。
事情も分かる。
状況も似てる。
不満に感じていることも同じ。



ヾ(´ω`=´ω`)ノ「ちょっと聞いてよー!!」



ここで愚痴らず何処で愚痴るのか。
そうなんです。
この〇〇協会というものは社長クラスの方々が、愚痴を心置きなく言い合える唯一の場を提供してくれる大切な存在だったのです。


お疲れ様でございます、社長さん。















まとめ



世の中には一見すると不要なんだけれど、実は大きな役目を果たしているという存在が結構あります。


・要らないように見えるけど、何故か無くならない
・無くそうとすると反発が大きい


そんな存在が『何故出来たのか』『無いと誰が困るのか』を探ってみると、普段見えなかったものが見えてくるかもしれませんね。