今涼しいだけで、もう少ししたら一気に暑くなりますよ。


高校生の頃、夏休みのバイトで新木場辺りの倉庫の改修工事を手伝うことになりました。そこの会社自体はお休みだった為、空調が停まっている状態で作業することになった訳です。


その頃、暑さが原因の病気と言えば日射病くらいしか思い付かなかったので、暑いといっても倉庫で屋内だし日光にも当たらないから、ガマンすれば何とかなると思っていたんです。汗が床に落ちると滑って危ないということで、飲み物も最小限。


はい。熱中症です。


自分も含む全員が休憩時間に屋外に転がり出て、自販機でスポーツドリンクをがぶ飲み。
でも味がおかしい。
熱されたコンクリートの上に芋虫のように倒れこんで、それなのに屋内より涼しく感じたりします。


異常に気付いて全員親方のワゴン車に乗り込み冷房を最強にして小一時間。
やっと少し落ち着きを取り戻し、自販機のスポーツドリンクが売り切れになるまで皆でリピート。
一人で倉庫に戻った親方が車に戻ってぽつりと一言。



( ´;゚;∀;゚;)「壁の温度計があり得ないところを指してた‥」



結局、換気扇だけ動かして屋内の熱気を逃がして、あとは少しずつ作業。仕事は夜までズレ込みましたが、何とか終了。


アタクシ以外はガタイの良い兄貴達ばかりでしたが、そんな男達が地面に倒れてゴロゴロと苦しんでいる光景は、あまりに衝撃的で今でも鮮明に覚えています。



結論


熱中症はマジでヤバい













熱中症を予防せよ



という訳で、まだ熱中症という単語がそれほど広まっていない頃からその恐怖を身をもって体感したアタクシは、ちょっと神経質な程に熱中症に対しての予防を考えるようになりました。



予防が大事



暑いと人間は汗をかきますが、それは体温調節の為
汗をかいて気加冷却で身体を冷やそうとしている証。


ただ汗は水だけで無く、身体の中のミネラルも一緒に出してしまいます


つまり人間の身体は


暑い→汗を出して身体を冷やしたい→水分とミネラルが足りなくなるかも→でも暑い→汗を出すしかない


という苦渋の決断により汗をかいています。


ここでポイント。


①汗と一緒に出ていった水分とミネラルを補充出来たか?
②汗をかくことでちゃんと体温は下がったか?


この二点が不十分だと熱中症になる可能性がかなり大きくなります


身体が苦渋の決断をして出した汗。何故水分とミネラルを消費してまで汗をかかねばならないのか、ということを理解しないといけません。
人間の身体が最優先しているのは体温調節
汗をかいたのに体温が下がらない状況ならば、水分とミネラルを切り捨てた意味が無いのです。


これさえ理解しておけば、危険度はかなり減少します。


アタクシが熱中症予防に関して常日頃考えているのは


自分を生肉だと思って行動する


というもの。
生肉に火が通らないように、そして脂肪が溶け出したりしないように、温度を一定に保ち傷まないように行動するというのが、割と本気で熱中症予防に繋がると思っております。










グッズも試せ



ネット通販で『熱中症予防』と検索すれば凄い数のヒットがあります。
その中にはレビューが怪しいものも多く存在し、やや不気味だったりはしますが、実際使ってみなければ良さも悪さも分からないというのが現状です。


その中でアタクシが使ってみて効果が大きかったものをいくつかピックアップしてみようと思います。具体的な製品名は載せませんが、見れば「ああ、あれか」と分かるものばかりです。


※あくまでもアタクシが個人的に使ってみた感想です。



飲料系


トイレになかなか行けない環境でなければ、スポーツドリンク(何でも良い)や麦茶(自宅で作った濃い目のもの)をゴクゴク飲めばOK。
お腹を冷やし過ぎないように、飲み物の温度は常温~水道水程度にしておきたいところ。
冷やしてなくても飲むだけで体温は下がる。



ミネラル補給系


塩飴などのミネラル補給用品では、タブレットがとにかくオススメ。前述のドリンクに全てを頼るスタイルとは違い、水道水と併用します。
使い方としては水分補給は水で行い、ミネラルはタブレットで補う感じ。この方法の良いところはトイレの回数が割と少なくなるという点。さらに水道水は飲む以外にも頭から被っても良い。



首冷却系


所謂ネッククーラー。冷やした薄い保冷剤を中に入れて使うタイプが最終的には一番使いやすいです。
襟のある服を着るなら、首と襟の間に仕込んでやればあまり目立たないことが多いと思います。首の左右や後ろ、あとは脇の下を冷やすことは体温を下げるのにかなりの効果を発揮します。脇の下に何か挟むと仕事になりませんが、首に巻くなら両手フリーになるので無問題。


保冷剤が溶けてしまうのは致し方ないので、交換出来るように予備をストックしておきたいところ。手間が掛かる分本当に効く熱中症予防法。










まとめ



ここを読まれている方の多くが四十代以上かと勝手に想像しています。
年齢的に加齢臭が気になりだし、汗の臭いにも敏感になりだした頃ではありませんか?


理屈は良く分からないのですが、暑い時にかく汗は最初の方こそ若干おっさん臭いのですが、ある程度の量の汗を出してしまうと、どんどん汗からおっさん臭が消えていきます。


※汗腺や毛穴、その周りの脂や汚れのようなものが汗によって洗い流されたのかも。普段は運動不足の人ほどかき始めの汗が臭い可能性はあるかもしれないですね。


なので中年ほど汗をたくさんかいた方が良いのかもしれません。


汗かいて、水分とミネラル補給して、身体を冷ましてからまた汗かいて‥‥というのを意識しながら梅雨明けの暑さと上手に付き合うましょう!