スマホの修理屋さんに行ってきました。


今はどんな修理内容でも完了時にスマホを『初期化』してお客さんに渡すのが普通みたいですね。
アタクシがお店に行った時にも居たのですが、スマホを魔法の道具だと思っていて、修理する方を魔法使いのようなものだと考えている人が存在します。


そもそも出来ないことを『何とかやって欲しい』と長時間ゴネて居座る行為は犯罪ではないのかな?と思いますが、店員さんは顔色ひとつ変えません。おそらくこうした人は毎日何人も来るのでしょうね。アタクシにはこうした仕事は接客段階で既に不向きなようです。


特に工賃に文句を言っているお客さん(客?)の屁理屈は聞くに堪えません。


今回はバッテリー交換のみ。
工賃五千円です。
すっかり元気になりました。ありがたい。


※ただ、スマホのバッテリー交換をした時にバックアップが不十分だったので復旧に1時間も掛かってしまいました。アプリなんて、またダウンロードすれば良いと思っていたのですけど、使えるようにするまでIDを入力したり手間が掛かります。それをすっかり忘れていました。やっぱりスマホはアプリありきのツールですね。次は気を付けたいと思っています。






どっち派?



物が壊れた時に


・買い換える派
・修理する派


が居るとします。
買い換えるという方は別に良いと思います。十分に使った、又は壊れても惜しく無い価格で購入した等、色々な事情で買い換えを選ぶのでしょう。


さて


修理するという方。
買ったばかりで壊れたとか、まともに使えなかったといった初期不良の場合は例外として、修理してでも使い続けたいというからにはそれなりに理由があると思います。


もう手に入らない物だったり、思い入れのある物だったりすると、簡単には買い換える決心がつかないかもしれません



(・∀・)「直すぞ!」



ここまでは良いのです。









誰か居ませんか?



アタクシは基本的に『修理する派』の人間なので、何度も経験してきましたが、この世の中、何でも金で解決出来そうで意外とそうではなかったりします。
修理したい物があっても、直せる人が居なければどうにもなりません。


使っている人が多い物、しかも買い換える時にはそれなりの出費となる物については、修理を請け負う業者がかなりの確率で存在します。


しかし


使っている人が少なく、値段もそこまで高価では無い物については、修理を行えるお店や人が存在しない場合も多々あります。



( *´・ω)/(;д; )



他人から見れば、何故買い換えないのか分からないといった物でも、それは見る人が見れば貴重な逸品。何とか直して使いたい。でもそんな物を直せる技術は他分野には生かせないこともしばしば。習得するにはあまりに無駄が多い。



( ・ω・)「ならば自分で直すしかあるまい!」



最後はこうした考えに至る訳ですが、修理に必要な道具も専門知識もゼロという地点からのスタートです。
いばらの道であることは言うまでもありません。










ありがたいと思いませんか?



他で全くと言って良い程に生かせない技術と、高価な道具を幾つも揃え、ようやく目的達成となる訳ですが、これが本当に最良の道だったのかは疑問の余地が残るところです。ここまでの歳月もかなりの長さとなるでしょう。単純に時間をお金に換算することは出来ないとしても、得していないことは想像がつきます。


一万円出せば新品が購入出来る物を八千円かけて、試行錯誤を繰り返しながら腕を磨きつつ、何週間も掛けて直したことがアタクシにもあります。


この苦労は本人にしか分かりません。



( ・∀・)「なるほど、今回はそういう話ね」



自分でお金と時間を費やして努力しなくても、修理してくれる人が居るということが、どれだけありがたいことなのか、ここまで読んで下さった方ならばご理解頂ける筈です


自動車やバイク、自転車もしかり、カメラもそうでしょう。勿論スマホだってそう。
工賃とは他人の技術と時間を、短時間とはいえ占有することに対して払う当然の報酬なのです


これを値切る行為がいかに醜く浅ましいか、お分かり頂けるでしょうか?








まとめ



日本は他の国と比べて職人に対する尊敬の気持ちが大きいと聞いたことがあります。


本当に?


昔は確かにそうだったのかもしれませんが、アタクシが感じる限り、今はそのような(職人やその技術に対する)敬意が大きいとは思えません。
むしろ軽んじられているのではありませんか?


スマホは魔法の道具ではありませんし、アプリは無料で開発されるものでは無いのです。
知らない何処かの誰かの技術と、それを身に付ける為の時間が想像出来ない方は、やがて大きな勘違いをして身を滅ぼすのではないでしょうか。