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商品名: iStick Pico 21700(アイスティックピコ21700)
メーカー:Eleaf
タイプ:テクニカル
バッテリー:21700or18650(コンバーチブル)
接続:510



EleafのテクニカルMOD、iStick Pico 21700のインプレッションです。



アタクシは何度も繰り返し申し上げてきました。
どうしてEleafは初代Picoのデザインを踏襲しないのか、と。
同じ思いの方が社内に残っていた、のかどうかは知りませんが、紆余曲折()を経て、ようやくたどりついたのが、この最新モデル、Pico21700でございます。


(。・ω・)「感慨ですね」


まさに初代の進化系。
これを待っていた!という方は無数(?)におられるはず。



基本的な性能


・21700もしくは18650バッテリーのシングル駆動
・最大出力100w
・プリヒート機能搭載
・ワッテージモード、バイパスモードの他、Ni、Ti、SS316の温度管理モード搭載、TCR対応(m1~m3)
・ファームウェアアップデート対応
・対応アトマイザーは25mmまで
・2A急速充電対応(USBは台形タイプ)


(=゚ω゚)人(゚ω゚=)「もうこれだけでいいじゃん!!」


きましたね。
もう、待っただけあったよ、という感じ。
現状Eleafが持っている具材を全部載せてきた感じです。



現在のトレンドを踏まえた「今」に最適なPico


ご存知の通り、最近は爆煙派はさらに爆爆煙に、MTL派は真空バキュームに、とニーズが多種多様になってきています。アトマイザー径も主流は22から24、25mmに移行しました。
コイルもクラプトンワイヤーが当たり前になってきましたし、それを複数組み入れたりも最近は珍しくないです。


(*・ω・)「重量級コイルに負けない出力があって、アトマイザー径の制限もないMODがないと厳しいね」


でもってデュアルMODがタケノコのように出まくったわけです。そして売れまくった。
デュアルはでかすぎる、という方は26650MODに行きました。こいつはそんなに売れなかった。


(*゚∀゚)「でも本当は軽くて小さいMODが好きなの!」


やむを得ず使うしかなかったんですよね。ですがそうしたニーズをメーカーは見逃しませんでした。登場したのが


(´∀`*)「21700バッテリー!」


18650よりちょこっと大きくて、パワーも容量も増し増しになった新規格。26650よりも細く軽いです。(スペックを信用するならば)これはすばらしい。


で、メーカー各社対応MODを作り始めたなあ・・というのがちょっと前の話。


(☆゚∀゚)「新作Picoは21700でつくるぞ!」


そんなこんなで天下のEleafが、初代Picoのデザインを踏襲しつつ、使いやすく、性能もアップさせたモデルが本機、iStick Pico 21700だというわけです。
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↑22mmアトマイザーだとこんなふうに周囲に余裕が。


対応アトマイザーは25mmまで。出力も堂々の100w。プリヒートにTCRにアップデート対応とくれば、しばらく玉座に居座る気は満々です。


(☆゚∀゚)「これ買っておけ!間違いないから」


初代Picoの時のセールストーク再び。
ほんと、これだけでいいかも。





注意:今回の記事は個人的思い入れが強いため、かなり長くなります。



外見

IJOYのCapoと高さは同じでした。初代と比べて収納バッテリーが大きくなった分、当然ながらサイズアップしています。

ボタンは3ボタン。ファイヤボタンは前面。カーソルボタン(+と-)は底面というレイアウトは初代picoと同様。
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ファイヤボタンはサイズアップし、膨らみはやや増し、押し代も若干深くなりました。カーソルボタンも同様。三ヶ所共に軽く遊びがあり、クリック感はまあまあ。

ディスプレイは初代より大きくなり情報量も増しました。明るさはちょうど良いです。


バッテリーキャップのデザインが変わり、溝は無くなりました。

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電池は18650か21700を選ぶことになりますが、18650を使う場合はスペーサーを使います。電池を入れて上から押し込みながらキャップをはめる感じです。


※アタクシが購入したものは電池付きのスターターですが、電池には通電しないように丸いシールが貼ってありました。当然剥がさないと使えません。





操作方法


初代Picoから時間が経過しているので、Eleaf系の操作方法もあれからいろいろ変わってきています。Eleafの新モデルに触れていない方は少々表示にとまどうかもしれませんが、大前提の「5連打オンオフ」「3連打で切り替え」というのは変更ありませんので、まずはいろいろ弄ってみるのもいいと思います。すぐ慣れます。


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電源オン状態からファイヤボタン3連打でモード切替えの画面に移行します。
「+」か「-」を押して横にスクロールさせていきます。


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↑M2とM3はマニュアルTCRのモード。VWはワッテージ。BPはバイパスですね。


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↑Niはニッケル、Tiはチタン、SSはステンレスSS316。それぞれ温度管理モードのプリセット。


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最初に戻ってきました。





電源オンオフ:ファイヤボタン5連打
モード変更:ファイヤボタン3連打→「+」か「-」ボタン
温度管理モード中の出力変更:ファイヤボタン4連打→「+」か「-」ボタン

設定モード移行:ファイヤボタン&「+」同時長押し
設定モード時は「+」「-」で項目と値の変更、ファイヤボタンで決定


初代と大きく異なるのはアイコンの並ぶ設定モードです。

※設定モードはワッテージ(W)で吸っている時に呼び出したものと、温度管理で吸っていた時に呼び出したものでは、出てくる項目に差があります。


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↑左端の矢印マークは元の画面に戻るマーク。次の窓みたいなのはディスプレイ表示の内容変更。インベーダーみたいなのはステルスモードのON OFF。右端の温泉みたいなのがプリヒート設定。

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↑でLOGOと書いてあるのがロゴのオンオフ。



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↑Vマークのアイコンはバージョンの表示。

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↑電池マークは電池の電圧がでます。

※温度管理モードでは、M1-3、と書かれたTCR設定のアイコンと、Ωマークのついた、抵抗値ロック、のアイコンが出てきます。



(*・ω・)「このあたりは結構変わったねえ」



メニュー切り替え&設定モードどちらも、こんな風に「+」「-」ボタンで横スクロールします。


設定モードについては、普通にワッテージモードで吸うならあまり変えなくて良いと思いますが、温度管理で使うなら頻繁にいじることになります(抵抗値ロックがある)。
TCRなどの設定を電源オフにしなくても出来るようになったり、地味に使いやすくなっています。




初代と並べてみました


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USB端子は前面なので使いやすいです。

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お兄ちゃんと弟
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キャップのデザインが変わり溝が無くなったので、ここのホコリをつまようじで取ることも無くなりました。ファイヤボタンは初代よりも膨らみが大きいので、押しやすいです。
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数ミリの違いで見た目は大きくなった気がしますが、使ってみるとやっぱりPico。半ステルスMODとして掌に収まる感覚は健在です。
塗装の質感は初代と全く変わらずなかなか良い感じ。
2018年を代表する名機となりえる存在感が感じられる機種です。




インプレッション



( ゚∀゚)人(゚∀゚ )「もうなんでも褒める!」


何が良いのかと言えば、21700バッテリーを使用して初代と同じ設計思想で、基盤性能を上げて仕上げたということに尽きます。


・高さを抑えるバッテリー収納方式。
・基本操作は簡単ながら設定は詳細に出来る。
・掌にしっくり収まる半ステルス。
・クラシックカメラのような秀逸なデザイン。


全部初代と同じ!
良いところは引き継ぐ。よくやった、それで良いのだ!

そして電池保ちとパワーが段違いに改善。
もちろん2A急速充電対応。
主流の25mmアトマイザーも余裕で載る。
21700機なのに半ステルスでコンパクト。
ゴツいコイル用にプリヒートも最初から搭載。
ファームウェアアップデートで長く一線で活躍。



( ≧∀≦)「これ以上何を望むのさ」



完璧でごさいました。



(*・ω・)「この世に完璧なものなんて無いんじゃなかったの?」



いじわるじゃないので、無理矢理に欠点を見付けたりはしません。
現状では全ての面でベターではなくベスト
ただ、強いて言うならば、初代Picoにある「初心者向け・無難な入門機」という(光栄な)イメージがどうしてもつきまとう為、自称「上級者」は使用をためらうことがあるのかもしれません、が、そんなの好きにすればいいよねー。



ただし・・


この機種を購入したならば、恐らく21700電池での運用が前提となるでしょう。
スターターキットに同梱されていたから今は良いのですが、2018年春の段階で、この規格のバッテリーの国内流通量が極端に少ないことが気になります。
リチウムイオン電池は個人的に輸入しようにも、いろいろと厄介だったりします。当然Pico21700を長く使おうとすれば予備電池の問題は切り離せないのですが、流通、そもそも生産の問題はアタクシには不明なところが多すぎて分かりません。というか近いサイズの20700とどちらがVAPEで主流となるかもわかりません。20700でも使えそうなんですけどね。
これはMOD本体の性能や使い心地とは無関係な話ですので、製品の評価は変更ありません。





オススメする!


アタクシの個人的な感想ですが、VAPEを楽しむ方、楽しもうとしている方であれば、基本的にどんな方も納得して使える機種だと思います。デザインが気に入らないならそれは仕方ないです。アタクシはカレー大好きですが嫌いな方も居るでしょう。デザイン以外で「ぜんぜん良くない」と思う方はVAPEを知らないだけです。知れば考え方も変わります。




まとめ



今年の年末に2018年のベストスターターキット賞なんてものがあれば、ノミネート、いや優勝する可能性大、と言える製品です。EleafがこれだけやるとJoyetechがどう出てくるかも気になります。今から楽しみですね。
今回、個人的な思い入れもあり長い記事となってしまいましたが、表現が稚拙で申し訳ないと思っています。もっと魅力を伝えたかった!です(提供・報酬は一切ありません。何も貰ってないで書いてるから信用してね)。


Pico21700は


(*゚∀゚)「もうこれだけいいやー」


というレベルのMODです。
安心しました。Eleafはすごい。


ただ願わくば、再び迷走しないで欲しいなと。


(((( ;゚д゚)))


何となくですがPico Squeeze21700(仮)とかいろいろ出てきたら要注意かもしれませんw






EleafのテクニカルMOD、iStick Pico 21700のインプレッションでした。



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