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商品名:Fodi F2(フォディエフ2)
メーカー:Hcigar
タイプ:RDTA(2ポスト・シングル用)
容量:2.5ml
径:22mm
接続 :510


Hcigarのシングルコイル用RDTA、Fodi F2のインプレッションです。




何を今更・・という感じでしょうが(発売から約一年半)お付き合いください。
ちょっと時間を遡りますと、GeekvapeのAvocado Genesisのヒットを受けて各社が次々とRDTAを発売した時期がありました。
今でいうとMTL向けRTAの勢いと似てるかもしれません。

RDTAはRDAにタンクを「ポン付け」したような構造なのですが、もともとRDAが爆煙向けなので、必然的にRDTAも「爆煙寄り」な商品が多勢を占めていたわけです。
ですが


「そうは言ってもシングル運用したいよね」


というユーザーも居たし、しかもそれが結構増えてきました。


(*・ω・)「それじゃあ作るか」


ここで生まれたのがwotofoのSerpent RDTAだったり、このFodi F2だったりします。
その後RDTAは時流に合わせて径が大きくなり、タンクも大容量化します。
RDAもジュースウェルを深く設計したものが多くなり、タンク部分がガラスか否かでのみRDAかRDTAか区別するしかないほどにまで、よく分からない感じになりました。


※最終的にこの流れは、MTL向けシングルコイル用ボトムフィーダー対応RDTA(!!)である、Nixon v1.5(Gasmod)の登場で一段落ついた感じです。



(。・ω・)「で、なんで今更新商品でもないコイツを取り上げるの?」



新商品でもないアイテムばかり取り上げてきたので、苦情を言われるのは既に筋違いなんですが、理由はちゃんとあります。
このFodi F2は今となっては貴重な22mm径で、ボトムエアフローのシングルコイルビルドに特化したRDTAだということ。同条件を満たすアトマイザーはSerpent RDTAくらいのもの。
しかもSerpent RDTAと違うのは、Fodi F2は現在花盛りのMTL運用に適したアトマイザーなのですー

しかもまだ普通に買える!




Fodi F2の主な特徴


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・22mm径でシングル向けRDTA
・リキッドの容量が2.5mlとそこそこある
・色はブライトなシルバーと黒と確かゴールドもある
・質感が良い(Maze v3に似てる)
・エアフロー調整によりドローをかなり重く出来る
・堂々のボトムエアフロー
・ビルドに使えるスペースが広いので、コイルが太かったり長かったりしても、まず、置ける


逆に目立った欠点はというと


・コンタクトピンは調整不可(ネジすら切ってない)
・リキッドチャージ用の穴を使用するためにはゴム栓を毎回外す必要がある
・コイルを固定するポストに穴が無く、ワイヤーは緩めたネジの隙間に挟む方式
・付属ドリップチップの固定部がやたら細く、抜けやすい(他のアトマイザーに付けるとスカスカ)


こんな具合です。




クセのあるデッキだが自由度は高い


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トップキャップを外すと存在感抜群のポストが現れます。
天面のプラスネジを緩めると金色のパーツが浮くようになりますので、その隙間にワイヤーを挟む構造です。
ただし、ネジを締め込むと金色のパーツごと時計回りに回転します。固定の為にややトルクを掛けて締め込む場合に、特に大きく回転します
当然ですが挟んでいるワイヤーも回転に合わせてズレます。


(((( ;゚д゚)))


ベロシティタイプに慣れていると、一瞬どうしたら良いか分からなくなりそうですが、ここは冷静に。



解決策


真上から見た場合

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①常にポストの左側面でワイヤーを挟むようにし、はみ出した分はポストにやや巻き付けるような感じにします。
②2か所のネジを締め込むと、コイル全体が左上へズレますので、あらかじめ最初から少し右下に設置しておきます。ズレた位置でドンピシャにすればいいんです。
③最終的にはコイルジグやドライバーで位置修正して完成です。



このデッキ、コットンを落とすホール同士の距離がかなり開いているのに気が付きませんか?
つまり、かなり長いコイルを設置したとしても、コットンを自然な形でタンクに落とすことが可能です。
またエアーの吹き出し口からも距離があるので、伝い漏れの防止にも繋がっていると思われます。

ポスト自体も片側に寄せた造りになっているので、コイルに関してかなりの長さと太さに対応していることが分かります。シングル前提とはいえ(デュアルでも組めますが)ここまで自由度を高くしているのは驚きです。

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※ただし上部に関してはそれほど余裕はありませんので、天井への接触には要注意です。



エアフロー調整はトップキャップを被せた後、そのトップキャップを回転させることで行います。
RDTAとは思えないほど小さな穴が連続して空いており、これをいくつ使用するかでドローの重さを段階的に決めています。

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一個だけ使用すると、予想通りのタイトドロー。
ただしNautilusのような「針穴」ドローではなく、無理なく吸える程度なので、コイルの冷却にはそこまで神経質にならなくて良さそうです。


フレーバーチェイサーとして発売時から注目されていたFodi F2ですが、ここに来てようやく時代の方が追い付いてきた、のかもしれません。






インプレッション



このFodi F2。人によってはかなり嫌われていて、その理由というのが

・漏れる
・リキッドチャージの際にゴム栓を外すのが面倒
・コイル固定の面倒さ

上記の3点にだいたい集約されます。

RDTAですので、横倒しや逆さにすれば漏れますが、ここで言われる「漏れる」は恐らく空気吹き出し口にリキッドが入り込む場合を言っているのだと思われます。
確かに吹き出し口の周囲に段差など無いので、伝い漏れには弱そうですが、正直なところ普通に(いや、割と雑に)ビルドして吸っていても漏れた経験が無いので、きっとほとんどの方は大丈夫でしょう。

チャージの際に外すゴム栓なんですが、アタクシは無くすのが嫌なので取り外したまま使っています。この本末転倒な感じは置いといて、実際どうなのかと言えば、特に問題はありません。
もう別に無くなっても全然困らないんだよねー


コイル固定の面倒さについては納得ですが、一度や二度組んでみてどうのこうの、では無く、使い続ける中でどうなのかというレベルなら、別に気にならない、といったところ。


これらの3点を理由に購入を取りやめた方は、もう一度考え方を変えてみるのもどうでしょうか?




デッキの自由度が高いと何かいいことあるの?


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RBAの場合、自分でワイヤーを丸めてコイルを作ります。
巻き数を増やせば抵抗値は上がりますが、コイルは長くなります。
アトマイザーごとに取り付けられるコイルの大きさには限界がありますので、その制限内で目標の抵抗値にしたい場合、ワイヤーの素材や太さについても考慮する必要が出てきます。

だいたいどんな大きさのコイルでも設置できるとするならば、考慮する事柄がぐっと少なくなりますので、要するにアタマをあんまり使わなくても、目標の抵抗値に近いビルドができるわけです。

これって意外に大きなメリットです。


※ただ、ワイヤーの固定に用いるネジがプラスネジの為、力をいれるとネジ山を破壊してしまう可能性があります。締める(弛める)際のコツとしては、押し付ける力「8」に対して回す力「2」ぐらいを心がけて作業してください。






結局美味しいの?


(*゚∀゚)「美味しいに決まってるのよー」


エアフローコントロールは全開にしてもスカスカにはなりません。
かと言って穴一個でもキツ過ぎるわけではありません。
何が言いたいのかと言えば、これは変速機で言うところのクロスレシオ。
実用範囲内でかなり細かく、刻むようなセッティングが出来るということ。

お気に入りのリキッドを手間を惜しまずに最適なセッティングで吸おうという方にとっては大歓迎の仕様ということになると思います。

コイルの自由度が高く、エアフローコントロールは細かくセッティングできる、となれば不味い訳がないのです!




おすすめできるか


わざわざこんな時期に新商品でもないRDTAを紹介した理由を考えれば当然なのですが、フレーバーチェイサー、特にMTL寄りのセッティングが好きな方。
それに22mmアトマイザーの味とサイズにこだわりがある方。
一度試してみても損は無いと思います。




まとめ


写真を見ると細かいキズなどの所謂「使用感」が結構出てきています。
裏を返せばこれはアタクシの使用頻度の多さを物語っています。
もっと簡単にビルドできるアトマイザーも多いのに、何故だかこれを選んでしまっていたことに、ようやく最近気づきました。

恐らくビルドの面倒さと、自分のスタイルで美味しく吸えることを天秤にかけた結果がコレ(傷など)なのだと思います。

雨後の筍のようにRDTAが発売されていた時には気づきませんでしたが、このFodi F2のように再評価に値するアトマイザーはもっとあるのかもしれませんね。



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Hcigarのシングルコイル用RDTA、Fodi F2のインプレッションでした。