こんにちは。

RBAでコイルを巻く時に、軸として良く使うのがコイルジグや精密ドライバーです。
要するに太さが均一な丈夫な棒があれば、何でも良いのですが、気を付けるのはその太さです。




芯(軸)を何mmで巻くの?


よくVAPE関係のブログなどで


(。・ω・)「今回は2.5mmコアで26Gのカンタルで5巻きしてみました」


なんてフレーズが良く見られます。まるで呪文のようですが、下線部の2.5mmコア・・という部分を要約すると


(。・ω・)「径2.5mmの棒にワイヤーを巻き付けながらコイル作るよ」


という意味になります。
RBAの場合、アトマイザーのデッキの構造や広さと高さによって、設置可能なコイルの大きさ(や数)に差が出てきますが、一般的なのは内径2~2.5くらいのコイルです。
良く採用される理由としては、大きさが丁度よいことも挙げられますが、そのへんで買える精密ドライバーの太さが、だいたい2mmか2.5mmだったりする(中が2mmで大が2.5mm)のも大いに影響していると思います。




内径が違うと何が変わるのか


筒状のコイルの中に詰めるものと言えば「コットン」です。
内径が変わると、詰められるコットンの量が変わります
内径が太いとコットンを多く詰められ、内径が細いとコットンはあまり多く詰められません。


内径太い:コットン多いリキッド保持量多い
内径細い:コットン少ないリキッド保持量少ない


まとめるとこのようになります。
コイルの内径は、そのままコットンに染み込むリキッドの量に関係しています。



たくさん染み込む方がいいんだよね?


そういう考えに至るのは至極当然、なのですが実際にそうとも言えないのが悩ましいところ。


(*´∀`*)「たくさん染み込めばドライヒットしないんだよね?煙もたくさん出るよね?」


内径が太いということは、内部まで熱が通りにくいということでもあります。太いコットンだと表面は乾いているように見えても中心はしっとり濡れていることが良くあります。


( ・ω・)「え?」


熱量の低いコイルだと、コットン表層部のリキッドだけ気化してしまうことがあります。
表面こんがり、中はもっちり。
食パンなら理想的ですが、VAPEだとよろしくありません。コットンが変色して傷んできますし、コイル寿命にも影響してきます。


コイル内径を太くしてコットン量とリキッド保持量が増えた時は、そのリキッドを全部気化させるだけの熱量が必要です。
簡単なのはコイル抵抗値を下げてMODの出力を上げること。
そうすると必然的にたくさん吸ってたくさん吐くことになり、爆煙になります。


内径が細いコイルにすれば、低い熱量でも熱がコットン中央まで届きますから、そこまで抵抗値を下げたりスコー&ブホーしなくても大丈夫です。煙の量はそこそこになります。



( ≧∀≦)ノ「ちょうど良いのが一番だー」



使っているワイヤーが細くて抵抗値が高めになっちゃう方は、内径細い方が無駄無く吸えると思います。


( *´・ω)/(;д; )「ブハーっとやりたいのに‥」


ただ、そのワイヤーでも太いコイルでブハーっと吸いたい方はデュアルコイルにする手段もあります。抵抗値は半分になりますから、出力上げてコットンの中までジュッと炊き上げてしまいましょう。

ワイヤーの細さを生かして、二本束ねてねじり上げ、ツイストワイヤーにしてしまうのも手です。これも抵抗値が半分になるのでオススメだと思います。


(  ̄ー ̄)「逆に抵抗値の低い熱量の高いコイルで内径細くすると、コットン乾いてドライヒットしやすいから気をつけようね」


太ければ良い訳では無く、自分の吸い方や好みに合わせて、ちょうど良い太さを見つけましょう。