商品名:Engine Nano RTA(エンジンナノRTA)
メーカー:OBS
タイプ:RTA(2ポスト2ホール・シングル用)
容量:5.3ml
径:25mm
接続:510
OBSのシングルビルド向けRTA、Engine Nano RTAのインプレッションです。
ちょっとクセのあるデザインと、ビッグサイズなアトマイザーが話題なOBS。
いろいろ発売していますが、有名なのはEngineシリーズです。
基本的なデザインコンセプトは一緒で、そのなかで
①クリアロマイザー
②ビッグサイズRTA(デュアル)
③ややビッグサイズRTA(デュアル)
④ビッグサイズRTA(シングル)
を展開しており、このEngine Nano RTAは④となります。
基本的なスペックは
・25mm径
・シングルビルド特化
・リキッドはトップフィル
・トップサイドエアフロー
・ドリップチップは510規格
となります。
とにかく大きい!
イメージなのですが、実サイズより大きく見えます。恐らくデザインのせいもあるでしょう。
MODに載せると「どっしり感」が半端ないです。実際どっしり重いです。
トップサイドエアフロー採用
JoyetechのeGo AIOなどで良く見るタイプなのがトップサイドエアフロー。アトマイザーの上部、吸い口近くから空気を取り入れる方式です。
トップ(サイド)エアフロー最大の特徴が漏れない、ということなので、エントリーモデルや初心者向けと言われるモデルによく採用されています。
反面どうしてもコイルに直接エアーが当たりにくい為、おいしく吸う為には相当な工夫が必要になることもしばしば。
それでも「漏れる」ことに比べればたいしたことでは無い、という考えもあります。
そんなこんなで、味を追求したいと考える方々が手を出すRTA、RDA、RDTAには、トップエアフローはあまり採用されないことが多いです。
で
このEngine Nanoですが、あえてのトップサイドエアフロー。
(*゚∀゚)「大丈夫?おいしいの?」
それがどうして、なかなか美味しいのですよ。
重量の訳は複雑な内部構造
Engine Nano RTAはなかなか考えられた内部構造をしていて、その分あまり細かくパーツに分けてばらせません。このあたり、同じくトップエアフローだけどエアフローを工夫していたiSub APEX Tank(Innokin)によく似てます。
Engine Nano RTAの場合、空気取り入れ口から入ったエアーは専用の空気の通り道を通過し、チャンバー内のホールから吹き出します。出てきた空気はコイルに当たり、チムニーを経てドリップチップに運ばれる仕組みです。
エアホールが段違いになっていたりするのは、効率よく空気が撹拌される為だと思います。
気化したリキッドと共に渦を巻いた空気がどんどん口の中に運ばれてくるのは、ちょっと感動モノ。トップサイドエアフローで、よくぞここまでやったなOBS!
一味違うトップフィル
今時当たり前なリキッドのトップフィル方式。トップキャップを回して外して‥という流れが普通ですね。
でもEngine Nanoはもっと楽チン。
エアフロー下のリング部分を「シャコッ」と引き上げると、リキッド注入口が現れます。
すごい便利。
しかも閉じた際の密閉度もしっかりしているので逆流もありません。
そしてタンク容量は堂々の5.3ml!
貴重な漏れない(漏れにくい)アトマイザーでチャージもしやすい。しかも美味しい。
こんなアトマイザー、みんな欲しかったのではないでしょうか?
インプレッション
最初に言っておきます。
(;TДT)「どこらへんがNano!?」
簡単に言ってしまえば漏れないトップエアフローなのに美味しい大容量ビッグサイズRTAだけどデザイン微妙なやつがEngine Nano RTAです。
何人もの方から同じ内容のことを聞いてますので言ってしまいますが、この独特のデザイン、かなり好き嫌いが分かれるようです。
( ・ω・)「もっと無難な感じなら買ったんだけどなー」
あちゃー
さらにドリップチップの形も微妙(私観)。
写真で分かりますがコンタクトは調整不可。
カッコいいは人それぞれなのですが、とにかく見た目で損をしているのは、ほぼ確実です。
肝心のビルドの方
シングルコイルを想定していて、しかもポール2本、穴2つのみ。間違えようが無いくらい簡単です。
ただホールは段違いになっていて、たぶん右利きの人は良いのですが、アタクシのような左利きはコイルの足の向きに気を付けないと組みにくくなります。
吸い方としては見た目通りに、ぶほーっと吸い、ぼわーっと吐く感じが合ってます。リキッドの味をミスト量により感じるような吸い方。ドリップチップも太いです。
デッキを閉じる時にはこの突起を合わせますよ。
精度は高い!
デカイ見た目に似合わず、エアフローコントロールやリキッド供給口のスライド、各部のネジなんかはしっかり作られていて、嫌なガタはありません。
エアフローを絞ってドリップチップを細身に変えると、急に違ったカラーを見せてくれます。
パワーファイター型のプロレスラーが縫い物も得意だったりするイメージ。
Engine Nanoはかなり芸達者なRTAです。
オススメ度
とにかくデカイので、MODに載るか、が重要です。24mmならはみ出さないけど25mmは出る、というのはよくあります。それさえ大丈夫なら充分オススメできます。デザインの好き嫌いはあるかもしれませんが、3日で慣れます。
まとめ
トップサイドエアフローということで、漏れないことだけ期待して購入しました。リキッド容量が多いのは付加価値的なもので、あまり気にしてませんでした。
でも蓋を開けたら何だかよくわからないけど何か美味しい!
オススメしたくてしょうがなかったアトマイザーです。
リキッド補充が面倒だから大容量タンクを買ったのに漏れてがっかり、という方。こいつなら大丈夫です。なぜならアトマイザー下部に穴が無いので物理的にほぼ漏れないんですから。
繰り返しますが、デザインは3日で慣れますw
OBSのRTA、Engine Nano RTAのインプレッションでした。
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