外部情報の完全遮断というのは、現代においては『絶対防御』となり得る手段だと思います。
精神的に弱っている人に対していつもアタクシが言っているのは



( ・∀・)「とにかくまずは寝ろー」



なのですが、そういう時に限って気分転換に観た映画のワンシーンにショックを受けて、さらに弱る、ということがあるのです。
普段はなんてことないシーンでも、精神状態によっては特定の感情を強く動かされることがあります。


弱っている時は、外部情報を遮断して脳と身体をまずは休めること。
これは鉄則です。




知る必要の無いことをインプットしないことは、生きる上でかなり重要なことだと思います。
無知は罪、という言葉における『無知』という状態は『知っておかねばならないことを知らない』という意味であり、知る必要の無い事柄を敢えて知らないままにすることとは相反しないのです。












薬は毒にもなる



最近注目されているHSP(感受性が非常に強い人)やエンパス(非常に共感力が高い人)の方というのは、現代人の5人に1人という高い割合で存在していると言われています。
病気ではなく『そういうタイプの人間』というだけです。


小さな変化に気付くということは、空気を読んで適切な行動を選択する際に役立ちますし、気配りにも繋がる能力だと思います。
他人の気持ちを察して、一緒に悲しんだり喜んだり、相手の気持ちになって考え寄りそうということは尊いことだとも感じます。


何も気にすることはありません。
重ねて言いますが病気ではありません。


さて


テレビに関しては何も申し上げる必要も無いくらいアレですが、ネットのニュースやSNSなどで毎日のように流れてくる



「現実に目を向けて欲しい」
「風化させてはならない」
「1人でも多くの人に知って欲しい」
「拡散してほしい」




といった枕詞と対になった情報の数々。
その多くが悲惨凄惨なものです。
中には非常にショッキングな内容を含む写真や動画とセットになったものもあります。


告発という意味や、教訓としての意味を含んでいることも多く、こうした情報に触れることで物事を考え直す機会になると思います。
いかに衝撃的な内容(限度はある)と言えども、それに対する必然性が存在する情報については、若干強めの副作用がある薬のように許容するべきではないでしょうか。




ただしそれは普通の人に対しての話です。




前述の感受性や共感力の高い人達にとっては、こうした情報に触れることで強い精神的ダメージを受け、時には身体に不調を起こしてしまうこともあります。
医者から処方される薬でも、通常よりも副作用が強い場合には服用と止められます。
毒と薬は紙一重と良く言われますが、メリットよりデメリットが多い薬はすなわち『ほぼ毒』であり、その道の専門家の意見として飲んではいけないものなのです。













まとめ



もうおわかりだと思いますが、日本人の5人に1人には薬となる筈の情報が毒として作用するということです。
誤解しないで欲しいことは、情報源となるネットやSNSの規制をしようと言っている訳ではないということ。これはあくまでも受信する側の問題です。
自身がHSPもしくはエンパスかも、という心当たりがある方は、ご自身で外部からの情報に対して制限を設けてみてはいかがでしょうか。


ただ



( ̄∠  ̄ )「そんなの関係ない、そうした感受性の強い人や共感する力の高い人にこそ知って欲しい!」



として、フィルター無しでショッキングな情報を垂れ流す行為はちょっといただけないですね。
自分で情報を流す前に、まずは自分が世間を知ることの方が先ではないかと思います。