内閣府が発表した『就職氷河期世代支援プログラム』の話。
所謂バブル崩壊後の就職氷河期(正社員雇用が極端に少なくなった時期)を高校大学卒業時に経験した世代を対象にした救済策です。


この世代は努力が報われなかった挫折を多く経験しており、やる気の欠如や引きこもりの経験があったり、経済的にも豊かでは無いことが多いという統計が出ているとのこと。


これらの対象者へ向けて、正規雇用への支援などを行っていく、というのが政府からの発表。


ちなみにこの就職氷河期ドンピシャ世代のアタクシですが、対象者側だからこそ感じたことがいろいろあります。








挫折?無気力?そんなことは俺達が一番知っている



アラフォー世代は労働力の中核。
就職氷河期世代が今の社会の中心に居ることは間違いないと思います。
この方々はどうやって今の仕事に就いたのか?


①新卒雇用
②中途採用
③アルバイトからの社員登用


就職氷河期というからには①は少なかったと思われます。多いのは②そして③。
フリーターという言葉が一般的になったのはバブル崩壊後だった筈です。正社員雇用は無理だとしてもとにかく食わねばならない人はバイトをしていました。
そこで能力を買われて社員登用というのは、良く聞いた話です。


就職氷河期とはいっても仕事はあったし、やる気さえあれば拾いあげる環境はあったのです。
求人倍率という指針がありますが、これが1を切るような状況ではありませんでした。つまり正規雇用の働き口はあの時代にもちゃんとありました。


問題は企業側がバブル崩壊を口実に採用後の昇給をかなり渋っていた訳です。
この時代に就職した人達の多くに言えることは、経験を積んでも給料が上がらなかったということ。


これが後々まで響いてくる不景気への布石です。


ベテランとなった彼らの給料はアラフォーになっても低いまま。当然後から採用された新入社員もそれ以下の給料で働かざるを得ません。



( ・∀・)「あの苦しい時代に採用してもらったのだから贅沢言えないな」



ベテラン世代はそう感じるかもしれませんが、その下の世代からして見れば、経験を積んでもあのくらいしか貰えないならば‥‥と希望を失いかねません。
しかも会社は給料が低くても文句を言わないならば好都合と考えています。
そもそも払うお金に充てる利益が足りない。


給料が低いなら他の仕事を探せば良い、と思うのは若い世代だけです。アラフォー世代は転職の厳しさを一番感じていますから、それもしません。
結局現状維持。


この就職氷河期世代支援が真に対策しなければならないのは、対象世代への就職及び転職支援では無いように思えます。









本当に効果のあることにだけ税金を使おう



この前お話したと思いますが、アラフォー世代は折り返し。この後が長く大切です。いかに余力を残して60代を迎えるかがカギとなります。


今回の支援は、あと約20~30年後に年金受給を控える世代に対して、収入を増やしてあげる代わりにより一層の納税と、きちんと年金を払わせることを目指したプログラムなのではないかと感じます。
高齢化社会においてこの分厚いアラフォー世代の経済状況がポイントとなるのは言うまでもありません。


そして支援プログラムの成否がそのまま政府への信頼の如何と選挙対策ともなるのです。



具体的にどうすんのよ。



氷河期世代に正規雇用を促しても実際に行動することは無いでしょう。まず無い。
そもそもどこの企業が、アラフォー世代を高い給料で正規採用するのか?


その代わり企業側へ政府がやらねばならないアプローチは


①年齢と生活環境に応じた最低基本給の引き上げ
②非正規雇用に対する最低時給の引き上げ


で良いでしょう。
具体性の無いものにお金を中途半端に投入するより、お金は掛かるけど、みんなに確実に刺さる対策の方が良いと思いますがいかがでしょう。









まとめ



そもそもの話、手遅れなのですが、やらないよりやった方が良いという考え方なのでしょう。記録に残りますし。


20年近く前の話を今さら持ち出されて思い出すのは



( ・∀・)「あの頃はあれが当たり前に思ってたよなあ‥‥」



という記憶。
将来への不安よりも、楽しいことが多すぎて別に何とも思っていなかった、のかもしれませんw