給料日後。
銀行のATMには大行列が出来ますね。
下手すると20分くらい掛かります。
ネットバンキングなどを使用すれば、この列に参加する率はだいぶ減るのですが、それでも「現金」を引き出すことが無くなる訳ではありません。
引き出すだけならば、コンビニのATMでいいや、という方はかなり多いです。
アタクシもこの前、何となく立ち寄ったVAPE屋さんで残り一個という品物を見つけ、最終的にATMに向かいました。嗚呼‥‥
(* ゚∀゚)「でもさー、みんなで引き出したらATMの中のお金、無くなるよね?」
無くなる前に補充、というのは当然だと思いますが、あまりそんな光景は見かけません。
さて、何故なんでしょうか。
コンビニATMの仕組み
銀行の物と比べると幅や奥行きもコンパクトサイズなのがコンビニATM。
さぞや中に入れられるお金も少額なんだろうなと思います。
ちなみにコンビニATMでの取引で一番多いのが「引き出し(出金)」だそうです。
繁華街のコンビニなんて毎日お金入れないと間に合わない気がします。
ですが
実際はそんなことにはなりません。
毎日お金の補充が必要なコンビニATMはありません。
(ヾノ・ω・`)「いやいやありえないって」
先程、一番多い取引が「引き出し」だと言いましたが、それは件数ベースの話です。
件数は少なくとも「預け入れ」は存在します。
(´・ω・)y-~「でも引き出される分をカバー出来ないでしょ?」
それが出来るのです。
「夜間金庫」
というのをご存知でしょうか?
銀行の業務のひとつで、夜遅い時間まで営業しているお店へ向けた、売り上げ金預かりサービスのことです。
銀行の営業時間外に、専用窓口からお金を受け取り、翌日まで安全に保管してくれます。
お店に現金を置いておくと泥棒に狙われやすくなるので、その対策に利用しているところも多いです。
実は今、コンビニATMにはこの「夜間金庫」の役割が付加されています。
様々なお店から、その日の売り上げ金が集まってくるのです。
預け入れの件数は少なくとも、集まる金額はかなりのものです。それはコンビニATMの1日の引き出し総額をカバー可能な額になります。
(* ̄∇ ̄)「そ、そんなに?」
仮にそれでも足りなかったとしてと、預け入れ額が不足することは、ほとんどありません。
それはそのATMが設置されているコンビニの売り上げも、そこへ預け入れされるからです。
この仕組みにより、ほとんど自己完結的に運用されているのがコンビニATMなのです。
※そうは言っても金種の偏り(万札が増えすぎる等)は発生しますので、たまに調整は必要です。
すごいですね。
これなら安心して利用できます。
とんでもないシステムを作り上げたもんですね。
コメント
コメント一覧
コンビニATMがドル箱と呼ばれていた理由が分かりました。なるほど。
しかし、キャッシュレス化が進み、収益には陰りが見えてきているそうな…これも時代の変化ですね。
実際、一度も現金に触らずに買い物する機会は増えてますよね。
自分の給料も、一度も引き出されることなく、どこかへ消えていったりします。
どこに行ったんですかねえ(白眼