![[画像:4eaa54ee-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/4/e/4eaa54ee-s.jpg)
商品名:LIFT(リフト)
メーカー:Innokin
タイプ:STA(siphon tank adapter)
容量:4ml
径:25mm
接続:510
InnokinのBF対応RDA用コンフォーマルタンク、LIFTのインプレッションです。
コンフォーマルタンクとは、航空機の追加燃料タンクの一種で、胴体にピタリと貼り付けて装着するタイプのものです。
このLIFTはRDAの下に接続することで、簡単にRDTA化が出来るタンクユニットです。
似たような製品に、RDAにスコンクボトルを取り付けて使う後付けスコンクキットがありますが、このLIFTはリキッド容量こそボトルに劣るものの、プッシュしなくても吸うだけでリキッドをデッキ内に送り込むことが可能です。
((( ;゚Д゚)))「なにそれすごくない!?」
仕組み自体は簡単です。
桶のようなタンクがあり、真ん中には支柱。
支柱の根元には穴があり、ここからリキッドを吸い込みます。
![[画像:3dc0d3b6-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/3/d/3dc0d3b6-s.jpg)
上側は蓋もなく、桶の縁にはパッキン。
アトマイザーと接続する510のネジ穴の中央には、上部RDAにリキッドを供給する穴があります。下の穴とつながってます。
![[画像:7b670f3a-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/7/b/7b670f3a-s.jpg)
桶の縁の外、外周部にはエアーの取り入れ口があり、回すことで三段階調整が可能です。
![[画像:757727f5-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/7/5/757727f5-s.jpg)
見ての通りコンタクトピン調整は不可です。
準備
まずはRDAへの取り付けですが、RDAにBFピンを装着した状態で、LIFTの上部のコネクターへねじこんで接続すればOKです。コイルやコットンも普通にスコンカーで使うようなセッティングで大丈夫です。
![[画像:aaaf2c34-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/a/a/aaaf2c34-s.jpg)
LIFT側のエアー取り入れ口は(とりあえずは)三段階の真ん中くらいにしておきます。
使い方
タンクからアトマイザーへリキッドを供給させるには、アトマイザー側のエアフローを絞り気味にしてドリップチップから息を吸い込みます。
するとアトマイザー内部の気圧が下がり、下のタンクからリキッドが上がってきます。
LIFT側のエアフローとアトマイザー側のエアフローの開き具合で上がってくるリキッドの量は変わります。
・供給量を最大にするにはアトマイザー側のエアフローを閉じ、LIFT側のエアフローを全開にします。
・供給を最小限にするにはアトマイザー側のエアフローを全開にし、LIFT側のエアフローを閉じます。
取り付けるRDAに合わせて上下のエアフローを調整していくと、普通のRDTAのようにスムーズに供給されるようになる、というわけです。
(。・ω・)ノ゙「先生、めんどうくさいんですが」
![[画像:685d8da7-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/6/8/685d8da7-s.jpg)
そういう方は、とにかく両方全開にしておいて、供給させたい時だけアトマイザー側のエアフロを指で軽く塞いでやればいいです。そのまま吸えば供給されます。
機構も面白く、なおかつ実用性もあるという、さすがInnokinと思わせる拡張パーツです。
インプレッション
RDTAが好きではない方が挙げる理由のなかにタンクの中に垂れたコットンが汚ならしいというものがあったのを覚えています。
LIFTを用いてRDAをRDTA化した場合、コットンは外部から見えません。
美的感覚の冴えた方にはこんなところも魅力的なのかもしれませんね。
SサイフォンTタンクAアダプター的使い方
実はLIFT側のエアフローを全閉しても、リキッドは供給されます。
吸っていると上部のRDAはコイルを中心に熱を放ちますが、その熱でLIFT側のタンク内部の空気が膨張し、その圧力でリキッドが送られるのです。
ただし冷却時には反対に吸い込みが起こり、RDAの機種によってはリキッドの逆流が起こります。
これを防ぐには逆流が起こる前にLIFT側のエアフローを開放し、タンク内に外気を入れる必要があります。
これを読んでいただいて、もう何だか分からなくなってきたと思いますが、コントロールがかなり難しいです。
サイフォン・タンク・アダプターという名前がついているので、本来はこうやって使うのかもしれませんが、本来のRDTAより使いにくくしてどうするのよ、ということもあり、この使用法はアタクシ的には封印することにします。
吸い心地・使い心地はどうですか?
基本的な味の出方などは、上部のRDAの性質に準ずることになります。
(´∀`*)「凝ったデッキのRDAで、RDTAみたいに吸えるってなんか新鮮で面白いね」
アタクシがWasp nano RDTAを気に入った理由がまさにそれで、いい感じのRDAの下にタンクつけてRDTAにした、というのが理にかなっていると思ったからです。
![[画像:b77a396f-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/b/7/b77a396f-s.jpg)
写真ではMaze V3を繋いでいますが、独特のエアフロー構造を持つRDAであればあるほど、LIFTの価値は増していきます。
25mmなんだよねー
最近のトレンドに沿っているのでLIFTの径は25mm。
上部パッキンに収まればよいので22mmでも使えますが、この尖った見た目が嫌な方は25mmのRDAをご用意ください。
存在価値
後付けスコンクキットと目的は似ているように思えます。リキッド保持量を増やしつつ、好きなMODを使えるのは共通の利点です。
ただ違うのは本体サイズが最小限だということ。
リキッド容量は4mmと、スコンクボトルには敵いませんが、抑えられた高さやサイズ感はなかなかのものです。これはLIFTの存在価値として十分だと思います。
オススメ度合い
好きなRDAをRDTA化させたい。
そんなことを一度は考えたことがある方にとっては楽しい拡張パーツです。オススメです。
最初からRDTA買えばいいのに、とか、スコンカーの方がリキッド沢山入るよ、とか言う方にはわからないロマンアイテムです。
ただ、ボトムフィーダーピンが無いとどうにもならないので、そこだけ注意しましょう。
まとめ
使えば使うほどに面白いです。
BF対応じゃない古いRDAに使えないことだけが残念ですが。
こうしたおもしろアイテムを少々堅実なイメージのInnokinが出したということが興味深いですよね。
ぶっちゃけどうしても必要か?と訊かれたら
(ヾノ・ω・`)「いらない」
のですが、一個持ってるとVAPEの楽しさが深まる。そんなアイテムがLIFTだと思います。
![[画像:69f0a785-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/miyan2010-vapebookmark/imgs/6/9/69f0a785-s.jpg)
InnokinのSTA、LIFTのインプレッションでした。
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