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商品名:Merlin nano(マーリンナノ)
メーカー:Augvape
タイプ:RTA(シングルコイル特化変形2ポスト2ホール)
容量:2ml (バブルタンク時3.5ml)
径:18mm(バブルタンク装着時24mm)
接続:510




AugvapeのスリムRTA、Merlin nanoのインプレッションです。




Augvapeと言えば値段に比して味や質感の良さで(一部で)評価の高いメーカーさん。
有名なのはMerlinシリーズのアトマイザー(RTA)で、アタクシも初代や派生型を使っています。


GeekvapeのAmmitのライバルとしてマスプロ代表RTA同士、日々火花を散らしていたのは記憶に新し‥‥くはないか。結構前の話です。


そんなAugvapeから(忘れた頃に)発売されたのが、このMerlin nano。nanoという名の通り、ちょっと細めなRTA。
リリースされてしばらく経ちますが、ここいらでひっそりインプレッションしていこうと思います。





特徴


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・18mm径のスリムボディ
・ボトムエアフロー
・ビューティーリング付属(付けると22mm)
・バブルタンクに換装可能(容量3.5mlに)
・リキッドはボトムフィル
・シングルコイル前提
・エアフローコントロールリング無し(ドロー調整は付属のパーツにて三段階の選択式)
・ドリップチップは510規格


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マーリンマークはチムニーに発見。


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ドリチは純正も割と美味しい。



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by Augvape。



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ビューティーリングはこんなん。




非常にシンプルな見た目のRTAです。
もはや他の兄弟達(Merlinシリーズ)との共通点を見つける方が難しい感じ。お前は本当にあのMerlinなのか?という疑問を打ち消す為に彫られたであろうサイドの刻印が、さらに疑惑を深めています。





デッキとビルド


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デッキはプラスドライバー使用の、やや古臭いタイプ。


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コイル直下にエア吹き出し口があり、ここの調整パーツを交換することでドロー調整します。
ちなみにパーツ固定はゆるゆるです。


デッキにはチャンバーを兼ねた樹脂製の帽子を被せます。帽子の頂点部分はチムニーへと繋がります。


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コイル内径はデッキに干渉しないように、やや細めが良いかと思います。だいたい2mm以下なら大丈夫。
後は帽子を被せる時に邪魔になるので、余ったワイヤーはきちんと際でカットしましょう。
カンタル26gでデッキに収まるサイズで巻いてみると、だいたい1ohm前後に落ち着くと思います。
温度管理で使うならば、同じ太さで巻き数マイナス1くらいで良いのでは?


コットンはデッキの端から端まで届くくらいの長さにしておき、帽子に当てながら下に曲げるイメージでよろしいかと。帽子に小さく開いた穴がジュースホールです。ここにコットンの端が当たっていれば漏れはほとんどありませんでした。







リキッドはボトムフィル



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今時珍しいボトムフィル方式です。
逆さにしてボトムパーツを外すとタンク側にリキッド注入口が現れます。
サイドの細長い方に入れます。
かなりクチバシが長いボトルでないと穴に差し込んでの注入は難しいですね。
ただ、真ん中の穴に入ったとしてもドリップチップ側から出てくるだけです。








吸い心地



ドロー調整パーツによりカラーは変わりますが、感覚としては、そこまでタイトでは無いMTLという印象です。
ちなみに吸い込み音はかなり小さくなっています。


面白いのは細く長いチムニー。
冷たいリキッドタンクの中を通す構造なので、リキッド満タン時にはミストに対する冷却効果が生まれます。
ミストは冷たい方が上品だという価値観の方には嬉しい仕様でしょう。


※パイプ煙草の世界には、息を静かに吸い込むことで葉の燃焼温度を上げないようにして冷えた煙を吸うという考え方が存在します。


純正ドリップチップ(咥え心地はなかなか馬鹿にならない)でも良いのですが、ここはMTLらしく内径の細いもので味わって欲しいと思います。







Merlin nanoは爆煙を楽しむRTAではありません。
大人しく、そして基本に忠実にビルドしたシングルコイルの良さを思う存分に楽しむ為のRTAだと思います。


Augvapeが依然として高いレベルのRTAを作れるという形ある証拠。
それがMerlin nanoなのかもしれません。









インプレッション



同じ用途で作った製品同士が似ることは良くあります。それが意図したものであるかどうかは、ユーザーには知るよしもありません。分からないことに対しては、分からないとしか言えません。


さて


18mm径のRTAと言えば、ハイエンド製品を除くと数える程しか存在しません。今ギリギリ買えるものであればCoilartのSalt RTAくらいでしょうか。


VAPEの基本的な考え方の中にはRTAはチャンバーが狭くチムニーが細い方が美味いというものがあります。
無駄なスペースが無ければ、それだけ拡散せず薄まらないミストを吸えるという意味なのだと思いますが、そうした観点でいくと、よりアトマイザー径が細い方が美味しそうな気がしてきます。



( ・∀・)「デッキも狭くなるじゃねーか!」



ということで、細くするにも限界があるのです。現実的には16mmあたりがマトモにビルドするならギリギリなラインかなと。
そんな訳でやや余裕を持たせた18mmあたりは、バランス的にも丁度良いサイズなのではないでしょうか。



( ・∀・)「じゃあなんでみんな18mmを作らないの?」



18650バッテリーの径がちょうど18mm。
これをケースに収めて丈夫な厚みを持たせたカバーを付けると22mm。
製品としてここに乗せるアトマイザーのサイズを考慮するなら、ツライチとなる22mm径を採用するのが自然です。


もしも18650よりもっと細いバッテリーがVAPEのスタンダードになっていたのなら、主流となったのは18mm径のアトマイザーだったかもしれません。


テキトーに言ってるだけですけど。








Merlinなの?



前置きが長くなりましたが、そもそもこれはどこがMerlinなのか?というところ。
AugvapeだからMerlinなんでしょうけど血の繋がりは恐らく無さそうです。


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似てる似てると言われている某RTAはともかくとして、個人的にはタンクを上に配置したRDTAのタイプに結構近いなと感じます。UDのBellusみたいなサイドインテークのやつね。



【UD Bellus RTAインプレッション】



あの構造を爆煙型からMTL型にアレンジすると、こういうスタイルになるのかしら、と。


いや、違うか。
何を言いたいのかわからなくなってきたw








品の良さが光る!



熱量の大きなコイルはそもそも置けないし、置いてもデッキ上部に被せる帽子が溶けるので、必然的に高抵抗コイルでのMTL運用か、もしくは小型コイルでの温度管理運用になるかと思います。


上でも書きましたが吸い込みノイズがほとんど無いので、とても静か。なのに出てくるミストは程よい濃さ。塩梅の良いドローが相まってなかなかに上品なVAPEが楽しめます。


喫煙所でのスマートサイレントを決めたい大人のVAPERには刺さるRTAなのではないでしょうか。









オススメ出来るかな?



これじゃなければ、という決め手には欠けますし、ボトルフィルだったりして通常運用の点でアピール度も低いのですが、何よりもこのアトマイザー‥‥



( ・∀・)「‥‥美味しいなコレ」



そう、美味いんです。


面倒な分美味しい。
VAPEに手間を掛けることに躊躇わない方は、是非とも試して頂きたい。
そんなアトマイザーです。







まとめ



これが16mmだったならPico babyユーザーにも受け入れられたのに。もしかしたらJustfogの‥‥いや、無い物ねだりは止めておきます。


ちなみにちょっと昔の18mmペンタイプMOD(SUBVODとか)に乗せると、すごくカッコよかったりしますよ。


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VAPEは自由なものであって欲しい、とアタクシは思っています。だからサイズも色々で良いんです。



(*´∀`*)「でも美味しくないと嫌だよ」



美味しいんだから良いじゃない。


ね?


停滞気味のVAPEカテゴリに、自由さという切り口でまた風を吹き込んでくれたAugvape。
これを生かすも殺すも後は我々です。


もしかしたらMerlin nanoはVAPER達にセンスと技術を問いかける為に、敢えていつもと違う姿で現れたのだ、というのは考え過ぎですか?



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AugvapeのスリムRTA、Merlin nanoのインプレッションでした。