素グリとは「香料の入っていないグリセリン」のことです。
VAPE(電子タバコ)のリキッドの主原料はこのグリセリン(VG:ベジタブルグリセリン)です。


(*・ω・)「オリジナルリキッドを作る人はいいけど、そうじゃない人には必要無いよねえ」


もちろん自作リキッドに欠かせないアイテムではありますが、それ以外にも用途がいろいろあります。特に自分でコイルを巻くRBAで吸われている方には、おすすめのアイテムなんですよ。


※ここではVG:ベジタブルグリセリンを指して話を進めておりますが、同じくリキッドの主原料であるPG:プロピレングリコールとの混合液でも問題ありません。むしろこちらの方が使いやすいかもしれません。




あると便利なグリセリン


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別に手指の保湿に使用しても良いのですが、今回はVAPEに限った用途で、ということでご紹介いたします。


(。・ω・)「どこで売ってるの?」


薬局・・でも販売していますけれど、通販サイトで探せば高純度のものを安く大量に入手できます。オススメはオリジナルリキッドの材料にもなるVG:PG混合液。出来ればVGの比率が高い方が良いですが、そこまで考えなくてもいいと思います。


(。・ω・)「買ったけど、何に使うの?」




用途①コットン臭を飛ばす時に使用


RBAでコイルを巻いた後にセットするのがコットン。
ただし、そのまま吸い始めるとコットン特有の綿臭さが際立ち、正直不味いです。
なので、コットンをセットしたら少量のリキッドを垂らしながら息を吹きかける、という工程を複数回繰り返し、綿のニオイを飛ばします。


(*・ω・)「吸わないのにリキッド消費するのもったいないなあ」


そんな時に素グリを使うのです。


普通のリキッドと違い香りが無いので、シューシューやりながら周囲に細かい飛沫が飛んでも被害はほぼゼロ。それから吸いたいリキッドがまだ決まっていない場合は、このまま数日置いておいても特に問題ありません。すでにコットン臭は消えていますので、リキッドを入れたらすぐ美味しく吸えますね。この「スタンバイ状態」を作れるのは素グリならでは。




用途②パッキンに塗る


特にRDAの場合ですが、洗浄と乾燥を終えた状態で(リキッド補充の際など)トップキャップを付け外しすると、パッキンに負担が掛かる場合が多いです。乾燥したゴムやシリコンに金属を擦り付ける訳ですから、自転車のブレーキシューのように摩耗して減っていきます。最悪の場合切れてしまいます。


(*゚∀゚)「ひらめいた!」


使い方としては洗浄した後はキャップを外したまま乾燥させ、パッキンに素グリを薄く塗った後でキャップを被せる、というやり方です。これでパッキンの寿命が段違いに伸びます。
もっと早く気付いてやっておけばよかった・・




用途③トリックの練習


グリセリンは普通のリキッドと比較してかなり安いので、VAPEトリック(輪っか吐く)の練習に使えば大いに節約になります。本気で練習している方は、長時間爆煙寄りのセッティングで吸い続ける(吐き続ける)ので、長い目で見ても見なくてもその差は歴然です。
部屋に匂いがこもるのも防げます。





いかがでしたでしょうか?
最近はリキッドの価格も下がり気味で、以前より自作リキッドを作る機会は減りましたが、素グリの消費が無くなることはありません。結構使っているんですね。
VG単体よりPGが多少なりとも混ざっている方が良い、というのはPGには殺菌効果があり、混合させることでVGが痛むのを防げるからです。

安価ながらVAPEライフをより快適に出来るアイテムとして、ぜひ一家に一本常備してみてはどうでしょうか。