子供から
( *・ω・)「バカにつける薬は無いんだよね?」
みたいな話を急にされました。
学校にはSNSに上げれば確実に炎上するようなことをして、周囲からの「すげえ」「ヤバい」の声を気持ち良いものとして受け取り、人気者となったかのように振る舞う子供が居るのだそう。
そうした人は当然バカ扱いされているのですが、本人は全く逆の意味で捉えており、恐らく周囲の人が注意しても逆効果なのだろう、とのこと。
こうした所謂『バカ』というのは義務教育過程だけでは無く、世界中で全年齢層に渡って存在していると思います。
バカにつける薬
何故バカはバカなのか?
原因としては
①知識があまりにも少ない
②知能が著しく低い
③共感力が皆無
④ヒト以外の動物である
というものが考えられます。
④は例外として(動物園や牧場で飼育すること)、①から③については、幼児過程の教育を施すことで改善する可能性が高いと思われます。
バカに処方する薬があるとすれば、現在のところ『教育』が最適であると考えられます。
聞く耳を持たせる技術
授業参観に行く機会が何度かありましたが、そこで感じるのはクラスの何人かは確実に先生の話を聞いていないということ。
講演会などでも同様です。
お金を払って参加しているのに、何故か講師の話を聞いていない人が何人も居るのが分かります。
いくら大事な話をしていても、聞く耳持たない人には一切伝わりません。
もしかしたら今回ネタになった『バカ』というのは、現在に至るまで、このように聞く耳を持たないまま何年、何十年も過ごしてきた人なのかもしれません。
(  ̄ー ̄)「聞く耳を持ってない人には何を教えてもムダだね」
いざバカに教育を施す時になって、話を聞いてくれない、なんてことになれば意味がありません。
いや
ちょっと穿った見方をするならば、こうしたバカが量産された背景には、教える側の聞く耳を持たせる技術の軽視、あるいはこの技術が教育者に必須のスキルであることの見落としがあるのではないかと思います。
バカは増えるべくして増えた、とするならば本当に問題視するのは、むしろこちらの方なのでは?
話を聞いてもらう
教育というのは知る者から知らない者へ行われます。
ともすれば、これを上から下へ、という風に捉える人も(両者に)存在するかもしれません。
つまり目上の人から『教えてもらう』というもの。
これは学校においては大きな間違い。
生徒には義務教育期間中は「教育を受ける権利」があり、義務教育終了後については払ったお金に応じた「教わる権利」があります。
教師はこれによって生徒に教育を施し、その対価も得ています。
人間的には対等の関係ですので、そこに上下はありません。
まあそこには最低限の礼儀や敬意はあるでしょうが。
つまり教師は授業中に話をする場合は
『聞いて下さい』
ということになります。
同時に生徒は
『聞かせて下さい』
という姿勢です。
教師側が
( ・`д・´)「聞けよオラーっ!」
となれば、生徒は聞かせて下さい、などとは思いませんよね。最初が間違っているから誰も聞いてくれないのかも。
ただ、例え生徒が聞く耳を持っていても
(  ̄ー ̄)「つまんない」
と思えば耳を閉ざしてしまうかもしれません。
教えてもらう権利を持った生徒に話を聞いてもらうには、教える側にそれなりの『話を聞いてもらうスキル』が必要となるのです。
そうしたスキルを行使して教育することで、初めて両者の正しい関係性が成り立つ。アタクシはそう思います。
スキルとは?
不特定多数の人を前にして、その全員に聞く耳を持ってもらうのは実は至難の技。
なので教育以外の場では、半分程の人が聞いていなくても進行してしまいます。そうしないと話が終わらない。
ただ教育現場ではそうも言っていられません。義務と権利があります。
さてどうすれば良いか。
聞く耳を持たない生徒に対してどう接するか?
それは
『ちょっと気になっている人との初めてのLINEのやりとり』
のように、です。
( ・∀・)「は?」
①失礼の無い言葉で、尚且つ返事に困らないような内容の質問型の問いかけで、こちらに意識を向かせる
②共感しやすい内容で、伝えたいテーマに沿った短い話で頷かせる
③返事を聞きたい時は相手のペースや都合を考慮し、決して焦らない
この3つを意識して、かつ『教えてやる!』といった態度を決して取らないことで、多くの人に聞く耳を持たせた状態を作ることが出来ます。
ポイントは
礼儀を忘れず、相手のことを考えて
ということ。
話す、ということが一方通行なものでは無く、双方向コミュニケーションの手段だということを常に考えて話をすれば、みんなの顔と意識がこちらに向いてくることは間違いないでしょう。
まとめ
金曜日から温泉に行ってきます。
台風被害のあった地域の中には、観光でお邪魔することで元気を取り戻すお手伝いとなるところも多いと思います。
( ・∀・)「いいこと」
いやー、ずっと行きたかったんですが、ようやくですよほんと。
せっかくなので楽しんで来ます。
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