今でこそ落ち着いていますが、数年前に「自転車ブーム」というものがありました。


良心的な価格で購入出来るクロスバイクが登場し、これが都会の交通事情にマッチしていた結果、空前の自転車ブームが起こったのです。
同時期に日本国内を席捲していた「エコ」ブームと化学反応を起こし、環境にやさしく健康にも良い通勤手段として、加速度的に多くの人たちに受け入れられたようです。
自転車を題材にしたマンガも注目され、それこそ老若男女問わず、自転車に注目が集まりました。


クロスバイクに乗り慣れてくると、そこからサイクルスポーツの分野に足を踏み入れる方も当然出てきます。当時最も目立ったのは、クロスバイクから始めてロードバイクに乗るようになり、レースにも出るようになる、というパターン。


誤解を承知で言ってしまうと、日本の自転車レースというのは競技人口の割にレベルの差があまりないというイメージです。一流選手は一握りしか存在せず、それ以外の方の実力はほとんど同じかもしれません。

※「そんなことは無い!」という方もいらっしゃるでしょう。「そんなことは無い」場合もあるのだと思います。ごめんなさいね。

しかし、これは悪いことではなく、本当に自転車に乗り始めたばかりの方を除けば、ベタランも初心者も一緒に楽しめる(楽しみやすい)ということでもあるのです。
ベタランの方から、公道での危険回避の仕方やハンドサインを教えてもらったり、交通法規についてレクチャーされたり、疲れにくい走り方や姿勢を学んだりと、初心者にとってのメリットは計り知れません。





そんなこんなで自転車にハマってくると、海外の格式あるレースを見てみたくなったりするのです。
どんなスポーツでも一流選手の真似をすることは、上達の早道と言われますしね。
初見で「おおっ?」っと感じるのは、風への対処。
原付バイクぐらいの速度(時速30km)でも、向かい風の影響はかなり受けます。高速走行するロードバイクにおいては、向かい風をどう受けて、どう流すかにより速度と持久力に大きな差が生まれます


冬季オリンピックで注目された「チームパシュート」は先頭の選手が向かい風を受け止めながら滑走することで、後続の選手が同じ速度で滑走しているにも関わらず、エネルギーの消費を少なく抑えることができるのです。
自転車レースの世界でも、チーム戦では同様の戦術が採用されることが多いです。
もちろん超高速のモータースポーツでも、前方から受ける風をどう処理するかを、車体設計の段階から考慮しているのは言うまでもありません。速度が上がると影響でかいしね。




この「風を受けた物体の後方に発生する空気の流れ」をスリップストリームと呼んでいます。



スリップストリームは渦状に空気を巻き込んでいる為、効果範囲内では部分的に追い風として作用します。前に向かって進んでいるのに、追い風が吹いているのですから無茶苦茶楽ですね。
ちなみに自転車の速度世界記録は、このスリップストリームを利用して打ち立てられたそうです。
レースで使わない手はありません。



しかし



理屈を知ってしまうと使いたくなるものです。
結果的に、少し頭の弱い自転車趣味の方が、大型トラックの真後ろにピタリと張り付いて走る行為が横行したのです。様々な分野のレースで(スリップストリームを戦術に取り入れるという意味で)使用される場合は、当然プロフェッショナル同士の相互理解があるので成り立ちますが、この場合は相手は見ず知らずのトラックドライバーです。後方の自転車に配慮する義理はありませんし、そもそも見えない場合が多いです。


命に関わる危険行為であるので絶対にやってはいけません。






(*゚∀゚)「本題がはじまるよー」






コイルの裏側に空気を当てる


RBAにおいて、エアの吹き出し口とコイルの位置関係はとっても大事。
コイルにエアを当てるということは


・コイルの冷却
・ミストの発生


という二つの効果があるわけです。
アトマイザーごとにエアフローとコイルのレイアウトには工夫が凝らされていて、それを踏まえて自分の好みの設定を見つけるのがRBAだけでなく、VAPEそのものの醍醐味の一つかもしれません。



(*゚∀゚)「でもさあ、コイルに風を当てるのはいいんだけど、コイルの裏側は大丈夫なの?」



当然の疑問です。
コイルの表側にだけエアが当たるなら、裏側はミストがあまり発生しないだけでなく、コットンが焼け焦げてしまいます。


でも、そうはなりません。



slip

余程「変なセッティング」をしない限りは、コイルに当たった空気は上の図のように、コイル後方に巻き込まれるような渦を作り出します
直接エアを受け止めなくても、このように後方の渦がコイル冷却とミストの発生を促しているのです。
ただし、渦にならずに後方へと流れていった空気の分だけ、効果はやや低くなります。ムラが全く無い訳ではありません(ほとんど無いですけど)。


※最近は2WAY、または3WAYエアフローという感じで、コイルに対して異なった方向から同時にエアが当たるような構造のアトマイザーもあります。
コイル表面に万遍なく空気が当たるので、ムラ無くコイルが冷却され、ミストも均一に発生します。
こうしたアトマイザーの場合、空気の渦はコイルの裏側では無く、別のスペースで発生することになります。


コイルへの空気の当て方ひとつ取っても


・狭く強く当てる
・広く弱く当てる
・中くらいに中くらいで当てる


など様々なセッティングが考えられます。
それぞれ渦の出来方は違うでしょうから、そういうことを意識してビルドすると、プラシーボ効果的な脳内変換も手伝って美味しく吸えるかもしれませんね。




ではまた!







※本文中の表現で、読む方によっては適切ではないと感じるものがあったかもしれません。申し訳ございません。たぶん二度としません。記事内容については今回も話半分程度の認識でお願いいたします。