最近、10才以上も年齢が上の方と話す機会がとても多いです。
そんな先輩方から感じるのは


『自身のパラメーターを正解に把握していると強い』


というもの。
仕事でもプライベートでも、自分がピタリと収まる場所や役割を熟知していて、上手いこと立ち回っているイメージです。


人生経験が長い分、様々なトラブル回避スキルを持っている皆様。自動車の故障を直せたり、パソコンがウイルスに侵された際にも復旧させられたりします。場合によってはプロ顔負けのスキルをお持ちです。



( ・ω・)「そうした仕事に就けばよいのでは?」
(  ̄ー ̄)「世間ではこういうことはあまり評価されないんだよ。何か起きた時の備えというのは、最低限で良いからね。仕事としてはなかなか厳しいと思うよ」



ふーん。











あなたのクラスは?



何度か書いていますが、アタクシは四十代半ばのオッサンなので、ほぼ全てのパラメーターは固定されているような自覚があります。


そう、もう伸びない。


カンストしているという意味では無く、RPGで言えばそのクラス(職業)の最大値という感じ。



( ・∀・)「おまえすぐにRPGに例えるのな」



だって伝わりやすいでしょ?
例えついでに、皆さんは自分をファンタジーRPGで言うところのクラス(職業)に例えるならば、何だと思いますか?



ファイター

いわゆる戦士。あらゆる武器や防具を使いこなすだけの筋力を持ち、敵の攻撃を受け止めるだけの体力や打たれ強さを備える。頭が悪い訳では無いがお勉強は苦手。割と金や報酬に転びやすいので、戦の際には兵士として大量に集めやすいと思われている。



ナイト

ちょっと行儀の良い戦士。基本的には仕える人が居て、その命令に従って戦う。戦士にはやや及ばないものの、数多くの武器や防具を扱えて、そこそこの体力も備える。多少の魔法も使えたりする。本来は馬に乗って戦う人なので乗馬の技術は高い。



モンク

格闘家。素手もしくは簡素な武器で戦う戦士。重い防具は身に付けず、スピードを生かしたスタイル。強さイコール己の肉体のポテンシャルなので、戦い続けることでしか強くはならない。自ら敢えてイバラの道を歩くくらいなので精神力は強く、魔法や毒などの耐性も強かったりする。



レンジャー

野戦の専門家。重たい武器や防具は使えないが、それ以外の非戦闘用の道具は誰よりも使いこなす。器用さと素早さが自慢だが魔法は使えないことが多い。戦士のように前線には出ないが、器用なので弓などでテクニカルに支援するスタイル。アウトドアの達人でお料理担当。



シーフ

もはや職人レベルまで器用さを磨き、その分戦闘力を犠牲にした人。盗賊と訳されることが多いが、実際は爆弾処理や罠解除、解錠などに特化した支援要員。隠し扉などにも気付く程の観察力と注意力があり、対人交渉も得意。安全に長旅をするなら是非加えたい人材。



プリースト

宗教家で回復要員。普通の人なので重い防具は着れないし、多くは戒律の関係で刃物を使えないので、武器の制限もある。信仰心を癒しの力に変え、パーティーの怪我や状態異常を治すのが最大で唯一の役目。居ると心強いが、本人が倒れるとどうにもならないので、否応なしに周囲から守られる存在。



ソーサラー

魔法使いで学者。平均以下の体力と筋力しかないが、それを補う魔力がウリ。武器防具を身に付ける体力そのものが無いので、肉弾戦はほぼ不可能。魔法しか効かない敵も居るので一人は欲しい人材。基本的に色々な魔法が使えるので、役立たずとはあまり言われない。



( ・∀・)



例えば6人パーティーを組んで冒険に出かけるとします。
回復要員としてプリーストは外せないし、ファイターやナイトのような近接戦闘のエキスパートは一人でも多く欲しいところ。
ソーサラーもいざという時に必要だし、長い冒険中にはシーフの出番もきっとある筈。


そうなると


ファイター
ナイト(orファイター)
シーフ
プリースト
ソーサラー


という五人はほぼ確定となります。
さて、枠はあと一人分。



( ≧∀≦)ノ「オイラもパーティーに加えてくれよー」
( ・∀・)「君、クラスは?」



ここでお断りされるクラスは何でしょう。










有事の才



RPGにおける冒険で、日常的に繰り返すのがザコ敵との戦闘。
健康の為には適度な運動が必要と言われますが、もはやそんな感覚でこちら側が絶対に全滅しそうにない程度の戦いは、幾度と無く行われます。


そんな軽い運動的な戦闘で最も仕事をするのが、近接戦闘能力の高いファイターやナイト、モンクというクラス。
戦闘が終われば、そのダメージは多くの場合プリーストが回復させます。
もしかしたらレンジャーもある程度は戦闘に貢献するかもしれません。


ただ、完全に見てるだけのクラスが居ます。


シーフソーサラーです。



( ・∀・)「私が貴重な魔力を使うまでの戦闘では無かったのだ」
(* ̄∇ ̄)「罠も無かったし宝箱も無かったしもう行こうぜ」



この二人、冒険に必要な人材ではあるのですが、活躍する場面が限られており、日頃のザコ戦闘では持ち味を発揮しません。ぶっちゃけ平時は役立たず。


有事の際に必要とされる人材は最低限で良いというのが、一般社会の見解ですから、シーフとソーサラーはそれぞれ一人居れば十分と考えられています。
活躍の場面が少ない人材を無闇に増やすよりも、普段から稼働率の高い人材の方が、ぶっちゃけ同じ給料を払うならお得だと思われているのでしょう。


つまり、最後の一枠を埋めるのはシーフとソーサラー以外のクラスとなるのです。








まとめ



この社会を上手に渡り歩くという行為は、RPGにおける冒険よりも過酷な旅だと思っています。


そんな中で社会に必要とされる人材となろうと思うならば、有事の才に発揮されるような類いのスキルは、敢えて自分からアピールしない、というのもひとつの道なのかもしれません。


普段(平時)はバッタバッタとザコをなぎ倒すファイターとして働くけれど、シーフが脱落した際には



( ・∀・)「実は俺、器用だから罠くらいは外せるぜ」



という感じの方が、今の世の中にはフィットするのかもしれません。




※有事に必要とされるスキルの持ち主を貶めるような意図はありません。気分を害された方には深くお詫びいたします。