冬。


こたつでミカンやアイスも良いけど、暖かい飲み物を頂きながらパリパリと食すおせんべいは格別です。


40歳を過ぎたあたりからでしょうか、あれだけ好きだったスナック菓子への欲望が薄れ、奥の深い味わいのせんべいに興味が移りつつあります。


特にアタクシの心を掴み、せんべい道へ誘うきっかけとなったのが塩せんべい
恐らくはせんべいの中でもシンプルな部類になるこの塩せんべいですが、使われていた塩のほのかな甘味や優しい口当たりは、スナック菓子とは明らかに違った価値観をアタクシに植え付けてくれたのです。


『料理は塩だ』


というのはアタクシの父の談。お菓子の世界にもこれは当てはまるのかもしれません。


その後はお菓子コーナーなどでポテチそっちのけで美味しいせんべいを探すことが多くなりました。
興味が無い時には気付きませんでしたが、せんべいコーナーの広さは異常。菓子の1ジャンルでここまでの面積を割くということは、それだけ支持されているということです。


美味しいおせんべいは数多くありますが、今回は初心者の方に向けて、馴染みの深いせんべいメーカーをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。








魅惑のせんべいメーカー11選



亀田製菓


言わずと知れたせんべい界のトヨタ(会社は新潟)。
米菓子では日本一を誇る。
代表作は柿の種、ソフトサラダ、ハッピーターン、ぽたぽた焼き、手塩屋など。どれか一つくらいは食べたことがある、かな。
特に柿の種は辛さの中に特有の甘味があり、亀田じゃないと嫌だ、というファンも多い。




岩塚製菓


味しらべ、ふわっとを有する新潟の老舗。
甘しょっぱい味しらべはどんな飲み物にも合いやすくファンは多い。
ふわっとは優しい口当たりで、どちらかと言えばスナック。
台湾の大金持ちが関係しているらしく、そのうちグローバルな戦略を打ち出すかも。




三幸製菓


こちらも米どころ新潟の会社。
雪の宿、ぱりんこ、チーズアーモンドを擁す。
雪の宿はあまりにヒットしすぎて工場を増やした程らしい。今でもあの甘さと塩の絶妙なバランスが多くの支持を集めている。ぱりんこはアタクシの職場に常備。




栗山米菓


ばかうけと言えば栗山米菓。
意外にも新潟のじゃがいも加工工場が前身。
文字通りバカウケしたばかうけは味のバリエーションも豊富で若い人にも人気。焼きそば味は昔のソースせんべいを思い出させおじさん涙。
新潟せんべい王国という施設も運営しているらしい。




天乃屋


珍しい東京のメーカー。
もはや歌舞伎揚屋さんとも言える。
関西人からは「は?」だが、東日本で歌舞伎揚といえば唯一無二の有名なおせんべいなのだ。
これが無いせんべい売り場は二流。




丸彦製菓


昭和二年生まれの超老舗。
小さな角餅などを擁す栃木のメーカー。
あられより大きく、一口サイズで食べごたえのあるせんべいが好評。
米菓子には美味しい水という要素が不可欠なのだということを再確認させてくれる。




ぼんち


こちらは大阪のメーカー。
ピーナッツ揚げやポンスケを擁する老舗。
関西圏ではぼんち揚げが有名だそうだがアタクシは食べたことがない。
ピーナッツ揚げはせんべい界のかっぱえびせんに相当する製品で食べ出すと止まらない。




ブルボン


ルマンドで有名なあのブルボン。
チーズおかきや味ごのみを作っている。
新潟の会社だが、おせんべいメーカーというより飲料も含めた総合メーカーのイメージだ。
甘いお菓子を極めたブルボンはしょっぱいお菓子にも強さを見せつけた。




越後製菓


チーズもちを擁する新潟の老舗メーカー。
おせんべい、というよりお餅(切り餅)やチンするご飯にも力を入れており、カップ麺の餅を作っていたこともあるらしい。やっぱり米が良いといろいろと応用が効くのだね。




きらら


岐阜県にある平成創業の新しいおせんべいメーカー。
十勝カマンベールチーズあられを擁す。
というかこれしか知らない。
通販に力を入れているのか楽天に専門店を出していたりする。




マスヤ


三重県のメーカー。
マスヤの~というより、おにぎりせんべいのマスヤ、という方が通りが良い。
丸いおせんべいを三角に、という見た目に全振りした製品だがサクサク歯触りが良く、中身だけでも戦える。
関東での知名度は割と低かったが、テレビで取り上げられて有名に。




以上11メーカー、敬称略。
実物はスーパーやコンビニ、ドラッグストアへ買い物の際にご確認下さい。







まとめ



驚きなのは、それぞれのメーカーに代名詞とも言えるヒット商品が必ずと言って良いほどあるということ。
さすが、というか、実際そうでなければやっていけないのかも。
そして米菓子故に新潟のメーカーがやたら多い。


米は加工することでアルファ化されるが、そうした点で見ても米→おせんべい、というのは理にかなっている点にも注目したいところ。


そもそも保存用として生まれた(諸説あり)おせんべい。歴史はかなり古い(稲作が始まりしばらくした頃かと)のだそうだが、主食としての食材をここまでバリエーション豊かに進化させてきた日本人の凄さにアタクシは素直に拍手を送りたいと思います。



( ・∀・)「アレルギーのある方はお気をつけくださいね」



貴方も魅惑のおせんべいワールドへアタクシと出掛けてみませんか?